工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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前を向け!

2023年09月30日 21時53分00秒 | サッカー馬鹿
お仕事の合間を縫って、何とか行って参りました。つくばFCレディースとヴィアティン三重さんのなでしこリーグ第16節!前期対戦は0-1で敗れているお相手です。



つくば 1-1 三重



前半開始42秒で失点するという、最悪なスタートを切ったつくばFCレディース。その失点も崩されたわけではなく、相手のボレー気味のロングシュートがふわっと上がりGKとバーのわずかな隙間に落ちるという、何とも不運なものでした。
ただこれを不運だったと片付けるのは簡単ですけど、その前に競り合いで負けているとか、シュートブロックが甘かったとか、探せばいくらでも失点に繋がる原因は出てきます。結局は細部の詰めの甘さが今の順位に直結しているように思います。このあたりをどこまで突き詰められるかが、中位や上位を狙えるチームになれるかどうかのほんの僅かな差なのだと感じます。



もうこの時期なので書きますけど(というか、つくばの試合を観ている方は全員気付いてるでしょうけど)、対戦相手から見ればつくば対策はとっても単純なんです。



つくばの選手はマイボールを大事にする意識が高すぎるのか、ボールを失うリスクを極端に避けたがる傾向が見て取れます。さらに、後ろからゲームを組み立てるためにあっさり最終ラインまでボールを下げる傾向があります。相手は一巡目の対戦でスカウティングが出来ていますから、必ずこれらを把握しているはずです。ここまでの相手の戦い方、特に2順目の戦い方を見ていれば、ハイプレスを続ければつくばは必ずミスをして自陣の低い位置でボールロストしてくれるのはどのチームも織り込み済み。そこからのショートカウンターだけでつくばをある程度押し込めるので、つくば対策では全チームが共通して徹底していることです。



今日のつくばも前半は後ろ向きなプレーが多く、軽くプレッシャーを受けるだけで簡単に後ろにボールを下げてしまうことで相手のハイプレスを誘発。ゴールに近い位置でボールを失う場面が多く、決定機にはならなかったものの危ない場面が非常に多い印象でした。
後ろから組み立てようとするのは監督の指示なのか、それとも選手たちの判断なのかはわかりませんが、今日は特に最終ラインでのパス回しが遅く、相手が横のスライドでしっかり対応していました。



後半は#8小林選手が最終ラインに入り、早いパス回しと最後尾でボールを落ち着かせる作業を徹底してくれたおかげで、パスの受け手がフリーで前を向いたり強引に前を向く場面が増えました。攻撃的なミスは多々ありましたが、前向きなミスは自陣ゴールから遠い位置で起こることが多く、相手のチャンスには直結しません。強引にでも前を向くことで相手も迂闊に前に出られなくなりますし、相手の重心を後ろに下げる効果もあります。その効果もあって、相手に自陣深くまで押し込まれる場面はほとんどありませんでした。



本来は前半からこういう形をたくさん作りたいのですが、第4節、第5節あたりからは毎試合出来ていませんでした。上手く対応できないのか、それともしていないのかはわかりませんが、監督の中では開幕当初、3連勝していた頃の良いイメージが残ったままなのかも知れません。
チーム状態は日々移り変わり、対戦相手は徹底的にスカウティングします。現状維持は衰退と同じです。開幕当初から変化がないつくばは、やはり開幕時に比べて衰退していると言わざるを得ません。



同点ゴールは#28内藤選手が中央から持ち上がり、それを#18富井選手が右サイドへ展開。#9小西選手のクロスを#28内藤選手がバックステップを踏みながらの難しい体制からボレーで合わせました。今季のベストゴールと言っても過言ではない、素晴らしい崩しからのゴールでした。
惜しいシーンは確実につくばの方が多かったですし、今日は勝たなければ行けない試合でしたが、とにかくリーグ戦の連敗を7で止めたことを前向きに評価したいです。



#15工藤古都子は今日も4-4-2の左サイドハーフでスタメン出場でしたが、前半のうちに足を痛めたような仕草をしてからは左サイドバックの#16村上選手とポジションチェンジ。久々に本職の左サイドバックで長い時間プレーしていました。もう走れないと思ったのでしょうか?
久しぶりのサイドバックはかなり良かったです。空中戦では負けませんでしたし、ディフェンス中心だったので「ここぞ」というタイミングで前に出た時には縦に抜ける鋭さがありました。



サイドハーフでプレーしていると、常にジョギング状態で走り方にメリハリがなく、行かなきゃならないタイミングでもダッシュする体力が残っていないのか、前に出るスピードがありませんでした。
ずっとジョグしているので確かに運動量はあるでしょうし、おそらく本人としてはめちゃくちゃ走っているつもりなのでしょうけど、第三者的には無駄に動き続けて体力を消耗し、肝心なときに前に出られない、大事な場面で走れていないように見えていました。ひとつ後ろでディフェンス中心にプレーした方が彼女の良さが出ますし、#16村上選手は攻撃的にプレーできるサイドハーフに出た方が良さが出ます。
スタートのポジションを決めるのは監督ですけど、このふたりはいつも自由にポジションを変えているようなので、今後も前後を変えてプレー出来ればいいのになぁと思ったり、思わなかったり。



あとは・・・審判のジャッジに関してはもう、なでしこ2部にいる限りどうにもならないんだろうなぁと思い始めています。まともなジャッジをする主審を割り振られたいなら1部に行くしかないようです。
後半、ペナ外中央でつくばのディフェンスによる明らかなファウルがあり、ポジショニングが悪くそれを見逃していた主審に副審が旗を振ってファウルをアピールしたところ、主審に却下されて下げさせられるというシーンがありました。せっかく副審がフォローしてくれたのに、それをなかったことにする主審・・・なでしこリーグにはそのレベルの審判員を起用することに疑問を感じてほしいです。



さて。



つくばFCレディースはこれで勝点を15に伸ばしました。入替戦行きとなる最下位との勝点差は8です。明日の他会場の結果次第でつくばFCレディースのなでしこ2部残留が確定します。



今日は試合後のトレーニングマッチも配信してくれたんですね。私は仕事の都合で試合終了のホイッスルと同時に帰って来てしまったので、今晩はこちらも視聴したいと思います(^^)
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