旧七月七日。二十四節気の大暑に入った日に関東地方では梅雨が明けました。そこからは連日連夜この猛暑。涼を求めあの手この手の日々となっています。暑さに負けていませんか?
五節句は旧暦でお祝いしましょう!今日は旧暦の七夕。8月最初の土曜日ということもあって、各地で花火大会が催されるようです。花火のあとの静かな夜空を見上げてみましょう。
旧暦であれば月も毎年同じ。上弦に満たない七日目の月が宵の口に沈み、空は暗く星空を浮き上がらせてくれるでしょう。狙い目は、21時過ぎ。東の空に一等星による夏の大三角形が現れます。頂点がこと座の「ベガ(織姫星)」、底辺の右がわし座の「アルタイル(彦星)」、底辺左がはくちょう座の「デネブ」です。空気が澄んだところでは、三角形の中を流れる天の川が見えることと思います。どうぞお楽しみに。
ところで、ひと月ほど前に、10年弱暮らした月島を離れ、少し東へ入った江戸川区船堀というところに引越しをしました。
「江戸川」「船」「堀」とは、風流な水の町を連想させられます。町名の由来は、町の南を東西に貫く「新川」にあるとのことです。
寛永6年(1629年)に行徳塩田から江戸への塩の搬入路としてこの川が開削されたことによるのだそうです。物資の輸送だけではなく、江戸から成田詣でにいく人々を乗せた船で賑わっていたということで、今では、川辺が往時のように再整備され、素敵な風景を作っています。
その他にも、水路や小川を整備した親水公園が区内にはたくさんあり、水運・水郷の町だったことが偲ばれます。
手拭や浴衣の染色工場もあります。今では、工場内で井戸水と機械で行うようですが、かつては色留めの糊を洗い流すために、綺麗で豊富な水量の川が必要でした。
また、近所には金魚の養殖場や、競り場があります。関東大震災後の大正末期~昭和初期に、養殖場が郊外へと移る過程で、この地に根づいたとされています。現在は2軒が残るだけとなっていますが、良水とは切っても切れない関係にあることが伺えます。
町工場や倉庫と住宅が混在する町ですが、機会がありましたら、ぜひいらしてみてください。
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