kotoba日記                     小久保圭介

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春隣

2016年01月30日 | 生活
春隣という言葉を
教えてもらった
春の隣
冬の季語

自然界と
日本の風土
花鳥風月に
四季折々

日本ほど
自然を文化した
国はないという
大陸をバスで横断した
セザンヌ先生は
「日本人の里山を作るような繊細さは大陸にはありません」
と言った

自然が嫌いな人はいない
というけれど
あまりみんな自然に
興味は示さない
わたし
山に登りたい
海に行きたい
できれば熊野に引っ越したい
都会は疲れるだけで
ネオンとビルの街中に
ナントカして
草や木を見つけようとする
でも
あまりみんなそういう目線ではないらしい
わたし
空を見る
草を見る
川を見
鳥を見
それを言葉にしてゆくと
どうしてだろう
落ち着く

草のいちいちを見ていると
自然界の造形は
複雑でしかも
美しい

たとえば葉
葉は四方八方に広がっている
と養老孟司さんが
言っていた
その理由は
どこからでも
採光できるような植物の知恵だという

本当にフラクタルに四方八方に
葉が広がっているか
と確認すると
やっぱりそうなっている




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風邪

2016年01月27日 | 生活
体は揺れ
足元に踏ん張りが利かず
座っている

解き放たれない
体だけ
と歌ったのは
いとうたかおさん

暑い寒い
苦しい
しんどい
痛い
重い
体は生きている限り
解き放たれず

最近
よく思う

汗びっしょりの夏は
体の気持ち良さしかないのに
寒さは体を徹底して冷やし
崩れてゆく

眠る
風邪を得る
眠る





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ゴイサギ

2016年01月26日 | 生活
川から水蒸気が立ち
揺れている
天に向かって
ゆっくり上昇して
消えてゆく

どうしてだろうと
訊いてみる
「排水溝があるからや」
と京都弁
そうか
と納得し
温かい水が川に流れ落ち
その周辺は水温が上がって
水蒸気

ならば
微生物 有頂天
魚 有頂天
ゴイサギ 有頂天

最近
ゴイサギが
川辺でたむろしている
魚を食おうと
川面を見ているのだ
あの
長いくちばしが
水を突き

ゴイサギ
雨が降っていても
雪が降っていても
超然としてる


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モスクワ

2016年01月25日 | 生活


モスクワ

覚醒の日
術は解かれた
言葉を守る
件pを守る


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木の下

2016年01月24日 | 生活
寒さの夕を通り
わたしたち3人
一本の木の下に集まって
暖かい室内で
ゆったりと椅子に座り
帰り道は暗く
パスタ屋で
木の幹や花
枝ぶりや
森や空の話をして
時はすでに夜遅く
楽しい時間はすぐに過ぎ

この世に生まれ
この人たちと
遊んでいる

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思いやり橋

2016年01月23日 | 生活
堀川が始まる箇所
名古屋城の
北側


自転車で
通っていると
川辺に
ゴイサギ
シラサギ

のべ5、6羽

鴨か雁の群
いっせいに
南の川下に向かって
水を蹴り
バシャバシャと
音を出し
飛翔
それを
何度も見ることができた朝
感極まって
胸で拍手喝采
鳥さんたちは
本当に凄い

12時15分
また少し


岐阜に
思いやり橋という場所があるらしい
ジョーさんがそう言った
なんでも
その橋は
車が一台分しか通れず
向こうとこっちで
譲りあって
通行するのだそう
そのあと
ジョーさんと
思いやり橋こそ
大事だね
という話だけで終わるわけはなく
お互い譲り合って
「どうぞどうぞ」
「いやいやそちらからどうぞ、ええ」
「いやいや、後ろの人たちも、どうぞそちらからと言っておりますし」
「何をおっしゃってるんですか、申し訳なくてしょうがない、どうぞそっちからお先にどうぞ」
をずっと繰り返し
月日は流れ
二年、三年経つよね

流れで
それはそれは楽しい話に花が咲きまくり
ジョーさんは
ゆったりしていて
温厚で
ユーモアがあるので
お互い大笑い


この話があまりに面白かったので
今度小説にしたろかな
世界中『つい』譲り合ってしまう
そんなお話
500枚ぐらい書いたったら
誰も文句いわんじゃろ





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つむじ風

2016年01月22日 | 生活

つむじ風登場
見事に小さな竜巻を作って
ほこりを巻きこみ
上にあがってゆく
その
かたわらで
窒ウんが
労働している
窒ウんは
労働に懸命なので
つむじ風に気づかない

