惹かれるもの

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-251- 良寛さんの故郷 出雲崎

2007-05-21 | 旅行
  北前船で栄えた町 出雲崎      長くなってしまいました。ササーっとスクロールしてご覧下さいね。

  
  中央に見える空き地が良寛さんの生家跡です。今は良寛堂が建っています。



  


  間口が狭く奥行きのある家屋、入母屋造りの屋根がこの町の特徴です。


  




  


  家の中まで船を引き込んだ跡が良く解る建物です。今は道路ですが前は海でした。


  




  




              


              港を控え漁業の盛んな町でもありました。家々の間は何処も細い路地です。


              




  
  芭蕉が宿泊したと言う宿の跡です。ここでかの有名な「荒海や 佐渡に横たう 天の川」を詠んだとの記録があるそうです。
  この町は今も俳句が盛んです。この家の前に芭蕉園があり投稿箱が備え付けてあります。
 




  町のこと、何でもご存知の I さんが開いている骨董屋です。

              




  
  表は何の変哲も無い小さなお店、馴染み客が奥の蔵座敷に通されるとご覧の様に品物が溢れています。 


  出雲崎と言えば良寛さんの生地でよく知られた町です。
  又、芭蕉が「荒海や・・・」の句を詠んだ町としても知られています。   
  私がこの町を訪れ始めてからかれこれ20年近くなります。
  きっかけはTVの旅番組で見たここの骨董屋を訪れたことが始まりです。
  当時骨董にとても興味を持っており、蔵から出たばかりの産荷は東京では考えられない程の安さでした。
  北前船で栄えた町だけあって品物も良いものが揃っていました。東京から業者が来るほどでした。
  
  又骨董屋のご主人が良寛さんの研究家であり俳句を嗜む人でもありました。生家は回船問屋であったとの事、
  色々なお話が伺えそれが嬉しくて年に何度も通うようになりました。
  そして紅も良寛さんにのめり込むようになりました。

  又この町には長い事、芸大生が毎年滞在し絵を描いていますが、普通の家庭で無料で受け入れて居るようです。
  骨董屋のご主人が率先してこれを進め、学長の平山郁夫氏からの礼状を見せてくださいました。
  この家並みが学生には魅力的なモチーフのようです。
  学生からはここで描いた絵をプレゼントして帰るという習わしだそうです。温かいいいお話ですね。
  I氏は町の名士、町の取材があると必ず彼が登場します。瀬戸内寂聴さん初め多くの人が彼を訪ねています。

  それにしても、何時も良い出会いに恵まれる紅です。
  ご夫妻で山の家にも来て下さり、今では親戚のようなお付き合いをしています。