kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

ハンブルグ先生の言葉

2019年11月30日 | 生活
   
   



スキップしている
スキップしている

雲なし青空
ブランコが揺れ
朝の笑顔を増幅させたのは
ハンブルグ先生の言葉
思わぬ言葉に
みな失笑し
楽しき朝の始まり

夜にはごぼうを食べ
レタスを食べる
あげだし豆腐を食べる

今は日曜だけが休みなので
今日の帰りに
スーパーに寄る
今日のうちに大洗濯大会を開催して
ギターは鳴りっぱなし
適当なコードを押さえて
適当な歌を歌い
洗濯歌を歌いながら
夕食までの時を過ごす

週末の疲れはすぐに来て
睡魔は容赦なく
一週間の終わりの
床に入る

宇宙独楽



こうして
「こま」という字を
キーボードを叩いて
出してみると
なんと不思議な漢字だこと
独で楽しむとは
独楽の軸があり
回転し続け
さらに不思議は
止まるとき
止まったとき
わずかに逆に回転すること
それを子供の時
見ていた
未だに理由がわからない
自然界はわからないだらけです
食物繊維だって
まだちゃんと調べてない
ミネラルの意味も

偉大な食物
海藻は
海の草
という解釈で
だいたい良いと思いますけど
また調べます






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ャPットに忍ばせる物

2019年11月29日 | 生活
  
  
  




凄く寒いなってきました
朝起きると
まだ筋肉の可動範囲が狭く
しばらくすると
ほぐれてくる
朝は痛みに要注意
ストレッチは大事

冷えというのは
体をダメにする
外も内も
だから動く
白湯を飲む
具だくさんの味噌汁で
朝の一発目をキメる
それはなめこ入りだ
人参
大根
ショウガ
ワカメ
キクラゲ
葉物
エノキ
山芋

これだけキメれば
相当効く

朝昼晩と納豆をキメ
自転車で足を鍛える

ファンタスティックロードは
常に美しく
毎朝通っても
新鮮だ
鳥が鳴き
川が流れ
枯葉があり
緑がある
風があり
人が歩き
ベンチがある
犬も歩く
陽が木漏れ日を作り
体が温まったころ
瑠璃の歌が聞こえてくるのだ
ブランコの歌も

ャPットに
どんぐりの実を忍ばせ
平気な顔をしている
いざとなったら
どんぐりの実を出せば大丈夫だ

みんなどんぐりの実をャPットに入れていないことを
『おいだ』は知ってるんだ、へへ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『さぶい』と言った

2019年11月28日 | 生活
  


くもり

いただいた肉まん
朝から
肉まんの歌

ブランコを漕ぐ音
背で聞いて

『さぶい』
と言った

さぶい、日
こんな日は白湯
ャbトに入れて
飲む
白湯

そして都コンブの歌

つみれ

カラス一羽
雀たくさん

雀で思い出すのは
辻潤のこと
晩年
辻潤は
肩に雀をはべらせて
遊んでいたという

冬の気候だ
冬が来たのだ
だから寒いのだ
もっと寒くなるのだ
そして
花粉が飛んで
春になるのだ

---

その人は学校に行った
そして学んだ

豆腐をそのまま食べる
その食感
美味しい

---

古い畑が真ん中にあり
方々は立木であって
風も吹いている
日輪があり
青空がある
雲があり
慈雨がある
和して尊しとする
畑の向こう
立木の向こうは
春になると
菜の花が咲く
畦は農夫が行き来して
更に畦になる
いまでもトンボは飛び
夏は遠くから
蛙たちが鳴く
今も昔も
何も変わらず
人は二足歩行のまま
腰を痛めては
米を食う
米の前は
ドングリの実を食べていたという
農耕
依って
和を以て貴しとなす

和は輪であり
環になる

円という漢字
その奥行

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十分間のギター

2019年11月27日 | 生活
くもりのちはれ

深夜
雨が降り
朝はその痕跡のみ
天から水は落ちず
路面は濡れていた
おそらく
葉の面も
土の中も
看板も

祝いの後半が始まり
やがて
祝祭は終わった
そして
洗濯機をまわし
ギターを弾いて
適当に歌って
ほんの十分
その時間を
ギターで遊ぶ


廊下にギターの音が鳴って
空気がきれいになる
音を出すと
家が喜ぶという
音楽の
底なしの
見えぬ力を
指で出す
たかがこの指が
ぎこちない演奏であっても
空間は確実に変わる
その不可思議
ささやかで
無限の喜び
音楽

