kotoba日記                     小久保圭介

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壁を見ていた

2016年11月30日 | 生活
壁があったので
壁を睨んでいた

禅僧のように
無に成るようにと
壁を向くのではない

ただ
壁があったので
睨んでいたのだ

神妙は一日


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coffee

2016年11月29日 | 生活
昨日
午後2時半に眠り
明け方起きた

目覚めると
新月

coffeeを飲みにゆき
静かにしている
coffeeがとても
飲みたかった

そして
静かにしていた
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眠たい

2016年11月28日 | 生活
少しの用事をし
眠る
起きていられない
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RESET

2016年11月27日 | 生活
本当に伝えたいことは
伝わる
そう教えてもらった

彼の言葉は
わたしに
本気で
伝えようとしてやまない

それが
今日になって
さらに重みを増し

雨の中
いったい
自分は
何をしているのだろう

としか
思えずの日

  あゝ おまへはなにをして来たのだと 吹き来る風が私に云ふ

 

と何十年前に
中原中也は言った

ここが本当の
RESETの時だった

生き恥をさらしてみるのも
久しぶりだけれど
友がそばにいてくれて
助かった
たくさんの人の
たくさんの言葉に
救われた

ありがとうございます
ながい
三日間だった

こういう時に
誰かが助けてくれる

本当に駄目な時は
誰かが現われるというのは
本当だ

ついている人生だ



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緑から来た人

2016年11月26日 | 生活

窓を開ける
干したカッパに
きれいな緑色の
小さなコガネムシみたいな人がいる

夜の間
または明け方
このカッパについた
水分を欲してか
それとも
階上まで飛んで
ただとまっただけなのか

いずれにしても
大事なことだ

直径一センチもない
小さなミドリムシを
手の中に入れ
たくさんの観葉植物があるし
ここで住まってもらってもいいのだけれど
自然界のものには
手を出してはいけない
エレベーターに載って
階下へ
一階の
樹木の苔群れるところ
この人を
置いて
「おはようござます」
誰知らずの方から
声がして
返事をする
その時
朝の挨拶の言葉から
仏性が現われた
それを感じた

そうだ
自分は傷だが
自分だけは仏の導きにゆこうと

人の雑に合わせることは
いっさい
ない


パイナップルを食べる前に
電話が鳴る
結局
バイキングのパイナップルと
スイカは食べられず
友の叱咤を受け
その日の湯
あたかも

ここにあらずの




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2016年11月25日 | 生活
ああ
何て空は青いんだ
冬の雲
冬の風

玄界灘から
風が吹き
海は荒れていた
そして


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夏を持っている

2016年11月24日 | 生活
久しぶりに
あの人に会った

なごむ
けれど
風は冷たい
もう夏はずっとうしろになって
目前は真冬のはじまりだ


変わって
ここで交わる
朝のcoffeeを
またまたごちそうになる

夏の暑い日
盆休み
あの人と
待ち合わせて
バスに乗った
橋を渡り
汗をかいた
川の亀をのぞき
馬鹿話をした

木陰で待って
あの人は息を弾ませて
戻ってきた
あの夏の日

寒風は吹く
けれど
わたしは
夏を持っている

寒さなんかに負けないぞ
といいながら
ラムネを食べる
飲み込む

ぐらりときて
ラムネが体に宿るまで
ちょっと時間がかかった

それでも
あの人にお会いできるのは
うれしい



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2016年11月23日 | 生活
地下道から
彼は出てきて
わたしに
本を手渡した

