"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

それでも春は膨らんでいます

2011年03月20日 11時12分57秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧二月十六日。月は早朝に満月となりました。4時9分には19年ぶりに月と地球が接近し、それに先立って3時10分に南中時今年最大の視直径、つまり明るく大きな月、スーパームーンを迎えました。部屋に差し込む月明かりが眩しいほどです。晴れていれば灯りの無い場所でも、この月の灯りでほんの少し不安がぬぐい去れるのかなと、ふと思いました。

 今回の大震災、北関東から東北の太平洋沿岸を襲った想像を遥かに超越した大津波。亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げます。行方のわからない方がどこかでご無事であればと祈るばかりです。そして、不安に包まれている被災者の皆さんにお見舞い申し上げます。

 明日は二十四節気の【春分】

日天の中を行きて昼夜等分の時なり
            『暦便覧』(天明八年/1788年出版)

 春の真ん中なのです。見上げればハクモクレンの蕾がはじけ0318mokuren、柳の細い枝には新緑が芽吹き、桜ももうすぐ、という頃を迎えています。 東京もあの日以来、当たり前の日常とは違う日々が続いています。被災地が、日本がこれから先どうなってゆくのか、一人一人が何をしてゆかなければならないのか、前を向いてしっかり考えて行く時です。昨日より今日、今日より明日が確実に少しずつでも良くなって行く、ということを信じて。春はしっかり膨らんできています。(写真は月島の渡船場跡に根を張るハクモクレンの老木です)


立川吉幸・泉水亭錦魚の『居酒屋寄席』やります

2011年03月02日 11時13分57秒 | 主催する催し

 旧正月二十八日。冬と春が凌ぎ合いをする頃です。20℃近くまで気温が上がったかと思えば、翌日には小雪が舞うという行ったり来たりの陽気が続いています。0302fukujusou 暖かい日には沈丁花の香りがどこからともなく漂ってくるようになりました。
 庭園では、野草が芽吹き青々してきたところに冬の名残の福寿草がアクセントのように咲き
(右の写真のような感じです。新宿御苑にて)、木々では梅と早咲きの寒桜や河津桜が見頃を迎えています。色彩が乏しく殺風景だった緑地もだいぶ賑やかになってきました。春本番はもうすぐです。

 “暮らしのリズム”が主催するイベント『居酒屋寄席』次回開催が決まりました。今回の出演は立川吉幸さんと泉水亭錦魚さん。共に成長著しく将来が楽しみな若手です。「目には青葉 山時鳥 初鰹」清々しい5月、旧卯月の頃、落語と季節の味覚でお楽しみ頂きたいと思います。お誘い合わせの上、皆様のお運びを心よりお待ちしております。


“暮らしのリズム”presents
『居酒屋寄席~目には青葉の会

出演:立川吉幸、泉水亭錦魚
日時:平成23年5月14日土曜日 18:30開場 19:00開演
場所:渋谷・居酒屋ニュー信州 
渋谷区渋谷3-20-16(03-3797-6966)
料金:3500円
(先ずの一杯と季節の味覚のお楽しみつき)
   30席限定要予約

0303kikkou_3 立川吉幸
昭和48年千葉県勝浦市生まれ。平成9年立川流きっての奇才、二代目快楽亭ブラックに入門。前座名ブラ房を名乗る。平成17年8月立川談幸門下に移り吉幸と改名。平成19年7月に二つ目昇進を果たす。“暮らしのリズム”『居酒屋寄席』には平成19年12月以来二回目の出演となる。前座時代から果敢に大根多に挑戦し、小気味よい江戸前の語り口に定評がある。

『立川吉幸のホームページ』
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=t_kikkou


0302kingyo_2 泉水亭錦魚

昭和51年岐阜県揖斐郡生まれ。平成11年立川談志に入門。前座名談吉を名乗る。その後談一、千弗と改名。平成19年7月に二つ目昇進を果たし、泉水亭錦魚に改名する。江戸の古典を中心に、現代的感覚を散りばめたオリジナリティ溢れるスマートなスタイルが魅力。ますますの成長が楽しみな逸材である。

『錦魚のブログ お知らせ編』
http://sensuiteikingyo.cocolog-nifty.com/blog/

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