貼るカイロを
3箱買う








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝いの歌

2019年11月26日 | 生活
肉まん三つの歌
朝に鳴る

ギターを持った三人
陽気な音楽を鳴らし
束の間の賑わいを作る

久しぶりに
ゴーヤ栽狽フ
先生にお会いする
ユーモアがあって
いつまでも若々しい

小屋は西に作られ
荷物を持って
みな
移動する
電気が灯るのは
明日


帰路
スーパーと八百屋に寄って
夜道を帰ってゆく


祝いの歌
祝いの踊り
祝いの言葉
誰のために
何のために
誰のためではなく
何のためではない

歌と踊りと言葉で
喜びを示すのみ
ハレトケ

毎日の
ケの暮らし
年に数回の
ハレ


円を回り
階段をのぼる
丘に立ち
祝いの声が野に響き
何十人もの人たちが
それぞれの喜びを
天に上げる







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュピター

2019年11月25日 | 生活
昨日の湯屋の効能は
疲労回復です
体を温めるということ
その力
いつもゆく湯屋は
アニメの『千と千尋の神隠し』に出てくる
それに似ていて
湯屋が見えると
いつもアニメの湯屋を思う昨今
久しぶりに見たいな
トトロも

果実の毒
海藻の歌
海藻はヨーロッパの方では
駆除の対象になっているそうです
海藻を食べられる遺伝子を
日本人は持っていて
当然
海藻は体に
めちゃよろしい

---

たまに聞きたくなる
ホルストの『ジュピター』
大きな仕事をして
帰っていった
緒方貞子氏を
思いながら
頭の中で
ジュピターを鳴らす








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅は道連れ世は情け

2019年11月24日 | 生活
  
  

南西ミッションから
すでに一週間が経った
まるで昨日のよう

帰りのバス
各駅停車の三時間
乗り場で出会った人たち
とりわけ
緩やかな陽を発するおばば
86歳元気


汽車は三時間待ちで
駅からバス停に
みんな流れてきた

おばばも
終点まで行くので
ずっと何事かを話し
バスは山道をゆく
「大丈夫か。酔うてないか」
訊くと
「ありがとう大丈夫」
「酔うたら酔い止め持っとおるけんな」
「おおきに。誰か酔うんか」
おばば返し
「わいじゃ。前酔うてえらい目こいた」
言うたら
「あんたかいな」

おばば
笑を出し
「バスはええなあ。乗り慣れとおるけん、汽車より楽や」

おばば重ね
「ほうけ。えかったねえ」

返す

飴玉二つ頂き
いろんな話を聞く
途中
トイレ休憩
「トイレ行っとき」

おばばを連れて
不慣れなバス旅に
添える
バスがわからんようなったらえらいことです
「トイレの前で待っとおるけんな!」
言うと
「はい」

おばば返す
夕暮れ
「陽落ちんのはやなった」
と発すると
「しやな」

おばば


終始笑顔を交え
いろんな話
おばば言うた
「浮「(人のこころは)」
その
「浮「」
という言葉が
夜の闇の中
終点間近
おばば発す
本当のことを最後に言いたかったのだ
それは毒を見た人の目
だからわたしは安心した
終点間近
おばばがそう言ってくれたことに
本当に言ってくれてよかった
付き添った甲斐があった
打ち明けてくれてありがとう
おそらく二度と会わないだろうことの
暗黙の了解


終着駅で
わたしたち
握手をして
夜道を歩いて帰ると言う
「大丈夫け」
「ありがとうございます」
おばば
深く頭を垂れて
夜の道に
歩んでいった
気いつけて
胸で言って
わたしも
帰路

一期一会
こんな歌が
ある


『いつか』=@作詞作曲 高田渡


一度も逢わないことだってある
すれ違いすらしないことだってある


渦巻くグラスの中に浮かんでいる
自分がみえるのはいつの日のことか


気がつかないで通り過ぎていくのが一番いい
出逢った時が一番いい
   

いつか目が覚めない朝を迎える時がくる
永い夜は短い朝に逢う為にいるのか 


一度も逢わないことだってある
すれ違いすらしないことだってある 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の言葉/言葉の朝

2019年11月23日 | 生活
雨あがりの朝
靄(もや)の
白のきれい

暑いぃ、、、

服を
一枚脱ぎ
二枚脱ぎ
やっと心地良きに
辿る

汗ばむほどの
陽気
小春日和

羽虫たち
陽の中を飛ぶ
塵の如
蛍の如く

青き空

今年の手帳に
文字書く隙が
どこにもなくなった
ャbケの中に入れた
紙切れに文字を書くけれど
思いついて
11月20日から
来年の手帳に書記する

もうちょっとしたら
一年が終わる
はあ、、、、はやい






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二人の力士

2019年11月22日 | 生活
  
  
  



