kotoba日記                     小久保圭介

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朝の南高節

2018年01月31日 | 生活
寒い廊下に暖房が

ひこうき雲
南西へ

痛み分け

もうどこにも生きてゆく希望がない

男は言った
道には
梅干しの種が落ちていた

西の林
風で揺れ


橋を渡って
南へ歩いてくる南高節
いつも大きな本を
読みながら
前を向き
暗記しているのか
考えているのか
ともかく
南高節は
横書きの日本語を読んで
歩いてくる

餃子と炒飯が食べたい
そう思っていた
帰り道
そうだ
あそこに王将があるではないか
と閃き
餃子二人前と炒飯を食べる

歯 浮き
8時半には寝入る
10時頃
電話鳴り
留守電に
月の知らせがあった
皆既月食
見てみたかったけれど
歯 浮き
寝入っていた


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鶏始乳

2018年01月30日 | 二十四節気 七十二候
大寒 末候 鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく

鶏が卵を産み始めるという意味

若い女性二人が
肩を並べて歩き
「人の感情を考える」
と言った
そして西へ向かった

マッカーサー軍曹が
タラップから降りてくる

午後
暖かき&雪が来


高いやぐらをのぼってゆく男を
見た
しばらく見ていた

ベランダに吊るした
干し柿5個
ヒヨドリがやってきて
つついて
下に落とし
食べていた


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歌う声

2018年01月29日 | 生活
栗まんじゅうの歌が
西の空から聞こえたとき
東の空は光り輝き
晴天は遠くまで
飛んでゆく

大阪屋のバッテラ

柳原通り商店街
肉屋に通う
そこには
揚げ物も売っている
そしてすごく安くておいしい
チキンかつ
クリームコロッケ
白身フライ

勉強する女性は
最後に大きな声で
冬の夜の歌を歌った


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十八穀米

2018年01月28日 | 生活
昨日から
玄米に加え
十八穀米を混ぜて
食べてみる

外は曇って
気温は低い
雪もまた
ちらほらと

電気ストーブの
加湿口から
湯が煮え
蒸気が立ち



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きらきら

2018年01月27日 | 生活
無数の光が
道で動いている
回っている
何だろう
と近づくと
モビールだった

道に残った雪をひらい
結晶を今日も見る
昨日より
よく見える
細部に神が宿るとは
よく言ったものだ
六角形の結晶の群の中に
座した仏様がいても不思議じゃない

氷の道がたくさんある

禅の人で
食事を作る人

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雪の結晶 

2018年01月26日 | 生活
予報では晴


降り積もる
降っている

しょうがない
長靴履いて
地下鉄に乗り
滑らぬように
東の林の脇を通って
「心をこめて準備中」
という看板も
雪の中

弁当重し
ャbト重し
「金沢はハンパじゃない」

見ざる聞かざる言わざる

太陽が出て
光る雪
てのひらにのせて
雪を見る
これ以上
目を近づけられないところまで
顔を持ってゆく
太陽の光を反射させ
角度を変えて
反射させ
片目をつむり
片目で雪を見入ると
見えた
肉眼で
雪の結晶

