kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

彼女の言葉

2011年04月15日 | 生活
布団を干し、
夕方、
弁天通りを、
自転車で走っていると、
薬局の店先で、
歯ブラシが85円で売っていました。
4月、5月はコンサートや飲食の誘いがあって、
今は節約の毎日です。
だから、
ぼろぼろになった歯ブラシも辛抱していて、
100円ショップで買うのも、
ちょっと辛抱していました。
でも、
ついてます。
85円なら、
きっと、
「買えよ」
と言っているみたいで、
うれしかった。
これで、
たくさん歯を磨けます。
それから、
食材を買って、
家に帰りました。

四川大地震で、
被災した中国の、
年配女性が、
現地から、
日本の被災した人々に向けて、
応援メッセージを伝えていました。
彼女は、
最後に、
「すべての道には意味があるから」
と笑顔で言いました。
僕は今日、
凄く、虚ろな気分だったので、
彼女の言葉は、
胸に残りました。
真顔で言われたら、
それほどでもなかったかもしれません。
でも、
彼女は、
笑って、
「すべての道には意味があるから」
と言ったのです。
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幸福な歩行

2011年04月14日 | 生活
暑くて、
午後から一枚服を脱ぎました。
僕ら3人は、
夕方、
池下へ続く道を、
歩いていました。
3人は、
誰かが、
前に行ったり、
後に行ったりして、
でも、
並列で、
おしゃべりをしながら、
帰りました。
「俺と一緒に仕事した職員は、みんな出世していく」
とKさんが言って、
「そうかもしれない」
と僕は直感して、
「Kさんは自覚なくして、人を幸せにするような感じがあるからね」
と僕は言いました。
Kさんは、
ごつごつした岩みたいで、
気の毒になるほど、
人に気を遣って、
小心で、
凄くきれいな人です。
Tさんは、
前世、僕は親戚だったんじゃないか、
と思えるほど、
親しみがあります。
そんな3人は、
労働を終え、
池下駅まで続く、
裏道を歩いて帰ります。
幸福な歩行です。
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桜並木

2011年04月13日 | 生活
名古屋駅に用事があって、
午後、
堀川沿いを、
自転車で走っていました。
ハンバートハンバートの、
「合奏」をイヤホーンで聴きながら、
走っていました。
桜が、
ずっと続いていて、
その下を走っていました。
太陽は素敵です。
でも、
いつもの、
穏やかな桜の姿ではなく、
いや、
いつもの、
穏やかな桜の姿なのですけれど、
僕の中で、
瞬間、
走った言葉は、
「ニンゲンハスベテノショクブツトドウブツにシャザイセヨ」
でした。
これは僕が思ったのだけれど、
僕ではないかもしれません。
この桜だって、
いつかは、
放射能に汚染される日がくる、
のかもしれない。
福島原発の10キロ園内で、
川沿いを走って逃げる四頭の牛が、
テレビで映されていました。
彼らは、知らずに、
水を飲みます。
春を待って、
やっとこさ、
地面から出てきた、
きれいな緑の、
草を食べます。
でも、
その草も、
牛も、
川も、
空気も、
高濃度の放射能の中です。
そういうふうにして、
滅茶苦茶にしてしまったのは、
ニンゲンです。
僕は、
桜を見て、
きれいだな、
と思いながら、
ペダルを漕ぎます。
でも、
こんな春は初めてです。
変なんです、何かが。
その何かが、
自分に、
わかっているとは、
思っていません。
今、起きていることは、
いったい、
何なんだろう、
とだけ思い、
暮らしています。

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美しさの力

2011年04月12日 | 生活
風が強い一日でした。
アンドレイ・タルコフスキーの、
「ストーカー」という映画を、
思い出していました。
あれは、
原発で放射能汚染された場所が、
立ち入り禁止ゾーンになっている映画だ、
とばかり思っていたけれど、
調べてみると、
隕石が落ちてきて、
立ち入り禁止になっている設定でした。
核爆発の作品は、
「サクリファイス」だった。
「ノスタルジア」という傑作があり、
20代の時に、
僕は当時、レンタルされていた全部の、
タルコフスキーの映画を見ました。
どれも、
大好きで、
「せりふがなくて見るのがツライ」
という人もいるけれど、
それを言っちゃあおしまいです。
今は、レンタル屋にありません。
凄く見たいです。
いつだったか、
テレビでタルコフスキーの特集をやっていて、
どうして、
録画しておかなかったのか、
と悔やみます。


