工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

本治法は重要なんです

2007年09月20日 20時09分53秒 | 鍼灸・東洋医学
22日(土)は坊主の運動会があるんですよ。
夕方、帰宅した坊主に「もうすぐ運動会だなぁ」と話しかけましたらね。

「えぇ~?誰の運動会?」

・・・おまえの運動会(-_-;)

「そうなの~!?いつ!?」

・・・あさって。

「ええええぇぇぇぇーーーー(゜A゜)ーーーー!?」

・・・おまえ、毎日学校で練習してるじゃねーか(-_- )
こっちが驚くわ。
もしかしたら火曜日代休ってのも知らないのか?

「ええええぇぇぇぇーーーー(゜∀゜)ーーーー!!」

・・・知らなかったらしい(-_-;)
相変わらず先生の話聞いてないんだな。
もう少ししっかりしてくれよ、坊主(^^;)



はい、そんなわけで本日の院長日記。



そうそう、昨日の話なんですけどね、紘子先生が寝違えたらしいんですよ。左右どちらに顔を向けても痛いらしく、特に右を向くのが辛いと申しておりました。
脈を診ますと肝虚証。筋肉が引きつったり突っ張ったりする寝違えの場合、そのほとんどが肝虚証である事が多いものです。症状を診ても肝虚陰虚証で治療するべき状態であると判断し、早速鍼を致しました。

紘子先生のリクエストにお応えする形で手の『落枕』というツボに少々太めの鍼を致しましたが、それより本治法の鍼の方が大事ですからね。とにかく足にも鍼をさせて頂きました。



太いと言っても髪の毛ほどの鍼(1寸3分の2番鍼)で5mm程度の刺鍼ございますが、普段使用している鍼(0番鍼)に比べるとやはり目立ちます。だって、鍼が立っちゃってるもん(^^;)
こういう鍼は私、滅多にやりません。まぁね、今回は紘子先生のリクエストですからしゃーない。

で、その後背部に軽く散鍼を致しまして終了。
患部にはほとんど触っておりません。
時間にして10分ほどの治療でございました。

「・・・あっ!!首回るよっ!!さっきは右側ちょっとしか向けなかったもん、すごいよっ(゜∀゜)!!」

はい、それは良かったですねぇ(^^)
落枕ってのはいわゆる特効穴なのですが、個人的にはここだけで寝違えが治るって事はないんじゃないかと思います。
本治法(気の過不足を調整する手足への治療)の治療は症状が出ている部位とは一見関係ない部位への治療ですが、どんな症状に対しても本治法が最も重要だと感じておりますし、この治療なくして古典鍼灸は語れないと思っております。
紘子先生の首もね、やっぱり本治法をしなければ改善しなかったと思いますよ。
コメント (2)
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