kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

石蹴り

2010年11月30日 | 生活
夜道、
石を蹴りながら、
学生服を着た、
中学生の男の子たちが、
通り過ぎてゆきました。
「地味にいこう」
と彼らの誰かが言いました。
石蹴りを頓挫しないように、
地味に続けていこう、
という意味だと思います。
石を蹴りながら、
みんなで歩く姿は、
昔と変わりません。
大人になると、
どうして石を蹴りながら、
歩かないようになってしまうのでしょう。
ともかく、
子供の時は、
きっと誰もが、
一度は、
石を蹴りながら、
歩いたと思います。
僕もそうでした。
でも、
どうして、
石を蹴って、
前へ進んだんだろう。判らない。
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阿部登さん

2010年11月29日 | 生活
大阪で、
春一番コンサートというのが、
毎年5月の連休にあります。
それを作ってきた福岡風太さんと、
阿部登さん。

阿部さんが、
昨日、亡くなったとの訃報があり、
びっくりして、しばらく声がでませんでした。
絶句というのは、
こういうことなんだろうな、
と思いました。

今朝、阿部さんの夢を見ました。
一日、何回か、阿部さんのことを思っていました。
この5年、ずっと行っている春一番コンサート。
その司会者で、MCを思い出していました。
60歳前で、モヒカンでした。

お昼休みは、
近くの公園にゆきました。
最近は、
労働場が変われば、
その都度、自転車で、
公園を探して、
そこでお昼を食べます。
小鳥たちの鳴き声と、
木漏れ日、
そして枯葉に、
木の枝についた、葉の緑。
石の椅子で、おしりが冷たかったけれど、
時が過ぎると、
木漏れ日が僕の上に、来ました。
ここは、庭園で、池があります。
池を見たけれど、
ぱっとしない池でした。
でも、小鳥のさえずりが凄くて、
ジョンケージの著作名だったか、
「小鳥たちのために」という言葉を、
思い出していました。

ーーー

イチョウの黄(金)がきれいです。

めがねをかけた、女性が、
自転車に乗って、
火のついていない煙草をくわえて、
おしりをあげ、
北へ向かいました。

---

夜、オジと待ち合わせをして、
ういろを頂きました。
このういろ、
ただのういろではなく、
高級和菓子店でこしらえた、
ぐるぐる巻いてあるういろです。
オジ、いつも、
ありがとうございます。
おいしかった!
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岩盤浴2010

2010年11月28日 | 生活
気の流れが変わる、
という感じが、
した朝でした。
意欲がある朝で、
昨日などは、
何にも興味が持てず、
唯一、大阪で春に行われる「祝・春一番コンサート」に、
ゆきたい、来年も、
と思うだけでした。
あとは、何が食べたいとか、どうしたいというのが、
一切、沸いてこないという、
切ない日でした。

ところが、
今朝、インスピレーションで、
喜多の湯にゆこう、
と強く思い、
ネットで開店時間を調べると、
日曜は9時オープンです。
雑用もそこそこにして、
早速、自転車のペダルを漕ぎました。
30分ほど、いろんなお風呂に入って、
10時過ぎに、
岩盤浴へゆきました。
今回で3度目の岩盤浴で、
初回は、足裏からも汗が出るほどで、
これは凄い、
と思っていました。
そして今日は、
15分入って、
5分間、外で水分補給、
また入る、
それを繰り返して、
約2時間、岩盤浴です。
凄く気持ち良いです。
体が芯から温かくなり、
15分、バスタオルを敷いて、
岩の床に寝て、外に出ると、
顔から汗がドッと出ています。
静かで、薄暗くて、
ぴにゃあー、っていう、
喜多郎の音楽みたいなやつが、
流れています。
今日は、香のかおりはしなかったけど、
僕だけかな、臭わなかったのは。

それからもう一度、
お風呂に入って、
帰り道、
一房(15本)で198円の、
バナナを買って、
家に帰りました。
玄関に、
鏡があるのですけれど、
見ると、
顔がつやつや。
血流が良くなっているのでしょう。
代謝もあがり、デトックス効果、
凄い、恐るべし岩盤浴です。
これで400円ですから、
安い。
僕には合ったリラックス法です。

さて、いまから読書。
それから、
一個100円のカボチャと、
人参をレンジで加熱して、
明朝のジュースの下ごしらえです。
大量に加熱するので、
一週間分はあります。