3月11日に震災があって、
その数日後、
被災地で卒業式がありました。
でも、
学校がないので、
避難所で、
卒業生が、
歌を歌うシーンが、
テレビで流れていました。
合唱していた歌は何だったわからないけれど、
生きる歌でした。
その歌声を聞いた避難所の人たちは、
涙を流していました。
その時、
僕は、
きっと、
歌の力だ、
と思った。
歌の、
美しさだと思った。
美しさというのは、
人を救うことができて、
美しいということは、
優しいということと、
同じぐらいに、
力を持っているんだ、
と強く思いました。
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スワッチ!

2011年04月11日 | 生活
去年の冬、
事務所でバッタリ、
スワッチと会って、
「おおおおー」
とお互い言っていたのですけれど、
今日、
スワッチと労働ができると思うと、
足取りも軽やかです。
何年ぶりかで、
一緒に労働したのですけれど、
その間の、
年月を、
まったく感じません。
僕はスワッチが大好きなので、
それだけで幸せなのですけれど、
もう一人、
Kさんという、
凄まじいキャラを持った人も加わったので、
楽しい一日になりました。

被災地のことを思って、
「上を向いて歩こう」を、
ドゥーワップ風に、
三人分ぐらいのコーラスを、
一人で、
胸で歌っていると、
陽の中に僕がいることを、
見つけました。
太陽は明るく、
照らしています。
そして、
暖かいです。

最近、
坂道が多い労働場に行くと、
電動自転車を、
よく見るようになりました。
8万ぐらいするそうですけれど、
一度乗ってみたいな、
と思います。
買うことは、
一生ないと思うけれど。
何故って、
格好悪い。
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ヤクルト

2011年04月10日 | 健康
名古屋は、
今日、選挙です。
いつもの小学校が、
投票所です。
けれど、
今回は、
誰に投票するかが、
本当に大事なんだ、
でないと、
挙げ句の果ては、
原発事故に繋がってゆく、
そんなふうに真面目な思いで、
投票所を後にしたのは、
今までありませんでした。

それから、
図書館へ行き、
本を返し、
本を借り、
八百屋に行くと、
ネギの束が3つ(計9本)で、
100円、
ネギは体を温めるので、
ありがたい八百屋です。
少し温かくなってきたけれど、
服も随分、軽くなってきたけれど、
春でも、
体を冷やさないように、
注意して生活しています。
汗をかくぐらいが、ちょうど良いです。
ここ1カ月ぐらい前からだったか、
ヤクルトを飲むようになりました。
風邪ひきサイトで、
みんなが予防や治療で、
ヤクルトが良いと書いていたからです。
えっ、うそー、って、
思っていたけれど、
そのおかげか、
風邪をひいていません。
僕は安くて美味しい、
チチヤスのヤクルトです。
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知は力

2011年04月09日 | 生活
午前中、
ゆっくり起きて、
3日分の新聞を、
丹念に読んでいました。
震災関連、原発関連の記事を読むだけで、
かなり時間がとられてしまいます。

午後から、
少し眠り、
雑用を終え、
友達に電話して、
「喜多の湯」に行きました。
僕は岩盤浴、
友達はサウナです。
夜の7時ぐらいに、
一階の食堂で、
僕らは夕食をとりながら、
気がつくと、
5時間、
時計は12時。
またずっと、原発、震災の話で、
二人とも、集中、熱中して、
話して、聞いて、同調して、反論して、
という具合です。

こないだ、
セザンヌ先生とも話していたけれど、
「テレビ局や新聞の重役クラスの人たちと、
 原発産業との密接な関係があって」
と、
僕が言うと、
「そりゃあ、電力会社は良いスャ塔Tーですから、
 都合の悪いことは言えない」
セザンヌ先生は「今さら何を」という感じで、
笑って、
言いました。
知識は力、
といったのは、
誰だったか忘れましたけれど。

