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kotoba日記                     小久保圭介

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      『フィシスの波文』

2024年07月11日 | 映画














映画を見てきました

『フィシスの波文』

すごく良かったです
もういっぺん見たいぐらい
初めての映画館です
最初の 3場面で
タルコフスキーの水みたいな感じがした
それと熊谷守一
の絵の中で水滴があるんだけども
それがふわっと重なってきた

冒頭の近いところで
宗教学者山折哲雄さんが出てきた
この人から私の入り口だったもん

今も覚えている 阪神大震災の時に
アニミズムという言葉を中日新聞の紙面から教えてもらった『オリーブの木』

あの記事は本当に良かった
こんな風に映画に出てくるなんて嬉しいと思った

🌿

ドキュメンタリーには嘘がない

音楽もすごくいい
日本の和が どうしてわかってるんだろうって ちょっと思った

良い音楽が 映画作品をものすごく力を持ってくる

北野武の作品は
どの カットも絵になっているのが一番いいって言うけど
内容じゃなくて
連続する絵があるんでね
本当に綺麗なんだよ

竹やぶから 下から撮影すると
もう何か 宇宙みたいな感じに本当に持ってくる これはいいわ

上空から撮影するのではなくて
この下から撮影するのは
もう ものすごく思ってる人じゃないと こういう絵はできない

模様がこれからいっぱいで出てくるんですね これは本当に面白かったね
帰ってくる 途中から もうすぐに模様を目に入ってくる

文様 もんよう

パターン
パターン=リズム=心臓=血管=繰り返し=科学=文様

この作品を見ようと思ったのは
赤本で
赤本の中で少しだけあって

物質と魂

という言葉に惹かれた

いろんな美術家が出てきて
最後は北海道の話っていう風になってたからそれもいいなと思ってたの
でも 総合的にたくさんの美術家が ドキュメンタリーに出てきて
本質的なものをやってる

たくさんの美術家が文様のように出てくるんですね 同じ法則で出てくるんです これも面白かった

作品の最後の方で
知らないうちにカラーから
あ 白黒だ
白黒だ
と思ったの
モノクロっていうのはいろんな意味でやってるんだなと思ってそれがわかった
また色が出てくるんだけども
何か無意識の世界に入ってくるんだね そういう技術 なんだね 大した人だわ すごいよ

🌿

これは本当に面白かった
もう1回見たい

映画は ドキュメンタリー という手法は何かすごいものがある

しかしこの生活の中から
宇宙まで持ってくっていうのはすごいよ

この作品を見ていて
ある意味ではもう作中で 言葉はどこにもいらないんじゃないかなと思った

映像が本当に美しくて
変な物語もなくて
これは自然界の美しさをここまでも思わせてくれるっていうのはすごく嬉しい

今池まで行ってきて本当に良かったと思う

映画館は2階にあって
上りは右側の手すりがあったんだけど
下りは右側は手すりがなくて
なんとかできたよかった
左手がよろしくないんで 両方手すりにあると本当にありがたい

☘️以前まであった新しくなった
ミニシアターは
あまりいないんだろうなと思ったんだけど
今回のお客さんは多かった びっくりした

名古屋は12日までが見ることができます これは本当にいい作品だと思う
帰り道 夕立があったんだけど
少しは体も濡れたけど
雨の降る雨の水滴が
すごく嬉しいすごく美しい

物質と魂

やっぱりこの言葉は良かったな

この言葉が魅力的なんだな

全くそのままのドキュメンタリー というのは これは本当にすごかった 行って良かったと思います

フィシスって
あるがままの自然

って言う意味なんですね
うんよかった🌿

#フィシスの波文
#ナゴヤキネマノイ







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5 コメント

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特殊鋼マルテンサイト千年 (サムライグローバル)
2024-07-30 10:08:01
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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明鏡止水 (鉄の道の旅人)
2024-08-02 19:03:17
「材料物理数学再武装」といえばプロテリアル(旧日立金属)製高性能冷間ダイス鋼SLD-MAGICの発明者の方の大学の講義資料の名称ですね。番外編の経済学の国富論における、価格決定メカニズムの話面白かった。学校卒業して以来ようやく微積分のありがたさに気づくことができたのはこのあたりの情報収集によるものだ。ようはトレードオフ関係にある比例と反比例の曲線を関数接合論で繋げて、微分してゼロなところが全体最適だとする話だった。同氏はマテリアルズ・インフォマティクスにも造詣が深く、AIテクノロジーに対する数学的な基礎を学ぶ上で貴重な情報だと思います。
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ニュービッグビジネス (財務関係)
2024-08-02 20:46:09
「材料物理数学再武装」か。関数接合論ですね。
1/h^n=1/f^n+1/g^n、
第一式おもしろい着想ですね。マクロ経済学のホットな話題として財政均衡主義と現代貨幣理論(MMT)の競合モデルの方程式や関数なんてものはできないのでしょうかね。
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隠れた山陰インバウンド観光有望地域 (刀鍛冶の弟子)
2024-08-04 20:55:45
>鉄の道の旅人さん
その名をきくと島根県安来市あたりのたたら製鉄の里で有名な鉄の道文化圏を思い出します。最近ではアニメ鬼滅の刃に絡んだ巨大割石というものが存在する天馬山が有名になっているようですね。まあもともと日本刀原料となる玉鋼を日本美術刀剣保存協会というところとプロテリアルの共同でわずかながら製造しているのはNHKドキュメンタリー番組等で有名な話ですが。
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インド哲学的見かた (ソウルリスペクト)
2024-09-29 21:54:58
一神教はユダヤ教をその祖とし、キリスト教、イスラム教が汎民族性によってその勢力を拡大させたが、その一神教の純粋性をもっとも保持し続けたのは後にできたイスラム教であった。今の科学技術文明の母体となったキリスト教は多神教的要素を取り入れ例えばルネサンスなどにより古代地中海世界の哲学なども触媒となり宗教から科学が独立するまでになった。一方でキリスト教圏内でも科学と宗教をむしろ融合しようとする働きにより、帝国主義がうまれた。宗教から正当化された植民地戦争は科学技術の壮大な実験場となり、この好循環により科学と宗教を融合させようというのである。その影響により非キリスト教圏で起きたのが日本の明治維新という現象である。この日本全土を均質化した市場原理社会する近代資本主義のスタートとされる明治維新は欧米などの一神教国が始めた帝国主義的な植民地拡張競争に危機感を覚えたサムライたちが自らの階級を破壊するといった、かなり独創的な革命でフランス革命、ピューリタン革命、ロシア革命、アメリカ独立戦争にはないユニークさというものが”革命”ではなく”維新”と呼んできたのは間違いない。しかしその中身は「革命」いや「大革命」とでもよべるべきものではないだろうか。
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