昼に歯を磨くひとたち

カステラと肉まんと白湯の歌を
みんなが歌いはじめ
コロンバンの歌が重なった

青空



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水沢腹堅

2018年01月25日 | 二十四節気 七十二候
大寒次候 水沢腹堅 さわみずこおりつめる

沢の水が氷となり 厚く張りつめるという意


うっすら雪
氷の道を
自転車でゆく
転ばぬように
慎重に

水道
凍る

10時半 スイッチoff
12時  弁当
13時  スイッチon
システムダウン
ごはんを食べて
再起動
さくさく動く
持ち直した
良かった

あの人は
昨夜
屋上で
雪だるまを作った
膝や足のあちこち
青と赤と黒のあざだらけ

雪の積もり方について


無防備だった
煮物のパックは
まん丸で


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突然の吹雪

2018年01月24日 | 生活


黒い板の上に
氷張る

寒いですね
と言ったら
冷たい
と返ってきた

銀色の100円玉の歌が
突然聞こえ始めて
見ると
世界は銀色から金色に
光りだした

合言葉は
「川は凍らず」

塩化カルシウムを積んだ車が
西へ向かった
午後
雪 来た
指を舐める人
雪 やみ
人の言葉を聞くことに比べたら
こんな寒風なんぞ

宮澤賢治の告別式の時
たくさんの
動物




集まった
石ころも
全員
言葉も

牛の涙を見た人の話に
耳を傾けていると
シロクマの上にも
雪が

チョコは友達


突然の雪
吹雪
机と缶を出し
服も頭も
雪だらけ

傘さして
細い道をゆくと
姿をあらわす
夜の雪の中

雪は弱まり
足元に気をつけて
戻ってゆく
リンゴと餅
新聞と広告

寒くて
今日も早く寝る




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水と太陽

2018年01月23日 | 生活
兆し

今日
スカッとしているのは
昨夜9時間寝たからだ

青く光る空
松林の脇に立ち
林と少し
話していた
11時に太陽が
照ってきた

雪解け水は
分水嶺で
分かれてゆく

この水は
その人の
美しい涙になる
この水は
蛙の卵を包む
ゼラチン状の一要素になる
この水は乾いた口を
うるおす水になる
ここにも水
歩道を濡らす水
あそこも水
木にしたたる昨夜の雨
あれも水
それも水
これも
水の定量は
昔から変わらない

白が走ってゆく
緑が走ってゆく
青も赤も

すごく大きい雲が
東へ向かった

その日その時
おひさまの方に向かって
歩いてゆくんだべ
おひさまにはビタミンDがある

その人は
親しみのある笑顔で
みんなと話している

ビスケットの歌を
みんなが歌い終わるころ

冷たい風
強い風
吹く


読み返す
昔の言葉

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甘いものはすぐに人を幸せにする

2018年01月22日 | 生活
午後から雨
パンケーキの歌が
遠くから聞こえて
幸せそうな歌だな
と思っていた

甘いものはすぐに
人を幸せにする

夜は早くに
眠る


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土鍋

2018年01月21日 | 生活
急な来宅希望の知らせ
1人
多忙にて断り
「今日遊びに行っていいですか」
別口でまた1人来宅希望の知らせ
合計二人
その二人は顔見知り
所用もあったけれど
あきらめて
ああめんどくさい
二人まとめて
「どうぞ」
と言う

昼も食べそびれたついで
買い物も終えたついで
ごはんもたきあがったついで
ついでついでと思いつつ
明日の弁当のセットと一緒に
鍋を作った

辛みそスープ鍋の汁を土鍋に入れて
大根
人参
きくらげ
エノキ
糸こんにゃく
豆腐に豚肉
ショウガ
にんにく
ねぎ
はくさい
なめこ

はるさめ
わかめ

鍋蓋をして
煮こぼれたとき
火をとめて

急な来宅二人
ほぼ同じ時間にやってきて
ふうふう言って
くだらないことを言って
おいしいおいしいと言って

だいたい二時間で
切り上げて
ふうと
わたしは一息入れる
やっとこ
自分の時間を確保して
静かな夜が
やってきて
キーボードをかちゃかちゃやって
どうでもいいこと
書いて
明日の天気を憂いもするけど
ネガャWなんかに惑わされずに
ネガもャWもあるものか
だいたいネガャWって
写真用語じゃなかったか
広義に過ぎるもはなはだしい

ネガ1
ネガ2
ネガ3
ネガ4
ネガ5
ャW1
ャW2
ャW3
ャW4
ャW5

ぐらいの
十段階はあっていいだろう
ャWかネガの二者択一なんて
雑の極み

上記の十段階を
行ったり来たりで
それでいい
ャWティブ思考なんて気持ち悪い

ああ
もう夜



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人生は読書だ

2018年01月20日 | 生活
その人は本を読む
テレビを見ずに本を読む
新書で買ったり
ブックオフで買ったり
いつも本が山積みだ
活字中毒なんです
と笑う

スティーブンキングを
チーズとワインを飲みながら
その人は本を読む
長編が大好きだという
どうなるんだろう
とわくわくする

今日も帰ったら
昨日まで読んでいた
生い立ちの悪い女の子が
殺人をしてしまう物語を読むのだという
「気が滅入ってくるんですけどね」
と言いながらも
やっぱり読みたいのだという