こないだ、
カフカ先生が、
福島原発のニュースを見ていて、
開口一番、
「あきらめずに、地味だけど、よくやっている」
としみじみとして、
言いました。
加えて、
「日本人は、手先が器用だから、何とかすると思うよ」
とも。
思い出したのは、以前、
セザンヌ先生の言葉で、
「日本人は、里山みたいに、繊細なものをつくることができる、
 大陸のアメリカや中国には、ない文化です」
カフカ先生の「手先が器用」
という発言に重ねて、
僕もテレビのニュースを見ていました。

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野の景

2011年04月08日 | 生活
あれがしだれ桜だ、
と職員に教えてもらいました。
野原の中に、
しだれ桜はあって、
よく写真を撮りにくるそうです。

手前には、
僕の腰ほどの高さの、
草があって、
子供の頃、
僕らは、
いつも草の匂いをかいでいました。
それは、
ちょうど、
鼻の位置が、
草や花の高さにあるからだ、
と今日、気がつきました。
今では、
草の匂いは、
こっちから、
鼻を近づけないと、
嗅ぐことはできません。
草の匂いを、
体に巻いて、
僕らは育ちました。
特に春や夏は、
草いきれの中に、
いたこともあります。
都会の子供でも、
多かれ少なかれ、
草の高さに鼻がある以上、
匂いを体に巻いていると、
思います。
やっぱり、違うかなあ、
都会に、草なんてないかもな、
とも、
考。

タンャが咲いて、
それもたくさん咲いています。
野は良いです。
それと、
白と黄の、
水仙の花。

昼前から、
雨が降り出しました。
小雨は、
夕方に、
あがりました。
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言葉がない

2011年04月07日 | 生活
花曇りです。
桜の花びらが散ってきているので、
風が吹くと、
いっせいに、桜吹雪になります。
サラリーマンの人が、
桜の花びらを拾って、
見ていました。

原発のことがあるから、
書く訳じゃないのだけれど、
以前から書こうと思っていた、
壁があります。
それは、
南側の壁が、
全部、
ソーラパネルになっているビルが、
あります。
階下には、
今日の電力需給の数値が、
示されていて、
たいしたもんだな、
と前から思っていました。
人間は馬鹿ではないのだから、
きっと原発がなくたって、
やっていけるはずです。
そりゃあ、世の中、
暗くなるだろうけれど、
夜は暗くていいじゃいか、
と思います。
原発がなくなったら、
代行エネルギーは、
どうするんだ、
と言われると、
わかんない、
としか答えられません。
でも、
僕は安心して、
人参が食べたいです。
これから、
どんどん進む食物連鎖。
「困ったことになったなあ、マイッタなあ」、
というのが、
僕の平均的な思いです。

帰ってから、
カフカ先生と、
また原発の話。
それもまた長時間です。
でも、
今は、
多くの人と、
いろんな話をすることが、
大切だと思います。
「原発はなくならない」
というのがカフカ先生の意見。
なくならないかもしれない、
と僕は思いました。
「君はパソコンをやめられる? 冷蔵庫なしでいける?」
とカフカ先生は言いました。
僕は何も言えないけれど、
確かに、進んだ文明を戻すのは、
大変だけれど、
今が、
見直してゆくチャンスであることは、
間違いないです。
カフカ先生は、
被災地、原発の7時のニュースを見ながら、
「現実だけがあって、言葉がないっていう感じだね」
と言いました。
僕はドキッとしました。
その通りだからです。
言葉がないのです。
僕もそれを感じていました。
テレビや新聞、ネットで、
あふれる原発関連の記事や意見。
でも、
それは言葉ではありません。
言葉が使われているけれど、
現実に等しい言葉ではなく、
説明です。
現実に対応できるだけの、
力がある言葉は、
被災地の人たちの、
「海なんていらんわ」
や、
「おかあさん」
などです。

後述。
最近、
やっと出てきたかも、
と思うのは、
中沢新一との対談で、
インスピレーションを受けた、
内田樹は、
自身のブログで、
原発を「神」と表現した、
記事です。
やっと、レトリックが出てきた、
と僕は思いました。

