kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

8月31日

2015年08月31日 | 生活
空は雲っている
心は静まっている
コーヒーを飲んで
ねむるの森へゆく

洗濯をして
パスタを水に浸し
「その人の質素」
と思わずにはいられない

随分
朝晩は
涼しくなってきたので
寝床を
階上に戻した
窓を開けると
カーテンの具合で
風の強さが判る
わたし
風のすぐ横で
眠る
夏休みの宿題は
今日まで

たくさんの夏
ありがとう
8月31日

そして
暖冬が来
春の芽ぶきが
すでに
地中では
準備されている
種が落ちたのだ
オクラの

わたしたち
それぞれが
素晴らしい夏を過ごした
お盆までが暑かった
それから
雨が降ったので
熱中症にならなかった

夏の終わり
八月
カレンダー通りに
明日から
みんな
9月の日を迎え
いそいそと
出かけてゆくのだ
朝に




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空の音

2015年08月30日 | 生活
静かな街の一角の
スタバで
ゆっくりと時を過ごし
試食のビスケットを三枚
友達にあげた
わたしたち
遅い朝
静かの中で
馬鹿話をして
アイスコーヒーを飲んだ

電話が鳴って
事済ました友と
会い
音の空に向かった

コンビニで電池を買い
交差点を渡る時
霧雨が降っていて
足弱き人とすれ違い
おそらく
彼が渡り終えるまで
横断歩道の青は点滅するだろう
振り向いて
遠く添って戻る

もう一度
信号待ち
すでに渡っている
友とアイコンタクト
再び合流して
東へ向かった

空の音は
雷鳴ではない
風でもない
遠き太陽の
炎が燃える
音だ

本屋に入ると
文件曹ヘ激減し
雑誌とマンガは
激増し
カウンター横の
ガラスケースの中に
プラスチックに入った
ハーモニカ数本
笛 数本
おそらく
教材用で
電子辞書が一個
「キズあり」と書かれ
1万円の値札があって
この本屋に
子供たち
買いにきた
その歴史

メモ帳
数々のペン
絵具
三角定規に
分度器
「ご自由にお持ち帰りください」
とャbプが立っていて
店員さんに
「これってもらっていっていいんですか」
と訊く
「ええどうぞどうぞ」
と娘さんが答えた
わたし
赤と橙と緑のペン
暗記帳をもらって
本屋を出
知らない街を歩いてみた

夜は
チャーシューメンと
餃子
二階へのぼる階段は
急で
階段をこしらえた人って
誰だったんだろう
世界同時発明としての
階段

雨は降ったり
やんだり
降ったり

誰かが
泣いている
寂しくて
嬉しくて
感動して

誰かが笑っている
寂しくて
嬉しくて
感動して

誰かが踊っている
どこかで
寂しくて
嬉しくて
自分のために
誰かのために

誰かが歌っている
寂しくて
嬉しくて

誰かが話している
寂しくて
嬉しくて

誰かが黙っている
寂しくて
嬉しくて

光り輝く
見えぬ






手を合わせ
響く
空の




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山にゆく

2015年08月29日 | 生活
野をゆく
川を超え
土手を歩き
山に入ってゆく

夜は土手に戻り
土砂降りの中を
歩いてゆく

芝に一本の木
誰に語られることなく
そこに立って
空を通路にして
故郷の仲間と
話している
近くの山と
話している
近くの草と
石と花と風と
話して
いる

広大な南西が広がり
山は燃え
青い空が
夜に出る

驟雨
その粒の
美しさ
涙が出るほど
きれい



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河童 有頂天

2015年08月28日 | 生活
晴れた朝
天気予報に惑わされ
空を見て
いくらコンピュータが進化しても
まだ
天気予報に誤報が出る
あと少し
もう少しで
確率が100になる時が来る
いずれにしても
にんげんはずっと前から
雨降れば
傘を手に持ち
その形状は変わることなく
傘をさしても
服は濡れ
いつまでたっても
雨に負けている
それが正しい

雨に負けていないのは
往来の川にいる
河童だ
やつら
今日も有頂天
水が三割増せば
河童 有頂天
水鳥も有頂天
川沿いの草も
川も
全部
有頂天
人間たるや
雨の用具をしたり
しなかったりで
情けない

ところてん男
登場

たった一人の女の子の
通学路
毅然とし
しかも
しなやかな
笑み寸前
までの表情を
出し
見事
おそらく駅まで闊歩してゆく
道行く人は
ランドセルの
その子の姿を見つけては
見入る
たいした存在感




