昨日の岡山は想像以上にドン引きの守備でした。ただでさえ得点を奪うのが難しい状況でロングボールから簡単に失点し、終盤は序盤以上に引きこもられる展開となりましたが、あそこまでガチガチに1点を守りに入られると今の我々にはそこをこじ開けるだけの攻撃力はありませんでした。前半の早い段階で失点してしまったのが昨日の敗因のすべてだと思います。
前半は失点してからもカウンターを食らうなどかなり不安定で頼りない戦い方でしたが、後半からゲームの終盤までは主導権を握って猛攻撃を仕掛ける時間帯が増えました。相手が引きこもったのでそれは必然でもあるわけですが、あと一歩届かずというゲームは観ていて非常にもどかしい思いが募るものでした。
決していいゲームではありませんでした。むしろ前半は今シーズン最低の試合内容だったと思います。でもだからこそゴール裏の声援で試合の雰囲気を変えたかったですし、変えなければならない試合だとも思いました。
勝っている時は誰でも楽しいですから声援も大きくなります。しかし負けている時や劣勢に立たされている時は、どうしても声量が落ちがちです。心理的には仕方のない事なのかも知れませんが、私は試合が終わるまで絶対に勝てると信じて応援していますし、声や動きで選手の後押しをしたいと考えています。劣勢の時こそ大きな声援を送ってあげたいです。
だって、サポーターは選手達と一緒に戦っているんですから。
我々にできる事は、選手やスタッフが試合に集中できるスタジアムの雰囲気作り、そして選手の背中を押す力強い声援を送る事くらいです。でもこれが選手にとって大きな力になり、苦しい時のあと一歩につながるかも知れない。劣勢に立たされている局面で、もしかしたらサポーターの声援がスタジアムの雰囲気を大きく変えるかも知れない。
少しでもゴールに、そして勝利に近づく可能性があるなら、そこに活路を見出すのがゴール裏にいる我々サポーターの役割であるはずです。
敗戦という結果は選手だけの責任ではないのでは？我々サポーターの責任も、少なからずあったのではないでしょうか。
精一杯の応援をやり切れなかった、悔いが残る試合。そんな事を感じた岡山戦でした。