コメント (2)
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村上春樹の言葉

2011年04月06日 | 生活
温かいので、
ジャンパーなしで労働です。
桜はいたるところで、
咲いていて、
お寺の立派な桜も、
盛んです。

輪番停電や、
大連立について、
考えていました。
そして、
食物連鎖のこと。

「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。わからない」
というのは、
初期から中期にかけての、
村上春樹作品の中で、
頻繁にでてくる言葉です。
原発について、
情報があふれていて、
どれが本当なのかと、
思う時、
村上春樹の言葉を思い当てます。
震災が起きる以前でも、
僕はこの言い方が好きで、
こういうふうに、
知的な言い方も、
作家はできるんだな、
と思います。

風が吹いて、
桜の花びらが散っています。

帰ってから、
ゲオに寄って、
映画「悪人」を見ました。
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しょうがない

2011年04月05日 | 生活
今日は、
静かにしていました。
じっと、
していました。

ショウガの天日干しは、
この晴天続きと、
気温上昇で、
バッチリです。
これで、
またスーパーショウガの、
ストックができます。

午後、
友達と2時間、
話していました。
震災を含めた、
生活の営みについて。
静かな言葉で、
「しょうがない」
と友達は言いました。
僕は、
ホッとしました。
おおらかな人は、
「しょうがない」
と言って、
全部をすっぽり、
くるんでしまいました。
凄いな、
と思いました。
そして、ありがとう。


夜、
ャXトに葉書があって、
見ると、
セザンヌ先生からでした。
こないだ渡した雑誌の、
感想で、
「尾鷲父」について、
とても高評の内容で、
本当にびっくりしたし、
うれしかったです。
セザンヌ先生から、
作品について、
葉書をもらうのは、
これで2回目。
1回目は、「熊野父」の時。
セザンヌ先生は、
ミニマル小説の時から、
読んでくれているので、
今回の作品の評価は、
うれしいです。
批評家に、
酷評された「尾鷲父」で、
合評の時も、
同人のみなさんから、
好意的な意見が多かったのだけれど、
追って、
こんなふうに、
わざわざ葉書をよこしてもらった。
セザンヌ先生の気質として、
たぶん、思い極めてくださったゆえに、
葉書をよこしてくれたので、
それが本当にうれしいです。
思いもしないところから、
だったので、
喜びは、
尚さらの事です。

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砥石

2011年04月04日 | 生活
お寺に貼りだしてある言葉が、
新しくなっていました。
こんなふう。

 私たちは
 心をみがいて
 人間となる
 東日本の方は
 私たちの砥石と
 なってくださっている

 今年もまもなく
 桜は満開です。
 今年はライトアップを
 控えます。

砥石という言葉に、
僕は止まりました。
きっと、
誰もがこの「砥石」で、
止まることでしょう。
上記の言葉だけでも、
僕は詩を思うのだけれど、
詩にすると、
砥石を、体言止めにして、
効果的にすることもできます。
けれど、
そんな技巧は、
どうでもいいです。
それより、
お寺さんの、
わかりやすい言葉を、
僕は大事に思います。
詩は、
誰もが判るように作ってはいないけれど、
お寺の掲示板は、
誰もが判るように、
やさしく、
まるく書かれてあって、
「今年はライトアップを控えます」
と結ぶことが、
大切な実である、
と思いました。