---

こないだ、
スーパーショウガを作る過程で、
ャeトチップ状のショウガを、
手でちぎって、小さくしていたのですけれど、
「やっちゃろうかいっ!」って、
思って、
強力なジューサーにぶち込んでみたら、
ショウガが粉状になりました。
やったー。
手間が省けて、良かったです。
レンジも凄いのですけど、
ジューサーも凄いです。

さて、読書。
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心の糸etc

2010年11月27日 | 生活
この3日間、
身心のバランスが崩れてしまい、
労働を休みました。
緊張と過労、
寒さが原因だと思います。
でも、
三日間、とにかく、
何もせず、というか、
何もできず、
ずっと横になっていたので、
本当に楽になりました。
寝るのが一番です。

今日から労働です。
明日は休みなので、
ナントカ、
一日もってくれないかな、
という気分でした。
でもまだ声が大きくなくて、
あー、疲れているんだな、
と体が知らせてくれます。

夜、テレビドラマ「心の糸」を見ました。
松雪泰子主演で、耳の聞こえない人の物語です。
松雪泰子だけが良くて、
共演者も原作も、
イマイチでした。
「てぃだかんかん」や「フラガール」
の、
松雪泰子は、
原作にも共演者にも恵まれていて、
作品の良し悪しは、
まわりの状況で決まるのだな、
と思いました。
原作が少しつまらなくとも、
出演者が良かったら、
とか、キャスティングというのは、
なんて微妙なんだろうと思います。
でも、もう一度、見たいです。
「心の糸」を見ていて、
「愛してくれと言ってくれ」
という昔のドラマを、
思い出しました。
僕はDVDで、
数年前に見たけれど、
あれは優れた脚本だったし、
出演者も良かったです。
熱心に二回見たので、
憶えているのでけど、
トヨエツと吉行和子が共演するシーンがあります。
それは列車を追いかけての、
手話の演技ですけど、
トヨエツは、
大物女優を相手に、
力をもらっての、
凄く良い演技でした。
もちろん、常磐貴子も素晴らしいのだけれど、
どうしても、
僕にはトヨエツの演技の良さは、
吉行和子の影響だと思えてなりません。

「てぃだかんかん」で、
松雪泰子が共演したのは、
岡村隆史。
このコンビは、本当に、
素敵でした。
岡村隆史なんて、
監督が、
ずっと見ていたい人、
と言っていたけれど、
本当にそうです。
岡村隆史がテレビに出ていれば、
僕もきっとずっと彼の表情や言葉に、
注目します。
その、
岡村隆史が、
復帰とのこと。
あの「てぃだかんかん」主演で、
体調を崩したという噂がありますけれど、
あの映画はとても好きです。
岡村隆史の目って、
本当にきれいです。
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がんばれ文学

2010年11月23日 | 生活
上がらない雨はない、
と言います。
文字通り、
今日は快晴です。

道路を挟んで向かい側、
の歩道に、
盲人を見つけました。
風の中、
陽の中、
僕は彼を目で追いました。
ちょうど、
市バスが通って、
彼の姿を隠しました。
市バスが去って、
彼はいません。
風の中、
陽の中、
盲人を乗せた市バスは、
南へ向かいました。

「雨の日が続いたその後は」、
と、
奥田民生の歌を胸で鳴らしてみましたけれど、
僕のジュークボックスは、
すぐにそれをやめました。

雨上がりの晴天と空気は、
とても気分が良いです。
電車が通ってゆくのが見え、
ガタンゴトンと音も聞こえ、
電車は高架を走ってゆきます。
こんな時は現象に合わせて、
犬塚康博さんの「古井ノ坂」を、
胸で鳴らしてみました。
この歌の出だしは、
こうです。

 中央線は頭の上を
 明日へ明日へと
 ひた走る

シンプルで凄く良い歌詞です。

中央線という歌詞で、
友部正人さんの、
「中央線」は、
こうです。

 ああ、中央線よ空を飛んで、
 あの娘の胸に突き刺され

歌詞は、
文学です。
僕は思春期の時、
文学とは知らずに、
歌を聴いていました。
それが文学であると思い知ったのは、
ずっとあとからです。
80年代からの、
いとうたかおさんの、
アフォリズムなんて、
もの凄い衝撃でしたし、
文学とは、
文学的でないところにこそ、
あるのです。