その人が物語の中に
自分を見つける瞬間
その時こそが
至福の時だ
誰もが
物語の中に
自分を探している
自分を見つけた時
安心する
共感する

その人は釣りもするし
本も読む
何より
よくしゃべる
「今度小説教室行ってみようかなネットで調べてみよう」
という
「友達もできるしね」
という
飲み友達と好きな小説の話

人生は読書だ
よくしゃべる
その人の笑顔にふくみ隠された
さみしさ
苦しみ
悲しさ
わびしさを
見て見ぬふりをする
そんなやさしさぐらい
わたしにだってある

鬼心の冷静な目で
その人の物語を
一語たりとも
見逃すまいと
必死で読む






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大寒 初候 款冬華

2018年01月20日 | 二十四節気 七十二候
大寒 初候 款冬華  ふきのはなさく


地面に蕗の花が咲き始めるという意味

門に

入る

頭を抱えた酔っ払い
まだ若い人
ちゃんとした服を着ている
でも
頭を抱え
自動販売機の脇の
低いブロック塀に腰かけて
被った帽子が
地に落ち
ぐらっと体をゆらし
眠り入る
土曜日の昼下がり
たくさんお酒を飲んで
歩けず
座って
体をぐらっと揺らし
うなだれて
眠っている
しばらくすると
立ち上がり
よろめいて
千鳥足で
北へ向かい
50mほど歩いたところで
気を持ち直したのか
普通に歩いていった

今度は横断歩道を
たくさんの荷物をもった
おじいさんが
首を垂れて
ゆっくり歩いてゆく
すごくゆっくり
そして
南へ向かった
その先に
小屋があって
そこにいくのだ
と判った

雪苺という
大福餅のような
ケーキのような
おいしいお菓子をごちそうになり
雪苺の歌を歌っていると
ソファの上に
足の悪い小さな子が二人
窓辺の外を見ようとしているので
抱きあげて
窓の外が見えるような高さまで
持ちあげた




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パンク

2018年01月19日 | 生活

自転車に乗ろうと思ったら
うしろタイヤがパンクしていた
ついこないだ
空気をぱんぱんに
入れたばかりなのに
パンクしないように
たくさん空気を入れて
ぱんぱんにしたのに

焦ってはならぬと思い
焦る
タクシーで行くべきか
地下鉄で行くべきか
かくかくしかじか遅刻するかもしれません
あいいよ ゆっくりきて
なんて言ってくれたので
ダッシュせずに済んだ
それでも
速足で
信号待ちにいらつき
地下鉄に乗ると
疲れて
座って
茫然とする
駅で降り
歩いて労働場まで
着いたのは
いつもの時間より
五分ぐらい遅いくらい
「おお早かったな」
なんて言われて

持参している塩を
頭からふって
これ以上悪いことが
起きないように願う
すると
ある方から
100円もらった
良かった
これで流れが変わった

カラスよ
熊野に連れてってくれ

青く光る空と
冬の大地に立つ松の木
川と川が合わさる場所の脇に立ち
わたしは
救われている

自転車の修理代を思うと
気が沈み
もちろん
新品を買うこともない
何万もする自転車なんて
買うことさえ
考え及ばず
地下鉄に乗って
家に帰り
ずっとパンク修理をしてくれた
柳原通り商店街の
自転車屋は
店じまいをしたと
電話で聞かされ
近所の
薄暗い自転車屋へは行かず
そうだ
あそこらへんに
自転車屋があったはずだ

暗くなった道を
自転車を押しながら
北西に進み
スメ[ツ用品店で
「この近くに自転車屋ありませんか」
と訊き
道を教えてもらい
自転車屋は
煌々と灯りがともり
チューブとタイヤ交換を勧められ
たしかにそっちの方がいい
と思い
4000円弱
待ち時間の30分
近くのスーパーで
夕飯を買い
パンクが直った自転車に乗って
家へ帰った


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青森を想う

2018年01月18日 | 生活
ずんだ

freejazz
鳴る

車が止まって
中から
カップめんなどを
差し入れ
もらった人は
うれしそうに
お礼を言っていた
すいません
だか
ありがとう
だか

焚き出しは
今も
続く

どら焼きの歌を
みんなが歌い出し
青森を想う


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