雨のあとの
晴れた日の
路に降りては
餌を探す



帰り道
川はわずかに増水
やっぱり!
河童
有頂天
俺を見て
ニヤッとしやがった




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夏から秋

2015年08月27日 | 生活
夜半
雨の音で
目が醒めた
おそらく
強く降っているのだろう
と思うだけ
少しワクワクして
夜中の窓を開けてみる
白いしぶきが
雨だとわかるまで
一秒はかからない
それが脳の認識

夜中に
空から白いしぶきが降ってくるのを
初めて見た幼児の時
それが何なのかは
おそらく
ずっとあとになって
言葉で知らされたにちがいない

夜中に見た
空のしぶきの

それは言葉ではない
皮膚で感じる
皮膚で記憶する

なんてね
雨が降っただけで
よくもこれだけ
言葉にして
白々と言えるものだ 嘘つき

「雨が降った」それでいい
いや
もっと道の先の思想は
雨が降っても
何も言わないことだ

金色の弁当箱
それは凸凹で
ごはんが詰められ
梅干し一つ
入っていた
確か
新聞紙でくるまれていた

トマトとたまねぎをボイルドした
それを昼食時
家に忘れたことを思い
今頃
電子レンジの中
帰ってから食べよう

夏から秋
そんな雲を
一日
見ていた



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川に降る雨

2015年08月26日 | 生活

道をゆくと
大きな水たまり
道は濡れ
寝ている間に
雨は降る
音もたてず

雨の痕跡は
いつだって

ああ降ったんだ
と思い知らされる
そんな朝

川沿いの道をゆく
向こう岸
水際に
カモ多数
その茶色
台風一過の曇り空
カモやたら有頂天で
こっちも笑える

人間ダメな時どうするかで決まるんだよ

言われた時
その言葉が
30年以上も
未だ衰えずに
生きているとは
思わなかった

川は素晴らしい
いつも流れている



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『お金』の凄み

2015年08月25日 | 生活
台風の気配
それは


千円札を拾う

いうこと
他ではない
『お金』の強さ
おそろしい
と思う

折りたたんだままの千円札
しかるべきところへ
渡し
事は済み
時は過ぎる
他ではない
『お金』のおそろしさ
現金を拾うという事実に
圧唐ウれ
ボールペンでもなく
アンパンでもなく
他ではない
『お金』の力たるや
凄まじく
自覚するべし
その
恐ろしさ

夜の凄い風
デザインの良い
『article9』の
Tシャツを
やっとネットで見つけ
注文し
納豆を食べた


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川を見る

2015年08月24日 | 生活
川を見ていた
鳥が動き
川面が揺れ
夜に向かって
静かになってゆく

人々は
夕飯の支度をし
草は湿度で有頂天

川は流れる
川は水位を変える
風が吹き
夜に向かって
わたしも帰る

家へ





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養生

2015年08月23日 | 生活
あのゆるやかな
坂道を
朝にゆく

日曜の朝は
静かで
もう8時だというのに
静かで

信号待ちをして
神社へ
ここも静かで

ソファーで少し眠り
強い日差しが
まだ始まったばかりの
昼前
暑くなる前に
自転車を漕いで
白鷲がいる川沿いをゆく
緑の道はきれいで
ここも静かで

ヨーグルトを買い
たまねぎを買い
帰宅して
今度は
もっとちゃんと眠って
朝3時起きだったから
もっと眠らないと

夜は蛸を食べ
コーヒーを飲んで
感動して涙を流し
話す しばらく

静か

呼吸
息吹
気の流れ

静かな場所を選んで
終日 過ごす
そうして
治してゆく


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積乱雲

2015年08月22日 | 生活
朝 驟雨

9時半
麦茶の歌 聞こえ

積乱雲、
東の空に。
陽光


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心の向く先

2015年08月19日 | 生活
岩があって
通れない

心の向き
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歌が響く

2015年08月18日 | 生活
おじいさんの古時計

あー、青空
送風機、すでに寒く、秋
すでに氷を挟むこともなく

「ほうき星」
昨日は
「R・L・R」
魂の歌
「水は今も」
「つれづれなるままに」
「こんばんはお月さん」
「知ってるでしょう」


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いつも空がある

2015年08月16日 | 生活
時々
あの人のことを思う
そうか
と合点する

ゆっくりと焦らない
それを最近は忘れていた
すると不思議
人が美しく見えてくる
こっちがゆっくり動作する

案外 人から笑顔が返ってくる
穏やかな関係が生まれる
結局は
自分次第

ゆっくりと焦らない
スローライフ
スローフーズ
近所の一角にあったはずの建物がなく
更地になっている
はて
何がここにあったかがわからない
あそこの更地もまだ新しく
しかしあそこにどんな家が建っていたのか
思い出せない
わたしたち
いったい
何を見て
歩いているのだろう
何も見ていないのだろう
と思い知らされる