そんなことを、
風の強い日の午後、
ずっと考えていました。

---

上空、頭上より少しずれたところ、
飛行機の道らしく、
ジェット機が弧を描いて、
北(小牧空港)へ向かいました。
黒い車輪が見えました。

トラック野郎たちの、
ステッカーが楽しいです。
凝視してみても、
どうもよく何て書いてあるのか、
判りません。
我ら・・・倶楽部。
「これ、何て書いてあるんですか?」
と訊くと、
「あ、これか。<とのす>だ」
と運転手は笑って言いました。
「とのす、って?」
「男の人が元気になる薬」
と運転手は言いました。
『我らとのす倶楽部』と書かれた、
ステッカーを見て、
「なるほど」
とよくわかんなかったけど、
答えました。
シャブ系の薬か、精力剤か、どっちかです。
どっちにしても、
楽しいステッカーです。
もうひとつ、
ストレートなステッカーがありました。
『がんばれ建設業』
です。
実際に、建設業は苦しいです。
でもね、
こんなふうに、
ストレートに、
車体に貼って、
おちゃらけてみせる、
そういうノリが僕は大好きです。
『がんばれ文学』、
って、
僕もステッカーを貼ろうかな。
Tシャツでも作るかな、、
ストレートで、
いいかも。

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雨の一日

2010年11月22日 | 生活
一日中、
雨が降っていました。
僕はカッパを着て、
長靴を履いていました。
11時頃は、強く降りました。
夕方、もうやむかな、と思ったけれど、
結局、晩までやみません。
昨日の天気予報では午後3時から弱雨、
それから午前9時から、
とどんどん降り始めが早くなり、
結局、出かける時から雨でした。

労働場で、もう20年来の、
友達に会いました。
彼は運送の仕事をしていて、
昨夜も電話で話したばかり。
お互い、同じ労働場で会うのは、
初めてで、ちょっと照れくさく、
何でしょう、互いに妙に会話が浮いていて、
それが変で、
面白かったです。
彼はボブディランのライクアローリングストーンを、
大きな音で、トラックの中で鳴らしてみせたけれど、
僕は静止させました。
労働中だと、
自由にしているようでいて、
どこか労働の緊張もしているのです。

夜遅くまで労働で、
ヨシヤスさんという人に、
会いました。
彼は、
早口で話し、
時々、
聞き取れなくて、
僕は聞き返しました。
人柄が良いというか、
心が良い人で、
小雨の中、
僕らは葉と葉のように、
雨を受けながら、
揺れていました。

家に帰っても、
雨は降っていました。
何から何までびしょぬれで、
すぐにお風呂に入りました。
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本棚

2010年11月21日 | 生活
貴重な休日です。
図書館、八百屋、100円ショップへゆき、
メモを見ながら、用事を済ませました。
やることはどれだけでもあり、
けれど、午後から、
今日は、休日だ、
こんなに忙しいのは、
間違っている、
と、のんびり過ごすことにしました。
本が読めなくとも、
休日なのだから、
のんびりしないと駄目です、マジで。

なので、
昼寝をしました。
あー、気持ちいい。

最近、
ブクログというサイトで、
本棚があって、
読んだ本をそこに記録することができます。
このブログにも、貼りました。
これは夢でした。
図書館利用が常なので、
何を読んだのか、
読書日記や、
このブログでも、
なるべく記録しておくようにしていたのですけど、
この本棚を見れば、
だいたいいつ頃、
何を読んでいたかを、
知ることができます。
これは夢でした。

本物の、
本棚を買った時も、
いつかこの本棚がいっぱいになるまで、
本を読もう、
と思っていました。
今では、もう本棚は本を置けません。
友人は、通販で見事で安い本棚を買って、
彼の家へ行くと、
その本棚を眺めるのが、
楽しみです。
一部屋、書庫とまでは言わないけれど、
大きな本棚が二つ、
対になっています。
彼も、
そこで座っているのが、
好きらしく、
相当な読書家で、
運転中、
信号待ちでも、
本を読み、
朝の労働の待ち時間に読み、
という人です。
その本棚から、
時々、僕は借ります。

彼は、古本屋専門で、
見たこともない吉増の詩集や、
中原昌也のあれこれ、
現代詩手帳のバックナンバーなど、
古本というのも、
何か、
きな臭くて
魅力的です。

こうして、
ネット上でバーチャルな本棚ができると、
とにかく本をたくさん読んで、
いっぱいにしたい、
という気分です。
困ったのは、
これはあくまで市販されている本のみ。
自費出版ものや、
手作り本、
同人雑誌の中の掲載作品も、
マジで素晴らしいものがあって、
何度も読み返す作品があります。
うーん、そういうのは、
このブログで記録するしかないのだけれど。
ある人が雑誌で連載していたものを、
まとめてプリントダウンしてもらい、
入手し、何度も読み、
のち一冊の本として出版されました。
けれど、本に収められていないエッセイがたくさんあって、
それは僕にとっては、
とても貴重なのです。
そんなものは、
本物の本棚に収めるしかありません。
ま、しょうがないねえ。
文化と産業の合体ですね。
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外道だ!

