寒い廊下に暖房が
ひこうき雲
南西へ
痛み分け
もうどこにも生きてゆく希望がない
と
男は言った
道には
梅干しの種が落ちていた
西の林
風で揺れ
朝
橋を渡って
南へ歩いてくる南高節
いつも大きな本を
読みながら
前を向き
暗記しているのか
考えているのか
ともかく
南高節は
横書きの日本語を読んで
歩いてくる
餃子と炒飯が食べたい
そう思っていた
帰り道
そうだ
あそこに王将があるではないか
と閃き
餃子二人前と炒飯を食べる
歯 浮き
8時半には寝入る
10時頃
電話鳴り
留守電に
月の知らせがあった
皆既月食
見てみたかったけれど
歯 浮き
寝入っていた
ひこうき雲
南西へ
痛み分け
もうどこにも生きてゆく希望がない
と
男は言った
道には
梅干しの種が落ちていた
西の林
風で揺れ
朝
橋を渡って
南へ歩いてくる南高節
いつも大きな本を
読みながら
前を向き
暗記しているのか
考えているのか
ともかく
南高節は
横書きの日本語を読んで
歩いてくる
餃子と炒飯が食べたい
そう思っていた
帰り道
そうだ
あそこに王将があるではないか
と閃き
餃子二人前と炒飯を食べる
歯 浮き
8時半には寝入る
10時頃
電話鳴り
留守電に
月の知らせがあった
皆既月食
見てみたかったけれど
歯 浮き
寝入っていた