"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

『居酒屋寄席~立川談修真打昇進記念の会』フライヤー

2013年04月22日 16時12分15秒 | 主催する催し

 旧三月十二日。抜けるような青空。でも北風が冷たい冬晴れのような朝です。

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月20日(土)に開催する、“暮らしのリズム”落語会『居酒屋寄席~立川談修真打昇進記念の会』フライヤーが出来上がりましたので、アップします。皆様のお運びを楽しみにお待ちしております。どうぞ、よろしくお願いします。

0422flyer “暮らしのリズム”presents
【居酒屋寄席~
立川談修真打昇進記念の会】
出演:立川談修 立川こはる
日時:平成25年7月20日土曜日
    18:30開場 19:00開演
場所:渋谷・居酒屋ニュー信州 
   渋谷区渋谷3-20-16 tel.=03-3797-6966
料金:3500円
(先ずの一杯と季節の味覚のお楽しみつき)
30席限定要予約



立川談修出演の落語会

?『立川流日暮里寄席"立川談修真打昇進披露興業"』
 ◆5月7日(火)
  三四楼、志らべ、談慶、里う馬
   ー仲入りー披露口上、龍志、談幸、談修
 ◆5月8日(水)
  幸之進、談奈、志遊、左談次
   ー仲入りー披露口上、ぜん馬、談之助、談修
  18:15開演 前売1,800円、当日2,000円
  日暮里サニーホール(ホテルラングウッド4F)
  http://tatekawaryu.com/

?『立川談修真打昇進披露落語会』
 ◆6月9日(日)
  談吉、雲水、左談次、志の輔
   ー仲入りー披露口上、ふくろこうじ、談修
  18:30開演 前売4,500円、当日5,000円
  国立演芸場
  チケットぴあ(Pコード:428-074)

立川こはる出演の落語会
?『第六回こはるパラダイス」
 ◆5月21日(火) 19:00開演
   前売1,500円、当日1,800円
  横浜にぎわい座小ホール「のげシャーレ」
  メール予約受付中→メールフォーム

?『第十回立川こはる勉強会』
 ◆6月15日(土) 14:30 / 18:00開演
   前売1,500円
  高円寺・ギャラリー工(予約受付中)


【菜種梅雨】の頃に思い出すこと

2013年04月21日 11時40分23秒 | 季節のおはなし

 旧三月十一日。二十四節気では昨日から【穀雨(こくう)】に入りました。

春雨降りて百穀を生化すればなり。
          『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 4月の下旬になろうかというこの頃にしては、寒く、冷たい雨が降っています。まさに穀物種子を芽吹かせるための雨、ということなのでしょう。この雨、長引けば「菜種梅雨」となります。
 野原を彩っていた菜の花は終わりが近くなり、花が終わったところは、種が実っています。0421shanghai種はそのまま地に散れば来年また目を出し花を咲かせることでしょう。
 上海で暮らした時、この季節少し郊外に出ただけで眩しいほどの菜の花畑が広がり、目を楽しませてくれたことを思い出します。農家が畑やで育て、種が採れると搾油所に持って行って買い取ってもらうそうです 大きな規模ではなく住人にしてみれば、僅かな現金収入にしかならないでしょうが、各家から集まればそれなりの量になるのかもしれません。(写真は、2009年3月28日。上海市青浦から中心部に向かうバスの車窓より)
 ついでになりますが、菜種の季節
が終われば、ワタの種を撒き、秋には綿花を収穫し、年配の女性がいる家庭では糸を紡ぎ織物を作っていました。暮らしぶりの近代化で、そういう家庭は急激に少なくなっている、と聞いたのが4年前ですから、今はどんな風景になっているのでしょう。季節の移ろいに合わせて住居の周りを有効に活用する、たいへん質素ながらも生活の知恵を感じたものです。そのコットンは素朴でいい風合いをしていて、シャツを一枚仕立ててもらいました。なぜだか菜種梅雨の頃になると、そのことを思い出します。

 ん~。何か種を撒きたくなってきた。よし!植木鉢
で香菜を育てようっ


『Witchenkare(ウィッチンケア)』vol.4に書きました

2013年04月05日 18時58分16秒 | ご挨拶とお知らせ

 旧二月二十五日。今日は二十四節気の【清明(せいめい)】です

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れるなり。
          『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 東京では、本来この頃が桜に見頃となるはずですが、染井吉野はすっかり終わり、目を楽しませてくれるのは八重桜へと移っています。ケヤキやイチョウといった落葉樹の新緑も芽吹き、公園や街路樹が一層華やかになってきました。

 毎年この時期に刊行されるインディーズ文芸創作誌Withenkareの第4弾が4月1日に発行されました。大学時代の先輩で同じ町田育ちライター・編集者として活躍されている多田洋一さんが制作責任を担っています。0405wtk4 創刊号から3年。号を重ねるごとに蒼々たる執筆者が加わり、このvol.4では、30人の書き手が個性的な作品を披露しています。