2010年11月20日 | 音楽
しばらくは、
労働が遅い時間まで続きそうです。
今日もへとへとです。

先日は強い風が吹きましたけれど、
今日は微風でした。

赤い電車は、
北東に向かいました。
植え込みの植物が、
最近は雨が降らないので、
水をあげました。
ピンクの小さな花が咲いています。

昨日も今日も見たのですけれど、
最近の犬は、
鎖なしで、
飼い主と散歩をしています。
横断歩道を渡る時は、
飼い主が。
抱いて、渡ります。
へえ、
って思いました。

先週から、
家のベランダの補修工事があって、
ゴンドラ作業をやっています。
物干し竿もしまわなくてはならず、
いつも東南の日の当たる所で、
洗濯物を干しているのですけれど、
しょうがない、
北西側のベランダに、
物干し竿をかけて、
洗濯物を干します。
ところが、
これが結構、
新鮮というか、
案外、ちゃんと乾くので、
これいいかも、
と気に入っています。

帰ってから、
70年代の、
日本のロックの、
動画をまとめて見ました。
貴重な映像で、
上田正樹とサウス・トゥ・サウスの動画も、
ありました。
僕は彼らのステージを金沢の、
卯辰フェスティバルで見て、
凄いな、と感じました。
その卯辰では、
西岡恭蔵さんが、ギブソン一本で、
当時出たばかりの、
アルバム「ろっかまいべいびい」の中の曲を、
たくさん歌っていました。MCは一切なし。
かんかん帽とレイバンとアロハシャツの姿で、
ギターがとても上手で、
「ジャマイカの港じゃ 恋は風まかせー」なんて、
歌うのは、かっこよかったです。
衝撃だったのは、加川良。
14歳ぐらいだった僕には、
加川良の存在は、
恐るべき、でした。
それからすぐに、
名演小劇場での夜一会の、
高田渡ライブ、
ゲストで加川良が来て、
見にゆきました。

動画では、
ワンステップフェスティバルの、
開催についてのものが、
とても印象に残りました。
ミカバンドやハルヲフォンも、
かっこよかったです。
それと、外道。
はっぴいえんどの演奏の動画も見られたし、
細野のティンパンの時の動画もありました。
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話したい

2010年11月19日 | 生活
音がして、
北を見ると、
高架の上を、
赤い電車が、
カーブを描いて、
南西に向かった。

今日は夜遅くなるというので、
お茶ではなく、
ショウガ湯をャbトに入れて、
持ってゆきました。
防寒の工夫です。

ーーー

道行く老民が、
「先日まで信州の温泉に行っていた」
と言います。
「それはいいですね」
と僕。
昨今、
誰もが話したかがっていて、
僕は、
なるべく、
話が終わるまで、
聞いてあげようと、
思っています。
話すということが、
人にとっては、
とても大事なことだと、
知っているから。
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緑緑緑

2010年11月18日 | 生活
久しぶりに、
Fさんに会いました。
Fさんは以前お会いした時より、
垢抜けて、
元気そうです。
英語が堪能で、
ご家族も外国人なので、
海外のお話をたくさん聞きました。
フィリピンのセブ島は、
昔の日本人の、情があるそうです。
いずれセブ島に、
家族で、
住みたいと言いました。
「いいですねえ」、
と言うと、
「小久保さんも一緒に行きます?」
と言われ、
「いやいや、僕は英語できないんで」、
と、
たじろぎました。
僕は日本がいいな。
昔の日本は、
貧しかったから、
助け合わないと、
やってゆけなかったのだろうと、
思います。
そんな話を、
Fさんとしていました。

緑がたくさんある労働場で、
まとまった緑を見ると、
うれしいです。
近くに、広い芝生広場があって、
そこで、
ご飯を食べました。
寝ころんでみると、
青い空が見えました。
まだ寒くないので、
外で食べられますけれど、
これからは無理かもしれません。
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閻魔様

