やっぱりＮＨＫはおもしろい

昨晩のNHK総合『英語でしゃべらナイト』。クリスタル・ケイによるジャネット・ジャクソンのインタビューも興味深く拝見致しましたけれど、タレントの関根麻里さんが歌手のオールド・マン・リバーさんからお話を伺うインタビュー企画がすごく良かったんですよ。
オールド・マン・リバーさんが陰陽論の陰遁や陽遁について語るという場面がございましてね。東洋医学の古典で言うと、素問の金匱真言論や陰陽応象大論、宝命全形論などに記されている内容でございます。
放送された内容はとても短い数分程度のものでしたけれど、でもこれが非常に深いイイお話でございました。

孔子の論語には自然体で流れに身を任せる事の重要さが説かれていると。留まる事なく常に流転している陰陽のような自然哲学的思想に非常に興味があると。だから東洋的なもに影響を受けているし、インド音楽は大変美しいジャンルだと思うと。

・・・一晩寝たらずいぶん忘れちゃいましたけどね（＾＾；）、要約するとそんな内容だったと記憶しております。

自らのありのままを受け止め、川の流れに身を委ねるかの如く自然体で生きたい。「オールド・マン・リバー」というネーミングにも彼の人生哲学が凝縮されておりますなぁ。
今年日本デビューを果たしたばかりの彼。その音楽性には大変惹かれるものがございます。今年の下半期要注目のアーティストでございます。

ちなみにね。

オールド・マン・リバーさんに続き、関根麻里さんが「道」という漢字の成り立ちとその意味にからめて老荘思想（道家思想・広義の意味でのタオイズム）について熱く語っておりました。道という字は之繞（万物の始まり）と首（万物の終わり）が組み合わさっていて・・・というこれまた深い内容で感心しちゃいましたよ。
このようなお話は哲学的な内容として素問の上古天真論にも記されております。私ももう一度素問を読み返してみようかしら。

やめてくれ

チョコちゃん。
スズメくわえて帰ってくるのはやめてくれませんか。