先日の雪の前日は
「凄く」
がつくほど
寒かった

冬は暖かと思っていたら
強く寒さがやってきて
日々
みな
寒い寒い
と言いながら
過ごしてゆく

足踏みをしてみた
行進の歌を胸で歌って
すると
体が温かくなる
本当に歌いながら
足踏みできたら
楽しいに決まっている
そして
飽きる


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青い空の歌

2016年01月21日 | 生活
ハンバートハンバート

なまずと
らんちゅう
の夢
楽しくて

青い空を見ていると
青の美しさに
胸がわーっとなる

空を見る
とにかく
空を見る
たくさん
もらえる


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嫌だ

2016年01月20日 | 生活
朝起きて
カーテンを開けたら

くそっ
って思った

雪が降る夜は
たいてい
冷え方が違っているので
判りそうなもの

しかし
今朝は判らなかった

労働でなかったら
喜んで
優雅に景を見
散歩ぐらいしちゃうのに

そそくさとお粥を食べ
雪の道を
地下鉄の駅まで歩いた
この歩みが楽しめないのは
転ばぬように
歩行することに
懸命だったから


労働場も雪だらけ
雪かき
水道は凍り
水が出ず

雪でいつもみたいに
はしゃげないのは
わたしの昨今の
ゆとりない
生活態度が
よろしくないからだ
まったくもって
不本意

雪を楽しめない人生
誠に恥の極み
ほんとに嫌だ






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歌が変わった

2016年01月19日 | 生活
風で

飛ばされる
その速度で
風の速さが判る
上空と
目前では
風の強さも
向きも違う

風は縦横に
吹き
回り
つき飛ばし
風と風がぶつかった時
pyuu
goa
と音を出す
風のかたまりと
風のかたまりが
ぶつかり
あたりの葉や紙を
一緒に持ってゆく

ごーど
その悲しみによって
歌の意味が変わる
ただの歌が
ただの歌でなくなる体験を
初めてした
音源としてはまったく変わらないのに
歌が変わるという現象
これは凄いこと

その歌を胸で歌っていると
涙があふれ
瞬きすると
こぼれるので
まず腕で拭いた

風の夕

この世は
気持ちで
できている




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空の色

2016年01月18日 | 生活
幸せは

食べ物をもらうこと
それが肉まんであったり
赤福であったり

そして
彼は
戻ってきた
まだ本調子ではないようだけれど
顔を見られて
よかったよ

雨がやんで
グレイの雲が
絵をつくり
さっと現れる一点の青
グレイと青
空の色
巨大な画布に
誰かが絵を描き
ビルの谷間なら
額縁にもなって

空を見る
ということ
常に変わる
空を見る
ということ


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声の意味

2016年01月16日 | 生活
やっと週末
明日は休みだ

正義の声を出す時
わたし
自己分析した
数時間かかった
注意深く
検証しなくてはいけない

何人にも慈悲
罪人であっても

水族館で見た
イワシのトルネード
群の中に
背が曲がっているイワシ
そのイワシを
攻撃するイワシ

淘汰
人類も

身の丈の問題ならば
物理的なこと

酒を持った男
南へ向かった


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手だ

2016年01月15日 | 生活
あの人をモデルにしたい
そう思って
スケッチをしていた
あの人に
言葉を感じたから

体から
言葉が匂ってくる感じ
奥底に
黙っている何かが
言葉を発している
わたし
だから
耳を澄ます
いや
澄まさなくても
言葉があるのは
判るの

島根は松江
小泉八雲
川の界隈


「なんかある」

あの人は目の奥から
言う

たんかく

仏の手の平で
遊んでいる感
この世で
どんな悪いことをしてきても

あの人は
仏の手の平に
居る感

仏の手の平が
持ちあげられ
または
宮澤賢治が書いた『ひかりの素足』
を思い出させる
あの人の
豊饒な情

彼らの手触りの素敵
仏性

仏様の手の平の上で
居ることを
想像している

手だった!
気づいた!
手が大事だ
手でしたことの
すべてを
思い起こしてみるまでもなく
合わせるのは
手だ
掴むのも
触るのも

自分の手の平を
見てみた
手に
全部あるかもしれない

新潟から風が吹く
青森から風が吹く
兵庫から風が吹く




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うどんを炊く

2016年01月14日 | 生活
あの人は
新宮の生まれ


うどんを炊く

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彼ら海へ

2016年01月13日 | 生活
弁当作れずの朝

行列を作って
並ぶ群衆の脇を抜け
通りに出て
息を吸い

野球帽とジーンズを履いた
盲いた人は
右手に白杖
左手は介助の女性の肩に
彼女は
スマホで地図を見
話しながら
東へ向かった
そして
右へ曲がり
海の匂いがする方向へ
向かっていった

冬なので
花は枯れている
あの3本の木には
夏頃
白い花が咲いていて
今は茶色になっている
葉は広げている
四方八方へ
採光のため

雨が降らないので
陽光だけが
頼り

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