2010年11月17日 | 生活
朝、頭の中で鳴る音楽。
今朝は、高田渡が歌う、
「冬の夜の子供のための子守歌」
という、
雪だるまの歌が、
鳴っていました。
不思議ですけど、
どうして、
朝起きた時、
音楽が、
頭の中で鳴っているのか、
ぜんぜん判りません。

お昼は、
川沿い(用水路)の脇の、
テーブルで、
お弁当を食べました。
前にここへ来た時は、
まだ暑くて、
蚊に刺されていたし、
水も流れていたけれど、
今日は、もう蚊はいず、
水もなく、
用水の底は、
灰色の砂です。
それでも、
今時分は、
どこでも、
紅葉で、
桜でしょう、
黄色、赤、橙、茶、黄緑、緑と、
葉は色とりどりです。
陽光の中で、
小さな羽虫が、
光の加減で、
たくさん飛んでいるのが、
見えました。

よたよたの、
ホームレスのおとうさんが、
あたりをゆっくり歩いていて、
僕はかりんとうを食べていました。
腹減りだ、あげよう、
とパッと思って、
僕も食べたいから、
両手をお椀にして、
そこに少しだけ、
かりんとうを入れて、
おとうさんに寄って、
「よかったら食べて」、
って言うと、
「ああ」、
と、
おとうさんは言いました。
おとうさんも、
手をお椀にして、
かりんとうを受けました。
手は、黒く汚れていて、
爪の中まで汚れていました。

テーブルに戻って、
むむ、
と、ぼんやりしていると、
すぐ近くで、どこぞのおとーさんが、
枯葉を名古屋市と書かれたビニール袋に入れていました。
がさごそとうるさいなあ、
と思っていると、
「あなたは功徳があるよ」
と言われました。
このおとーさんは、
どこぞから見ていたのです。
「あの人はここらへんで20年いて、
 ひなたぼっこをここでしている」
と言いました。
「昔は、角にいたお乞食様に、おばあさんがねえ、
 施した。おにぎりとか。今じゃ、コンビニで弁当を捨てるんだもんねえ」
おとーさんは重ねました。
「今時、あんたは偉い。閻魔様が褒めてくれるよ」
とおとーさんは言って、どこかにゆきました。
「閻魔様!?」
と僕。

「閻魔様って、地獄の人だよね?」
労働場に戻って、
オキちゃんに訊くと、
「うーん、罪の段階を決める人じゃないかな」
功徳という正確な意味も、
僕は知らないので、
オキちゃんに訊くと、
オキちゃんは即答したのですけど、
忘れてしまいました。

善行なんていうのじゃなくて、
あげなきゃ、
と直感で思ってのことで、
そうすることで、
こっちが満足して、
豊かな気分に浸れて、
気分が良くなって、
結局、
いつも、
僕がたくさん、
もらっているんです。
「かくかくしかじかで、こっちがもらってるんだよ」
と僕はオキちゃんに言いました。
「よく僕には判りませんけど」
とオキちゃんは言いました。
オキちゃんは、
夏目漱石の「坊ちゃん」みたいな、
とてもまっすぐな男です。
そして、純粋。
「小久保さん、よくやりますねえ」
とオキちゃん。
それから僕らは、
労働に励みました。

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また10円ひらった。

2010年11月16日 | 生活
朝礼前に、
髭を生やした職人さんが、
「良い天気だな」、
と空を見て言いました。
めがねを鰍ッた若い職人さんが、
「雲ひとつない天気だ」
と答えました。
僕も空を見ました。
うん、雲ひとつない、
青い青い空です。
快晴ですね。

箒で、赤い枯葉を曹「ていると、
黄色い羽根の蝶々が、
枯葉の中で、昇天していました。
そのままゴミ袋に入れるのは、
いかがなものか、
と思い、
つまんで、
通称、龍のひげ、
と呼ばれる植物がある、
植え込みの中に、
蝶を置きました。

枯葉は、凄くたくさんあります。
けれど、
曹「ていると、
体が温まってきます。
それに、
よく思うのですけど、
オジも言っていたけど、
聡怩キると、
心が鎮まる、
というのは本当です。
お坊さんの修行は、
聡怩ゥら始まる、
というのも判るような気になります。
そして、
僕は今日も、
枯葉の中に、
10円を拾いました!
めでたい。二日連続です。

帰ってから、
スーパー生姜を作りました。
しょうが3袋分を、
レンジで加熱して、
ャeトチップ状にします。
音楽を聴きながら、
指でもっと細かくしていました。
それをタッパーに入れて、
冷蔵庫にイン。
これで10日分ぐらいはあるでしょう。
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世の中銭や!!