くもり

午後
小雨

厚着
下三枚
上六枚
カイロ
首に一枚
いずれもっと寒くなったら
腰にもカイロが必要
冷えは浮「

二人の力士
岸に向かって
進んだ

知は西にあり
二人の力士は
岸から
北に向かい
北にある知に向かって
歩いていった

西の知を手に持って
力士たちは
歩いてゆく
北へ
そこを目指す
大きな体を
大きな肩を揺らして
ぞうりで

わたしは
林の道をゆく
小雨










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日高さんの言葉

2019年11月21日 | 生活
  



寒くて
6枚着る

日高さんは
三重弁で言った

「言葉が出ない人がたくさんいます。言い返せない人がたくさんいます。態度にも出せない人がたくさんいますから、強く言ってはいけないんです」

十年間お世話になった人は
もっと長い歳月の中で
人を観察し
それぞれの立場になって考え
最終的に
日高さんの位置は
世の一番弱い側に立っての
視線だった
その思いやりと慈悲
どれだけ救ってきただろう
快活な声と笑顔で

言葉を持たない人の言葉を聞き
言葉を持つ人の怒りの根源を思い
人のすることを今でも
見ている
そして
声を鰍ッ
動き
救済されてきた
感謝と尊敬と敬意しかない

「作家は言葉を持たない人の通訳者とあれ」
津島祐子はそう言った

偉人たちは
遠く近くに存在して
こころのきれいを
わたしにうながす

---

夜に鐘が鳴る
貞Mの中に動きあり
こころの内に隠すもの
それは花の咲き具合
月光は
かぐや姫の寓話が
本当だったのではないか
と思わせるほど
煌々と夜空を照らし
彼は水の中の愛から
真理の壺を持って出てきて
ずぶ濡れになって
地上を歩く
野に向かって
ぐったり疲れて
やっと野に横たわる
菜の葉は月光で美しく
大きな場所で
彼は横たわる

月光の鮮やか

ギターの音が
洗濯もする夜の川辺から
聞こえて
つま弾く音色は
響く
彼の弟子が
楽師となり
奏でているのかもしれない

野の上で
水が滴る愛の壺
うつむいていた彼は
楽師となった弟子の音色で
顔をあげる
良き弟子は師を越え
彼は気を取り戻す


花の咲き具合
内なる思いを隠しては
つぼみの花の傍らで
天に向かって

打ち上げる
天空までも届く
勢いで
発する言葉






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情には理/理には情

2019年11月20日 | 生活
  




寒し

情には理
理には情
をもって
接する
または思考する

バス停にて
高齢者婦人
帽子落とし
すぐに拾う

行きたい・じれったい
韻を踏み
日々
韻を踏む音
即座に書記する

---

木内みどり氏
お帰りになっていたという
そんな知らせ
聡明な人だった印象

『元気が出るテレビ』
を以前
見ていた
その時
北野武たちと一緒に
出ていた
そして『元気が出るテレビ』に出てきた新人倹l『メロリンQ』

 「以前『メロリンQ』と名乗った若者が
  今や
  立派で毅然とした大人になり
  堂々と意見を述べる姿に物思う」

と生前
国会で
山本太郎氏の明晰な弁論を
目の当たりにして
回顧していた木内みどり氏の
言葉
それが忘れられない

反原発運動だけにあらず
あらゆる動と論と情
知においても
わたしは
共感できるだろう人だった
木内みどり氏
帰る

---

夜は
松についての本を読み
慈悲を重ねる

夜の砂浜に残った
昼の遊び子たちの足跡は
打ち寄る波に消され
それは闇の中
誰に知られることもなく
ただ
砂に戻り
朝の日輪に照らされて
光る
海面
海に魅せられ
また遊び子たちはやってきて
砂に絵を描き
家に戻る
夜になって
潮が満ち
瞬時
遊び子たちの絵は
海に帰る
また日輪が昇り
海面を照らし
空は青
繰り返す
ずっと
繰り
返す

永劫の輪の中で
わたしたち
出会う
「こんにちは」
「こんにちは」









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生活道路

2019年11月19日 | 生活
  




寒し
防寒具
冬の風

雪降りそうな雲

図書館の前を通り過ぎ
携帯電話ショップ
すでに
手続き終了済みを知る
スーパーで食材
八百屋で野菜と果物
公園を通って
帰宅

思えば
八百屋
スーパー
カイロプラクティック
携帯電話ショップ
カーマ
図書館
公園

全部
この道路沿いにある
これはわたしの
生活道路だ



それぞれが
前を向き
順番に名前を言う
片手をあげて
涙声の人もいる
そう聞こえるだけかもしれない
けれど
名前を言えるという喜び
まだ
名前を名乗れない人がたくさんいる中で
ちゃんと自身の名前を言えるという素敵
見えぬ努力
隠す怪我