街も変わる
人の交わりも変わる
時間がそうさせる
わたしたち
目の前にある景、人と
交わり
いつのまにか
みんないなくなり
名前しか残っていない
諸行無常というのだろうね
いつもわたしたち
この瞬間の連続の中で
右往左往する

けれど
空を見れば
空はある
必ずあるのは
空なのだ


ゆっくり歩く
すると
見えないものが
見えてくる
比喩ではない
本当に
立ち止まって見るわけではないけれど
見えてくる
穏やかな空間の中に
見える「絵」

急いでも
何も良い事なんてない
ゆっくり
いつもの3倍の時間で
過ごしてみる
そこに
ゆとりという
遊び場が出現するから
これまた不思議

背筋を伸ばし
整える




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お盆ですよ

2015年08月15日 | 生活
疲れて眠って
朝起きて
ごはんを作る元気なく
久しぶりに
近所のご飯屋にゆき
卵かけごはんをたくさん食べる
サバの塩焼きと
のりと味噌汁

元気になる
食は力

えいや、
とまた自転車を漕いで
暑い夏の朝をゆく
柵の内側に
自転車を置き
また電車に乗って
今日は
お墓参り
花をやっとホームセンターで見つけ
水をかけ
「墓参り最高だよ、やっぱりさみんな繋がっているからさ、ご先祖のひずみみたいなものがこっちに影響するんだよ、だからさ、俺、安らかに眠ってくださいとしか言わないんだよね。墓磨いてごしごしやって、それでバッチリ元気よ」
と昨夜、
弱っていた私に助言してくれたのが幸い

なるほど
まあ元気になった
家で送り火とかやってるんじゃなくて
やっぱ、
墓参りだよな マジ

見えぬ力はおそらく我々に影響していて
暑いけれど
汗をぬぐうハンケチも持ってこなかったけれど
墓石の前で手をあわせ
「安らかに」とだけ言おうと思ったのだけれど
あれやこれやと願いごと
ご先祖様は耳ふさぎ
「くそむかつく」
と我に言ってはみるものの
やっぱり味方
ありがとう
と墓石に言って
電車に飛び乗り

夜は夜で
あれやこれやとコーヒーとドーナツで
馬鹿話を遅くまで
誰もがみんな
幸せになる義務がある

頑張って生きよう
そう墓参りの帰り道
思ったの
素敵な行事
お盆



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緑のすごさ

2015年08月13日 | 生活
4時半にめざましをセットしたので
4時半に起きた
お弁当を作って
赤いカッパを着て
自転車でゆく

柵の内側に自転車を停め
電車に乗る



濡れたズボン
ほどなく渇くだろう
と雨をしのげる
車内でコーヒーを飲む

兆し
希望の歌
聞こえ

バスに乗り
山を抜けてゆく
突然
稲穂の緑が出現
その鮮やかな緑の平に
驚いて

川をいくつも渡る
川に点在する白
それはシラサギ
ゴイサギもいる

緑緑緑
の中に
ひっそり
流れる

灌木は水面まで垂れ



山を吸う
マンボウ

見え

山の杉が菩薩に見える
そう思うと
もっと菩薩に見える
数々の緑の菩薩

不思議だったのは
緑のことだ
山の木
田の稲
道端の草
生い茂る草むら
街路樹に
庭の木々
側溝と道路の隙間から
上へ伸びるわずかな草の芽
廃墟のぐるりの蔓
植木鉢の緑

そんな緑のすべて全員が
雨と光を栄養としていること
もちろん土はある
それにしても
雨がたくさん降る場所は
緑 繁殖する
光が加わり
彼ら
旺盛になる

当たり前のことは
当たり前じゃない
彼らは
いつ降るかも判らぬ雨を
全身で受け
根元に貯水する技術も持っている
葉はフラクタルに全方向に向かって
どこからの光も
採光する仕組みを持っている
生きるため

雨はざああ
っと降る
すべての平地に降る
移動する雲
その下に
雨が降る
緑が待ち構え
水を飲む
蓄える

緑のすごさ
自然の精巧な仕組み
生命の営み

水と光で
彼らは生きているのだ
本当だ


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