2010年11月15日 | 生活
朝が寒くなってきました。
カーテンを開けると、
窓が、
水滴でいっぱいになっていて、
そんなふうにして、
僕らは、
朝の寒さを知るのです。

昨日、カフカ先生の言葉の中で、
「志(し)がある」、
という言葉が残りました。
「こころざし、と書いて、し、と読みます」、
とカフカ先生は言いました。
「し」と読ませることで、
何か、びゅんと強いものが、
僕の中に残りました。
「志(し)」のある人は、
あまりいません。
でも、僕のまわりには、
数人います。
どこかのお寺の門の横に、
「本物は続く 続けると本物になる」、
と書いてありました。
カフカ先生の言う「志」とは、
一生、どんな事情があっても、
志を貫く、続ける、
ということだろうと思います。
そのことを考えていて、
いとうたかおさんのことを、
僕は思い浮かべました。
いとうたかおさんには、
志があります。

ーーー

朝、十円拾いました。
「あ」って、声がでました。

今日もお昼ご飯は、
公園です。
どこかの若い女性が、
遠いベンチで、
マフラーを肩に巻くと、
体を丸く縮めて、
じっとしていました。
きっと、休憩時間に、
眠っているのだろうと思います。
その姿を見ていて、
そうだ、深呼吸をしてみよう、
と僕は公園で、
深呼吸をしていました。

ダンプカーは、
未だに、
トラック野郎が多くて、
いろんなステッカーが貼ってあり、
そのいちいちを僕は必ず、見ます。
何て書いてあるんだろうな、
って。
今日、ヒットなのは、
ベタですけど、
「世の中 銭や!!」
です。
それは金色のステッカーです。
「そうだ!」
と僕は心の中で呼応しました。
こんなふうに、
「じゃかあしいわ馬鹿野郎」みたいに、
いろんなことを、
蹴っ飛ばしてゆく言葉が、
僕は好きです。
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ダダイズムとみそ汁

2010年11月14日 | 生活
朝から読書です。
読書をする時は、
読書を中心として、
時間を過ごします。
つまり、家事をやってから本を読むのではなく、
読書に疲れたら、
家事をやり、買い物へゆき、
洗濯をする、
キホンは、読書です。
今日は、
川上弘美著「これでよろしくて?」です。
最初から絶妙な語り口で、
ユーモアもたくさんあって、
声を出して笑って読んでいました。
休憩して、
自転車の空気を入れ、
隣では大型バイクを整備している人が、
イヤホーンで音楽を聴いていました。
買い物から帰っても、
彼は音楽を聴きながら、
バイクを整備していました。

リンゴを3つで100円で買いました。
八百屋の人が、
「早く食べてね」と言いました。
「はい」と僕は言いました。
多少痛んでいても、
僕は平気です。
痛んでいるところを、
切り取って、
早速、食べました。

カフカ先生と会って、
諏訪哲史の話をしました。
カフカ先生は、
諏訪さんの講義を聴講していて、
「どうでしたか」
と訊くと、
「辻潤がヨーロッパへ行った時、ダダイズムの人でありながら、
 何故、鞄の中に『大菩薩峠』を入れていったのか?
 そのことは、辻のダダイズムにどう関係してくるのですか?」
とカフカ先生は諏訪哲史さんに訊いたらしいです。
すると、諏訪さんは、
「鋭い質問ですね」、
と発したそうです。
「海外旅行で、みそ汁を持ってゆくのと同じではないですか」、
と「大菩薩峠」を読んでもいない僕は、
言いました。
「そう簡単に言って良いのですか」
とカフカ先生は一点を見て、言いました。
それから、
宮澤賢治や吉岡実の話を、
カフカ先生は話しました。
「今度は宮澤賢治の話を、諏訪さんと話してみると良いかもしれませんね」、
と僕。
きっと、面白くなると思うのです。

夜に川上弘美を読了し、
吉増剛造の写真集を見て、
眠りました。

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草臥れて

2010年11月13日 | 生活
草臥れて、
お昼まで眠りました。
草臥れて(くたびれて)っていう字が、
僕は好きで、
草に臥す、ですから、
なんて素敵な漢字だろう、
と思います。

それから、
洗濯をして、
自転車を漕いで、
食材を買いにゆきました。

たくさん眠ると、
本当に、
疲れがとれます。
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