帰り道、
氏神様に参拝して、
しばらく、
石に座してから、
帰りました。

睡眠不足で、
夜の9時には、
こたつで、
眠ってしまい、
12時頃、
目が醒めて、
布団に入りました。

温かくなってきたので、
もう防寒具は必要ありません。
ジャンパーもマフラーも帽子も。

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花見

2011年04月03日 | 生活
朝に、
ゲオに返す前に、
「川の底からこんにちは」を、
もう一度見ました。
二度見ても、面白いです。

午後から、
花見のお誘いがあって、
行きました。
思っていたよりも、
たくさんのメンバーで、
ちょっとびっくりです。
炭で火を焚いて、
おにぎりや、空豆を食べました。
「これ何か知ってる?」
と僕は焦げた緑色のさやに注目しました。
「え、何だろう」
と言うと、
「本当に小説家かよ!?」
と揶揄されて、
「空豆。こうして食べるのが一番美味しいんだ」
風が強く、
薄いプラスティックのコップは、
ビールが入っていないと、
飛ばされそうです。
紙のお皿も、
重しで、貝殻が置かれました。
勿論、
桜は咲いていて、
宴は、
震災を忘れることはできないけれど、
原発を中心に、
何人かとまた話すことができました。
僕は、
原発がこんなふうになっているのに、
まだ「原発がなくなったらどうするんだ」、
という人の意見を思い、
そのことは抜きにして、
話の流れで、
「馬鹿ばっかりで!」
と声を出すと、
聞いてくれていた人が、
真剣に、
「馬鹿ばっかりで」
と同じ言葉を言いました。

帰ってから、
図書館に行き、
閉館しているので、
返却ャXトへ、
本を滑らせました。
暗い夜道に立っている、
郵便ャXトに、
手紙を入れるみたいな、
気分でした。

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件p三昧

2011年04月02日 | 生活
今日も良い天気です。
だから、
布団を干しました。
それから、
土日エコ切符(全線乗り放題)を買って、
セザンヌ先生のところにゆきました。
震災の話をすると、
「あなたはちょっと過敏かもしれない」
とセザンヌ先生は言いました。
ちょうど、本屋で、買ったばかりの、
アエラの震災特別号を持っていて、
それを見せたら、
セザンヌ先生は、
すぐに読み始めました。
僕は間違えた。
養老孟司と内田樹との対談が掲載されているのを、
買ったつもりだけれど、
この特別号ではなかったのです。
それでも、
養老孟司と内田樹の記事が少しだけあって、
「内田樹は面白いです」
と言うと、
「辺境論を書いた人だ、武闘家で」
とセザンヌ先生は、すぐに言いました。
きっと、辺境論を読んでいるんだろうと思います。
「どうしてこの人は、こんなに急に有名になったんだろう」
とセザンヌ先生。
「さあ、私も判りません」
と、僕も不思議だな、
と思っていることを、
セザンヌ先生は言いました。
それから、アエラで書いている著者の、
誰かについて何かを言い、
僕にはよく判らないけれど、
先生は、
アエラ批判をしました。

それから、
僕が書いた「尾鷲父」が載っている雑誌を、
渡しました。
いつも読んでくれる先生は、
興味深そうに、
ページをめくっていました。

その足で、
友人からもらったチケットを持って、
ゴッホ展へ。
名古屋市美術館の、
常設もそのチケットで見られるので、
行くと、
熊谷守一の絵が、
二枚ありました。
ほっこりしまいた。

一度、家に帰り、
映画「川の底からこんにちは」を、
観ました。
滅茶苦茶、
面白い映画です。
元気が出ます。
少し眠ってから、
ショウガを天日干しにして、
夜になって、
きてみてや、
というお店へ行き、
いとうたかおさんの、
ライブを見ました。
いろんな話が印象に残っているけれど、
「体ひとつが頼りの人たちは」
という歌は、
本当に、
良い歌だと思います。
いとうたかおさんの、
ヒューマニズムが、
濃く現れている曲だと思います。
被災地で物資を運んだり、
多々、活動する、
自衛隊の人、
消防や、ボランティアの人、
その体を動かしている人達の、
テレビ映像を、
この歌を聴きながら、
思い浮かべていました。
宮澤賢治は、いつもインスピレーションを得ると、
持っている手帳に走り書きをして、
「ほほほい!」
とかなんとか、原っぱで、
飛び上がって喜んでいたそうです。
この素敵な歌の、
歓喜が、
賢ちゃんのジャンプする絵を、
僕の脳は描きました。

震災が起きるちょっと前から、
僕はどうしてだか、
宮澤賢治を読んでいました。
そして、
震災を考えたり、
思ったりする時、
宮澤賢治を読むことは、
気が楽になるし、
また東北的なことを、
読むことが、
できるかもしれない、
とも、
思っています。
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ぽこぽこあるく

2011年04月01日 | 生活
洗濯をして、
散歩しながら、
食材を買いに行きました。

良い天気です。
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