kotoba日記                     小久保圭介

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2011年04月16日 | 生活


今日は、
とても神妙な気分になりました。
信号のない交差点から見ると、
石碑があって、
不思議な雰囲気があって、
何だろう、
邪気がすべて落ちるような、
強いエナジーをその石から感じました。
自然界から得られる浄化というのは、
こういうことをいうのかもしれません。
貴重な体験です。
霊的だと、
自分が思いました。
そして、
ここが、
基であるかも知れぬ、
と思いました。

人間の体は衰えてゆくけれど、
心はそうではない、
と思いました。

桜が北側の庭にあって、
風が東から吹いて、
僕の方へ桜の花びらが、
ぶわー、っと、
降ってきます。
桜の花びらが降る中に、
立っていて、
気持ち良いこと、
この上なしです。

僕は微笑んでいたのかもしれません。
あいさつをした年配女性が、
桜の花びらを聡怩オながら、
「東山の金さんだ」
とか、
思いついたように、
今度は、
「風雪流れ旅!」
と僕に笑って叫びました。
「はい」
と答えましたけど、
「当山の金さん」も、
「風雪流れ旅」も、
きっと、
桜吹雪に関係しているんだろうな、
と思っているのですけど、
違うかもしれません。
まあいいやどうでも。

よくパーティや結婚式で、
紙吹雪があって、
あれは、
もしかしたら、
この桜吹雪の代わりかもしれないと、
思いました。

真言宗豊山派と書かれて、
十善戒が、
並列に書かれてありました。
そっと、
それを読んでいました。

場所の力というものが、
確かにあって、
熊野では全域がそうですけれど、
今日、
僕がいた場所も、
強い力を感じました。

この霊的なものを感じ、
ある疑問が、
解けた気がしました。
いとうたかおさん、
とは何か。
それは、
こないだ聴きにいった、
ペケ(いとうたかおさん)のライブの時から、
強く疑問に残ったことです。
僕はいとうたかおさんの歌の、
フォークソングの部分に、
反応するのではなく、
彼の霊性、
スピリチュアルに、
反応しているのだ、
ということを、
今日、
改めて、
知った気になっったのです。
でも、
それはきっと本当だと思います。

ここが、
基であって、
ここから、
熊野に繋がってもいるし、
ちょっと、
風穴があいたようで、
うれしいです。
すると、
敬愛する友人の、
今、起きているすべてに、
「しょうがない」
という不思議な力を持つ言葉も、
この基からならば、
橋を架けることができます。

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震災について、
原発のことと、
被災地への思いが、
あります。
この二つが、
僕の中で、
せめぎ合っていて、
原発ことを考える時は、
感情では考えず、
ロジックな意見を、
見聞きしています。
けれど、
被災地の、
一ヶ月以上たっても、
まだお風呂に入っていない人たちのことを、
考えると、
感情で考えます。

ある方が、
「物事の裏を読んでゆくことも大切だけれど、
信じることから始まるものもあるから」
と言っていました。
僕はこの人の言っている、
信じることから始まる、
を、
忘れないようにしなくては、
と思っています。
肯定してゆく力は、
女性の力でもあるのです。

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今日は、
高田渡さんが昇天された日です。
もうあれから何年経ったのでしょう。
せっかくだから、
渡さんの音楽を聴いて、
追悼しようと思ったけれど、
僕が21歳の時に、
ライブハウスで歌った時の録音や、
ちょうど、
10年前に、
thisというユニットのメンバーと、
一緒に演奏したり、
僕が言葉を朗読して、
彼らが即興で音をつけてくれた、
映像を見て、
夜は過ぎてゆきました。
映像が、みえちゃんなので、
これがまた今見ると、
結構、良いんですよねえ、
みなさん、凄い人たちなので、
こうして、
映像に残してくれたことに、
感謝です。

写真は、
こないだ行った、
名古屋市美術館へ続く道端の、
菜の花です。
僕はこの、
黄色と緑のセットが、
好きです。
コメント
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