旧一月二十五日。春霞なのでしょうか、花粉なのでしょうか、それとも大陸から飛来する怖い粉塵なのでしょうか。しばらくはマスクが外せなくなりそうです。
2月22日の土曜日。ニッポン全国「猫の日」。【猫と落語の宵噺】を開催しました。2回目の開催にして無謀にもキャパシティを倍に広げて昼夜公演を敢行。お陰様でたくさんのお客様にお運び頂きました。季節柄、急遽体調不良のため来られなかった皆さん。回復されましたでしょうか。次回が必ずありますので、ぜひお運び下さい。
今回も立川志の春さんの落語を二席。その間に、浅生ハルミンさんとのトークを挟むという構成です。志の春さんの一席目は、この企画がきっかけで誕生した創作落語「月に願いを」。その世界はファンタジー&ちょっとホラー。短編小説のようで、もやもやっとした空気を醸し出していました。
そんな空気の中、高座にはハルミンさんも上がり、ゆる~いトークのコーナー。長期品切れも発生しているというハルミンさんによる「猫のパラパラブックス」シリーズについて。その製作秘話や、苦労話などを聞かせてくれました。さらに、ポール・ギャリコによる名著
猫語の教科書 (ちくま文庫) |
を紹介。猫の心理と、猫に見透かされている世の男性たちの滑稽な話に花が咲きました。
休憩を挟んで、志の春さんの二席目は、古典「ねずみ」。江戸初期に活躍した彫刻職人の名人、左 甚五郎が奥州仙台の宿屋で掘ったねずみの噺です。最後の最後、サゲに猫が登場するという展開が、この企画には粋な噺となりました。
今回は、物販コーナーも設け、「【猫と落語の宵噺】オリジナル缶バッジ」、「猫のパラパラブックス」、志の春さんの「(ライブCD付き)誰でも笑える英語落語」、志の春さんの「新作手拭」を販売。たくさんお買い求め頂き、ありがとうございました。
お運び頂きました、皆さん。アンケートにご協力頂き、また、自慢猫画像をたくさんお寄せ頂き、感謝しています。
次回も必ず開催します。ちょっと郊外に出て、こたつから猫がぬ~っと現れそうな古民家のスペースで開催しようと思っています。どうぞ、お楽しみに。