白鳥は優雅に水を切って
湖を移動する
水音さえ立てずに
けれど
水面下では
水かきの足を
高速で動かしていることを
わたしは知っている

優雅であること
一見そう見える事柄
その裏には
到底
想像さえできない
過酷な現実が隠されている

一度だけ
両膝から血が滲んでいるのを
見たことがある
けれど
その人は笑顔だった

バレエで文字通り
白鳥の湖という演目がある
そこに至るまでの
または身体の軸がぶれずにいられるまでの
訓練の長さ

わたしたちは
多かれ少なかれ
表層しか見ていない
結果しか知らされない

表層を見せず
過程を見せず
そんなふうに
日々の暮らしを
みんな営んでいる
笑顔で
時には
涙声で

いずれにしても
それは
とても
素敵








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミッション遂行終了

2019年11月18日 | 生活
  
  
  

くもり

朝から
書類の整理に追われる

洗濯
一日延滞してしまった本を
図書館に返し
銀行
バス


バス
自動ドアが壊れ
運転手さんが各停留所にて
手動で開閉

睡魔
明日の弁当をセット
アイスクリーム
二時間寝る

多々に電話とmail
携帯電話のショップに電話をして
手続きに必要な備品をチェック
そうこうして


二時間の睡眠後
ぐっと疲れが出た感じ

兎にも角にも
体調不良にならず
無事帰宅できてよかった




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南西へ

2019年11月17日 | 生活
  
  


五時半起床
赤福の入荷待ちを
電車の時間ぎりぎりまで
待つ
待った甲斐あり
事前に四つ申し込み
お店の人が
台車で近寄ってくる赤福青年に駆け寄って
四つだけ持って
店に戻り
すぐに清算
ありがとうございます!
待って良かった

8時43分
快速みえ
この12番ホームへの階段の始まり
どれだけこの階段をのぼっただろう
幼少の時から
関西線は幾度も
そして
熊野行きは
快速みえも
特急も
この12番線から

車窓を眺めていると
この世は面白いと思った
何故なら
トタン屋根はあるし
と思って

これは変な言い方ですけれど
この世に生まれなかったら
トタン屋根は見られなかったはず
この世にはたくさんの事物があり
それはどれであれ
視神経が脳に電気信号を送り
脳は記憶から「トタン屋根」
と瞬時に電気信号で送り返す

当たり前のトタン屋根だけれど
いつも見ている
通り過ぎてしまうほどの
事物だけれど
それを見るということは
凄い奇跡の連続の結果だ
生命はおもしろすぎる
この世でトタン屋根を見る
ということ
その不思議
まるで映画『ベルリン・天使の歌』
で間違って
地上に降りてきた男のような気分
わたし
もちろん天使じゃない
毒々しい生の人類だけれど


太陽の秘密

曇りの秘密


グレーの車
山道
海道
多々と会談
談笑
元気な姿



スーパー
さんま寿司
弁当
バス停
関西から来た人
海辺から来た人
各駅停車
バスのWi:i
兄に電話
トイレ休憩
飴玉
LINEで写真と動画を送り
たくさんの書類
窓の外
冷え
夕闇
終着駅
夜の道
おばば家へ帰る
電車を待つ
焼きそばパン
エッグパン
赤福
夜の中
電車は走る

深夜帰宅
ぐったり
トマトジュース二本と
垂ノ漬けたニンニクを二つ食べ
寝る




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛みということ

2019年11月16日 | 生活
    
    



明日から南西に向かうので
無事帰宅できるように
お願いの便りを出す
快諾を頂く
ありがとうございます

道を歩いていて
肩痛しの人を思う
痛みというものは
みんな持っている
それぞれの箇所が
時にまたは慢性的に
痛む

痛みということ
それを思う
すべての
体の痛みがなくなったら
と思うけれど
痛みは体の不具合の知らせ
だからそこを調べる
そういうふうに
体はできている

「老いとは動脈硬化との戦いだ」
と以前
セザンヌ先生は言った
ならば
「人は痛みとの戦いだ」
と思ってみたけれど
やはり
セザンヌ先生のアフォリズムには
かないません


昼過ぎ
ウィリアム・バローズが
北へ向かった

男はスコップで
穴を掘り始めた
穴を二つ掘って
そのまま立ち去った

穴をどうするか
何に使うかはわたしたちの自由だ
タイムカプセルも埋めない
種も埋めない
わたしたちは
そのままにしておく
そして
その穴が時間をかけて
どうなってゆくのかを
観察するのだ
自然が何をするかを見るのだ
きっとすごい

人は飛べず
鳥は飛べる
空を
鳥の
羽ばたきの波動

帰り道を変え
スーパーで買った食材を段ボールに詰め
自転車の荷台にくくりつけて帰る
以前
くわをくくりつけて
農夫は走った
それに習う
クリーニング屋
花屋

やっと帰宅
明日は早い
二割引きの弁当で夕食
明日の最終チェックをして
早めに寝る



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする