本当は栃木UVA SCのJリーグ百年構想クラブ入り(以前のJ準加盟クラブ)についての話題を・・・と思っておりました。
『Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について』(Jリーグ公式)
でも今日はそれよりもっと気になるニュースがございました。
先日行われた愛媛vs讃岐の試合前、サポーターの問題行動があったという報道がございました。
当日のSNSでもこの事案は発信されていましたから、多くのサポーターが認識していた事と思います。
『5月18日愛媛FCvsカマタマーレ讃岐戦でのトラブルについて』(愛媛FC公式)
『「カマタマ邪魔」旗掲げる/選手バス進路妨害も』(四国新聞)
『愛媛サポーターが讃岐中傷のフラッグ 英語で「邪魔者」 』(スポニチアネックス)
その問題のゲーフラがこちら。
讃岐の選手の到着後からの映像もありました。
まず、バスの進路妨害という行為は論外。そんな危険な行為は以ての外なので、この行為に対する当該サポーターへのペナルティは当然必要だと思います。
そして問題のゲーフラ。私は両クラブの事情をよく知りませんが、ゲーフラの内容的にはどうでしょう?そんなに過激な発言でもないような気もしますが、挑発行為とも受け取れます。
今回の件に関連するJリーグ規約の第51条を見てみると、このように規定されています。
第51条〔Jクラブの責任〕
⑴ ホームクラブは、選手、チームスタッフ、実行委員、運営担当、広報担当、審判員および観客等の安全を確保する義務を負う。
⑵ ホームクラブは、観客が試合の前後および試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う。
⑶ ホームクラブは、前2項の義務の遂行を妨げる観客等に対して、その入場を制限し、または即刻退去させる等、適切な措置を講ずる義務を負う。
第51条第2項において「観客が試合の前後および試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う」とあり、第3項で「前2項の義務の遂行を妨げる観客等に対して、その入場を制限し、または即刻退去させる等、適切な措置を講ずる義務を負う」とあります。これを根拠とすれば、ゲーフラを掲げて対戦相手を挑発し、秩序を乱したサポーターを処分するのは規約に基づく適切な対応であるといえます。
ひとつだけ間違えてはいけないのは、先日さいスタで起こった人種差別的な問題とは全く別物であるという点。今回はあくまでも誹謗中傷と捉えられる内容であった事が問題なのであり、人種差別の類ではないはずです。個人的には浦和の件と同列で語るべき事例ではないと考えています。
ただやはり、我々サポーターは表現の自由、言論の自由の概念を履き違えないようにしなければなりません。意図的に誰かを傷つけるような内容の掲示物は控えるべきです。
・・・この話題を出したからには、やっぱりこの出来事は避けられないかな。
実は私も今月、あるゲーフラを作成したところ、それを不快に感じるというサポーターからちょっとした抗議を受け、ゲーフラはお蔵入りとしました。それがこちら↓
この手の作品に解説を付けるほど恥ずかしい行為はありませんが、あえて言います。田植えの重要性を逆手にとった表現でした。農家の方に対して悪意のある表現をしたつもりは一切ありません。しかし、これを見て不快に思う方がいたのは事実ですし、それは私の本意ではありません。ですからこのゲーフラをスタジアムで掲げる事は今後も絶対にありません。
表現の自由を的確に示している藤子・F・不二雄氏のマンガがSNS等で話題になっています。
私の表現に対し、あるサポーターが批判した。私はそれを受け入れ、このゲーフラを出さなかった。作品を批判する権利は誰にでもありますから、どんな声でも私はそれらを甘んじて受け入れます。その上で、掲示しないと判断したのは私自身です。
表現の自由。言論の自由。自由だからこそ、何をやっても許されるわけではありません。節度を保つ事もまた、自由を謳歌するためには重要な要素です。
自由というのは実に難しいものです。そんな事を感じた5月の出来事でした。
『Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について』(Jリーグ公式)
でも今日はそれよりもっと気になるニュースがございました。
先日行われた愛媛vs讃岐の試合前、サポーターの問題行動があったという報道がございました。
当日のSNSでもこの事案は発信されていましたから、多くのサポーターが認識していた事と思います。
『5月18日愛媛FCvsカマタマーレ讃岐戦でのトラブルについて』(愛媛FC公式)
『「カマタマ邪魔」旗掲げる/選手バス進路妨害も』(四国新聞)
『愛媛サポーターが讃岐中傷のフラッグ 英語で「邪魔者」 』(スポニチアネックス)
その問題のゲーフラがこちら。
讃岐の選手の到着後からの映像もありました。
まず、バスの進路妨害という行為は論外。そんな危険な行為は以ての外なので、この行為に対する当該サポーターへのペナルティは当然必要だと思います。
そして問題のゲーフラ。私は両クラブの事情をよく知りませんが、ゲーフラの内容的にはどうでしょう?そんなに過激な発言でもないような気もしますが、挑発行為とも受け取れます。
今回の件に関連するJリーグ規約の第51条を見てみると、このように規定されています。
第51条〔Jクラブの責任〕
⑴ ホームクラブは、選手、チームスタッフ、実行委員、運営担当、広報担当、審判員および観客等の安全を確保する義務を負う。
⑵ ホームクラブは、観客が試合の前後および試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う。
⑶ ホームクラブは、前2項の義務の遂行を妨げる観客等に対して、その入場を制限し、または即刻退去させる等、適切な措置を講ずる義務を負う。
第51条第2項において「観客が試合の前後および試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う」とあり、第3項で「前2項の義務の遂行を妨げる観客等に対して、その入場を制限し、または即刻退去させる等、適切な措置を講ずる義務を負う」とあります。これを根拠とすれば、ゲーフラを掲げて対戦相手を挑発し、秩序を乱したサポーターを処分するのは規約に基づく適切な対応であるといえます。
ひとつだけ間違えてはいけないのは、先日さいスタで起こった人種差別的な問題とは全く別物であるという点。今回はあくまでも誹謗中傷と捉えられる内容であった事が問題なのであり、人種差別の類ではないはずです。個人的には浦和の件と同列で語るべき事例ではないと考えています。
ただやはり、我々サポーターは表現の自由、言論の自由の概念を履き違えないようにしなければなりません。意図的に誰かを傷つけるような内容の掲示物は控えるべきです。
・・・この話題を出したからには、やっぱりこの出来事は避けられないかな。
実は私も今月、あるゲーフラを作成したところ、それを不快に感じるというサポーターからちょっとした抗議を受け、ゲーフラはお蔵入りとしました。それがこちら↓
この手の作品に解説を付けるほど恥ずかしい行為はありませんが、あえて言います。田植えの重要性を逆手にとった表現でした。農家の方に対して悪意のある表現をしたつもりは一切ありません。しかし、これを見て不快に思う方がいたのは事実ですし、それは私の本意ではありません。ですからこのゲーフラをスタジアムで掲げる事は今後も絶対にありません。
表現の自由を的確に示している藤子・F・不二雄氏のマンガがSNS等で話題になっています。
私の表現に対し、あるサポーターが批判した。私はそれを受け入れ、このゲーフラを出さなかった。作品を批判する権利は誰にでもありますから、どんな声でも私はそれらを甘んじて受け入れます。その上で、掲示しないと判断したのは私自身です。
表現の自由。言論の自由。自由だからこそ、何をやっても許されるわけではありません。節度を保つ事もまた、自由を謳歌するためには重要な要素です。
自由というのは実に難しいものです。そんな事を感じた5月の出来事でした。