 創刊号からお誘い戴き、まずは“暮らしのリズム”について書き、続いて「旧暦」のお話、前号では「手前味噌」、と“暮らしのリズム”に深く関係することを寄稿してきました。今回は、ぐっと個人的な話を、という要望もあり、暮らして8年になる月島のことを書きました。文体もこれまでの敬体から常体に変え、普段語りのようにサラッとした内容になったかと思います。

 わたしの作品はともかく、他の執筆者たちの素晴らしい作品がぎっしり詰まっていますので、ぜひお手に取って、お読み頂けると嬉しいです。
大きな書店の他、Amazonでも取り扱っています。ぜひよろしく。

Witchenkare(ウィッチンケア)第4号 Witchenkare(ウィッチンケア)vol.4
価 格:¥980(税込)
発売日:2013-04-01


祝真打ち!立川談修師匠『居酒屋寄席~真打昇進記念の会』もやります

2013年04月02日 16時52分55秒 | 主催する催し

 旧二月二十二日。この頃じっくり月を眺めていないなぁ。というほどはっきりしない天気が続いています。七十二候では【雷乃声発(かみなりすなわちこえをはっす)というこの頃。そもそも桜の季節は天気が愚図つくようです。冬と夏の天気が凌ぎ合い、突如暖かい日があったかと思えば雪がちらついたり、はっきりしません。安定した暖かい春はもう少し先まであずけかな。

 落語
界から朗報です。4月1日、落語立川流・二ツ目立川談修さんが晴れて真打ちに昇進を果たしました。おめでとうございます。
0401danshu_2  立川談修師匠は、昭和48年千葉県に生まれ
平成7年立川談志に入門。専修大学卒業に因んで「談修」と命名されました。平成15年10月二ツ目に昇進果たしています。11月には“暮らしのリズム”が主催する『居酒屋寄席』の第一回目に今は亡き立川文都師匠と出演され、初々しい羽織姿で高座に上がり「目黒のさんま」を聞かせてくれました。以降『居酒屋寄席』には昨年4月までに計7回ご出演頂いています。平成22年2月に行われた『第7回 伝統芸能祭グランドチャンピオン大会』では見事優勝を果たしました。平成23年11月21日に亡くなられた師匠・立川談志の生前に真打ち昇進が認められ、没後1年4カ月が経った今年4月1日に晴れて真打ち昇進を果たしました。

 僭越ながら談修師匠のことをご紹介させて戴きます。彼はとても真面目で素直な性格の持ち主であると思います。芸に対しても妥協することなく真剣に向かい合っている姿を、高座だけでなく様々な場面で感じてきました。落語において、若い頃は時にそれが固さになってしまうところもありましたが、ここ数年は堂々たる風格が身についてきたと思います。高座での彼は、もはや余裕すら感じられ、ウィットに富んだ魅力的なものへとなってきています。これから年齢を重ねることによって、ますます味が出てくるような、そんなさらなる伸びしろを持ち合わせていますプライベイトでは今年1月21日のお誕生日に入籍もされました。ますます大きく羽ばたいて戴きたいと思います。

 “暮らしのリズム”では、真打ち立川談修師匠の
誕生を記念して恒例の落語会を開催することにしましたご縁でしょうか『居酒屋寄席』は今回が二十回目の節目となりました。お誘い合わせの上、ぜひ皆様にお運び頂きたいと思います。

“暮らしのリズム”presents【居酒屋寄席~立川談修真打ち昇進記念の会】
出演:立川談修 立川こはる
日時:平成25年7月20日土曜日
    18:30開場 19:00開演
場所:渋谷・居酒屋ニュー信州 
   渋谷区渋谷3-20-16 tel.=03-3797-6966
料金:3500円(先ずの一杯と季節の味覚のお楽しみつき)
   30席限定要予約


落語の第一部、酒宴を愉しむ第二部の二部構成となります。
ご入場の際に先ずの一杯をサービスさせていただいた後、酒肴のご注文は第二部(20:45頃)からとなりますので、予めご了承下さい。
談修師匠、こはるさんを交えての酒宴では季節の肴や銘酒を一品一杯それぞれ五百円でご用意しております。お時間許す限りごゆっくりお付き合い頂けますと幸いです。

0401koharu立川こはる
昭和57年東京都生まれ。東京農工大学大学院中退後の平成18年3月立川談春に入門。翌年1月「朝日いつかは名人会」で初高座。平成24年6月二ツ目昇進を果たす。談春門下の一番弟子で立川流初の女流落語家として存在感を示す。ネタおろしの勉強会を偶数月は「高円寺・ギャラリー工」で、奇数月は「横浜にぎわい座・のげシャーレ」にて開催中。
『立川こはる公式サイト』http://www.tatekawakoharu.com/