青い道は
おそらく
南北に伸びて
グレイと青で
きれいを
つくる

家に帰って
本をソファに置き
眠るねむる

そういえば
今日
あそこまでゆくのに
初めての道を通った
それはまっすぐに伸び
ずっと以前からあったはずなのに
知らなかった

こんな道があったんだ
って
驚いた
大きな通りであるにも
かかわらず
知らずにいた



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ラムネの人生

2016年11月22日 | 生活
土のついた


紅葉


どこかに行ってしまった人々

枯葉が動く音
陽光

丘に続く坂道

紅葉を見る人
落ち葉を聡怩キる人

ラムネを水で
飲み込んで
息を出す


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休んでゆきなさい

2016年11月21日 | 生活
スーパー、
八百屋からの
帰り道

志賀公園の中を通って
自転車を漕ぐ

紅葉があまりにきれいなので
自転車を停め
見入る

なんだろう
木が
紅葉が
緑が
落ち葉が
グレイの空が
体に入ってくる

「休んでゆきなさい」

そう言われたような気がして
ベンチに座り
息を出し入れ

癒されてゆく
癒されて
ゆく

「もっと休んでゆきなさい」

そう言われた気がして
自然界の
木や枯葉
草に
言われたような
気がして



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晩秋

2016年11月20日 | 生活
わたしたち
地図を見て
道を歩いていた

みかんの木に反応して
「みかんの木がある」
と言ったのは
彼だった
「ほんとうだ」
わたしたち
みかんの黄色を見て 過ぎた
「おいしいだろうね」
「うん」

またみかんの木を見つけた
「ほしいね、おいしいよきっと」

柿の木を見つけ
「柿の木だ」
と彼は言う

わたしたちの目は
猿か猪かもしれない

十分間の道行きは
木の実を見つけて
歩いてゆく
晩秋が
見知らぬ街に
色を塗る
みかん色
柿色
空の青に
雲の白
風の透明







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バードストライク?

2016年11月17日 | 生活
バードストライク?
空は元もと
鳥のものだった


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神様のャCント

2016年11月16日 | 生活
彼は愛媛に生まれ
不遇な生い立ちではあったが
勢いよく
生きている

枯葉を曹ォ
額に汗をかき
どこかへ行ってしまった人たちに
話しかける
その言葉は
べらんめえだけれど
深い情があり
誰もが彼に話しかける
彼は言う
「何しとんねん」「どないしとったんや」「あほやな」
しまいには
最初はグー ジャンケンャC あっち向いてホイ
いい歳なのに
情で人と交わっている
愛が彼の体に
棲みついて

彼に与えられるのは
べんらんめえな人生と
神様のャCントだ
この世で
ャCントは稼げないかもしれない
引かれることだってあるだろう
でも彼には
神様のャCントが
きっとたくさんあるはずだ
きれいな人はたくさんもらえる
土日ならャCント二倍とは
いかないだろうが

いつの日か
ャCント還元される日がきて
彼の頭は撫でられる
この世では
見えない手で
彼の頭が叩かれても
いつの日か
ャCント還元される日に
「あほかそんなもんいらんわ ビール持ってこい」
と彼は言うかも


紅葉がきれい
空も青い
風は北から
でも寒くないのは
陽のまっすぐな光のせい

光の中で
きれいな人たちを見ている

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学習の靜か

2016年11月15日 | 生活
雨あがりの朝
大きな部屋にいた
白い机
空調の音
人の声
ドアが開く音
閉まる音
外から聞こえる
車の音

おはようございます

リノリウムの床を
靴が歩いてゆく
Gyu
Kyu
その音を
背中で聞いている

時は過ぎてゆく

定型詩を書こうと思ったら
案の定 二行で終わった
でもまあ
こうして言葉と
遊んでいる

青い羽の首振り扇風機が
黙って立っていた
その脇で
ヤスオさんが立っていた
黙って




父の散歩道
母のcoffee Shop

外に出ると
木に電飾が巻きつけられている
木は雨に濡れて
湿っている
そんな季節になったのだ

人は歩いている
言葉で話している

足悪き人
目見える人
車椅子の人
ごめんなさい
と心で言う
いつも無言で諭される
そんな人たちに

人は生まれて
文化の中で生きている

カフカ先生の机の上には
フランス語で書かれた
ホロコーストのテキストがあった
それを鉛筆で訳している最中の
ノートは開かれ
柿とリンゴが脇に置かれていた
I have a pen
I have a apple
ピコ太郎の音楽は
流れてはいなかったけれど
冬の日差しが
窓からカフカ先生を
明かるく照らしていた

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雨が降る道

2016年11月14日 | 生活
雨が降っていた
夫婦だろう
寄りそって
歩いてくる
黒い傘を
奥さんがさしている
二人
濡れぬように
旦那さんはリュックを背負い
白杖をもっていた
二人は
話しながら
東へ向かった

そこには
愛があり
思いがあり
面唐ェあり
絆があり
生活がある

そこには
ありがとうがあり
喧嘩があり
嬉しいがあり
笑いがある

そこには
二人が動く歩道があり
傘の黒があり
雨がある

たくさん学べる
雨の日はとくに

風に吹かれる花が
雨に濡れている

雨は空から
降ってくる
当たり前だけれど
本当だ
雨の粒を見ていれば
それがわかる

黒い傘の夫婦は
歩いていった
ささやかな
未来へ



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