"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

【猫と落語の宵噺】~町田・鶴川の古民家スペースでやります

2014年05月18日 16時04分28秒 | 主催する催し

 旧四月二十日。初夏らしい心地良い青空が広がっています。5月なので「五月晴れ」と言いたいところですが、本当の意味は旧暦五月の頃、梅雨の合間に見られる有り難い晴れの日のことを言います。
3日後の5月21日水曜日は二十四節気の【小満】。

万物盈満すれば草木枝葉繁る
          『暦便覧』(天明八年/1788年発行)

 「物事が満ち足りる」がごとく、淡かった新緑がしっかりと繁り、強い日差しを遮ってくれるようになりました。

 立川志の春さんによる猫が登場する落語と、イラストレーター/エッセイストの浅生ハルミンさんとのトークでお楽しみ頂くイベント【猫と落語の宵噺】。14_05_18flyer昨年10月と今年2月に渋谷の「光塾」で開催し、お陰様でたくさんのお客様にお運び頂きました。その第3弾の開催が決定しましたので、お知らせします。
 都下、町田市の小田急線鶴川駅にほど近いところに、江戸後期に建てられた小さな古民家のスペース
「可喜庵(かきあん)」があります。今回の舞台は、ここです。この地に根ざす老舗、鈴木工務店の隠居小屋だった家を、8年前にリノベーションし、"暮らしのサロン"として活用されています。「可喜庵」の和室にある4枚の襖絵は、浅生ハルミンさんによるものです。

『温故知新の家づくり

(著:可喜庵の会著/出版:鈴木工務店出版/発売:農山漁村文化協会)のイラストをハルミンさんが手がけたご縁が結ばれて、今回の開催となりました。

14_05_18fusumae 志の春さんは、猫が登場する噺など、落語を二席聞かせてくれます。只今大ヒット中、猫のパラパラブックスシリーズ第5弾

猫のたんじょうび

を青幻社から刊行したばかりのハルミンさんは、襖絵の製作秘話などをお話頂けるそうです。

 落語と、猫のおはなし。縁側でのびのびと猫が昼寝をしていそうな古民家での開催、ぜひお楽しみ下さい。近隣には白洲次郎・正子夫妻の旧邸宅「武相荘(ぶあいそう)」があります。梅雨明けも近い頃、大人の遠足を兼ねて、いかがでしょうか。

【可喜庵で...猫と落語の宵噺(よいはなし)】
出演:立川志の春・浅生ハルミン
2014年7月5日
土曜日
15:00開場・15:30開演

可喜庵
町田市能ヶ谷3-6-22鈴木工務店内
小田急線鶴川駅から世田谷町田線を柿生方面に徒歩8分
3,000円


立川志の春
昭和51年大阪府豊中市生まれ。平成14年立川志の輔に入門。平成23年1月に二つ目昇進を果たす。IVYリーグの名門Yale大学卒業~大手商社勤務という経歴を持ちながら、通りがかりにふと立ち寄って聞いた志の輔の落語に魅せられ入門を決意。醸し出す落ち着いた雰囲気で、古典から創作までをじっくり聞かせる。昨年12月にはCDブック『誰でも笑える英語落語』をリリース。日比谷コンベンションホールで月例独演会を開催している。愛猫トラとタマと暮らす。

浅生ハルミン
三重県生まれ。イラストレーター/エッセイスト。著書に『私は猫ストーカー』(平成21年に映画化)、『猫座の女の生活と意見』、『三時のわたし』などがある。資生堂『花椿』本誌で「美肌歳時記」を連載中。平成24年には初の絵本『キッキとトーちゃん ふねをつくる』を発表した。京都の青幻社から出版した『猫のパラパラブックス(5巻)』がヒット中。三重の実家のキッキちゃんは昨年から天国に。東京の住まいでトーちゃんと暮らす。

14_05_18kanbaji【猫と落語の宵噺】2013年10月23日開催の模様
【猫と落語の宵噺】2014年2月22日開催の模様
2007年9月に【可喜庵】で開催されたハルミンさんのイラスト展の模様

     →オリジナル缶バッジも販売します→


最新の画像もっと見る