kotoba日記                     小久保圭介

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言葉

2011年04月22日 | 生活
原発の話を、
ある方と、
休憩中に話していました。

帰ってから、
テレビで、
東電の社長が、
避難所に初めて行き、
非難されている映像がありました。
ネットの記事を読むと、
東電の社長に向けて、
避難者の中には、
「頑張ってください」「体に気をつけて」
と励ます人もいた、
という記事に、
驚きましたし、
静かな気分にもなりました。

少し前、
震災関連の番組で、
宮澤賢治特集をやっていて、
高橋克彦という作家が、
「宮澤賢治は、人に本当にやさしい」
と言っていて、
避難所の人がです、
東電の社長に向けて、
「頑張ってください」「体に気をつけて」
と言った。
そのことが、
ずっと僕の中で残りました。
「2時間、辛抱すれば帰れると思って来たんだろう!」
と、
東電の社長に言う人もいました。
それも、その通りだと思いました。
そして、
目の前に、
きっと疲労困憊した顔の、
電力会社の、
制服を着た、
社長と呼ばれる、
一人の、
年配男性に、
励ましの言葉を言った人は、
その年配男性の顔を見て、
本当にそう思って言ったんだと思います。
それは、
テレビでは放映されませんけれど、
僕には、
残る、
強くて、
尊い言葉でした。
音楽が聞こえてきそうな、
大切な、
言葉でした。
僕は、
こういう言葉から、
始まるものを、
信じています。
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