kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

出おった

2020年05月31日 | 生活
  

終日 雨

ベランダの発泡スチロール
土からなんぞ
出てきおった
最初
なんじゃこりゃ

台所仕事をしている最中
野菜を切っていて
切れ端を
適当に土に放り込んでいたから
こうなった

なんだこれは

今日やっと判った
葉っぱに触った

大葉かな
と思って匂いを嗅いでみた
すげー
この匂い
おぼえがある!
これって
去年、赤くなって落ちた
ゴーヤの実から
出た種が
芽吹いたのだ

すげー
自然の摂理
実を落として
土から芽がでる

というのは嘘
実は黄色くなったゴーヤ
中身は赤のゴーヤの実
食うには食えたけど
やめて
土にほかしたのだ
それが
出おった

あと
トマトを
四つ切りにして
土に埋めたった
出ないだろうな
と毎日
見ている
出たら
大玉もトマトが鈴なりの夏が来る
芽がでたら
みんなにえばるつもりだ

   
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燕を見よ

2020年05月30日 | 生活
  
  

そのひとは
燕を
見ていた
ずっと
見ていた

階段があるなら
のぼってゆこう
と誰が言った

森に入ってはいけない

燕を見ている程度が
良いあんばいだ
冒険なんてするもんじゃない
危険に入ってはいけない

燕を見ているのが
安心だ

階段はある
それだけで十分だ
近寄ってはいけない
ここまでだ









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入道雲の親分登場

2020年05月29日 | 生活
  



久しぶりに地下鉄が便利
と思った

自転車で45分かけて労働場に行くか
地下鉄ですっと行くか
迷っていた
駅から近いこともあって
地下鉄に乗ると
とにかく楽しい

何が?

駅で止まり、駅から駅に
走る電車は地中だけれど
地上のどのあたりを走っているのかな
と想像していたら
楽しくなった

そんだけのことです
すんません

ーーー

浄水場
陽ざし
塩分タブレット

腰が45度曲がった後期高齢者の女性
台車を押し
日傘をさして
南へ向かった

別の後期高齢者の女性に
「暑いでしょ?」
といたわられ
「いえいえ、ほら、風が吹いている場所とそうでない場所が、あるんです」
と同じ道路上で、示した
風の道だ
「ああ、ほんとだ」
と彼女は笑って
西へ向かった

そういえば
一昨日

川面に
亀が二匹
浮かんでいたことを
思い出した


東に
今年初めての
入道雲の親分を発見
午後から
親分は
北の空にも
張り出していた
親分の季節が来た
えらいこった

西岡恭蔵氏の楽曲
「いとしジャマイカ」と「ろっかまいべいびー」が
胸で鳴る
サマーソングだ

あとボブ・マリーの『get up stand up』と奥田民生の『イージューライダー』
胸で鳴る
サマーソングだ

あと知る人ぞ知る名古屋の凄かったバンド
『キャラバン』の
多々の楽曲
胸で鳴る
サマーソングだ






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文学とコロナ禍 伊藤氏貴氏へ

2020年05月28日 | 文学
   

本日付けの中日新聞夕刊に
文月桾] 伊藤氏貴氏の記事

素敵な批評家の印象があるので
丹念に読む

新潮6月号の表紙が「コロナ禍の時代の表現」とどかーんと書いてある話から。
内容はそれに関する作品の目次があるわけではない、とも。
ただ二冊取り上げていたのは、
金原ひとみ著『アンソーシャルディスタンス』と
鴻池瑠衣著『最後の自粛』

どちらも「コロナ関連」の作品。

記事の中で
『ソーシャルディスタンス』を『フィジカルディスタンス』と言い換え、『フィジカルディスタンス』を金原作品に合わせて「フィジカルディスタンスシング』と言い換えている。

ソーシャルディスタンス → フィジカルディスタンス への言い換えは、
専門家会議の副座長、尾身茂氏の発案。
理由は「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)より「フィジカルディスタンス」(身体的距離)の方が良いのではないか、という社会という大きな枠組みだと適切ではない。ということ。

尾身茂先生は、おそらく、さらに経済が落ち込み失業者があふれることへの配慮からソーシャル(社会)を外したと思わる。

というわけで伊藤氏貴氏は、そういう言葉への配慮をしっかりとらえて時評を書いている。
文中、鴻池作品を解説する際、阿部和重著「インデビジュアル・プロジェクション」を引用していて、あれそんな内容だっけなと、久しぶりに読む懐かしい題の内容を思ったけれど、思い出せない。ただインディビジュアル・プロジェクションがめちゃくちゃ面白かったのは覚えている。

記事を読み、文月桾]だし、コロナを外すわけにはどうしても書けないという批評家の悲哀さえ見える。無理をしてコロナと文学をくっつける意味の模索は新潮6月号表紙でも物語っているけれど、そこに伊藤氏は『くっつけられないもどかしさシンパシー』を得たに違いない。
それはほぼ大多数の作家が抱える問題です

ここで思い出すのは311

あの時、いとうせいこう氏の『想像ラジオ』という作品を生み出せないでいる作家たちの中で、
高橋源一郎が『恋する原発』を書いた。あれは最初、まったく意味がわからなかった。
そしてわかった。今でもおぼえているけれど、『恋する原発』という小説には、どのページにも、ゴチック文字で『おまんこ』と『ちんこ』が連発するのだった。それを地下鉄の中で読んでいて、さすがに人目を気にした覚えがある。
 あの時、何故高橋は隠語を連発するのか、それがわからなかった。
ぱっと判ったのは、「何を書いてもいいんだ」というメッセージ。
当時、同調圧力の中、新聞をはじめあらゆるところで検閲があった。見えないところであった。これは本当です。

このblogでも実際にあった話

原発反対のデモが名古屋であって、それを前日にURLを貼って、時間、場所の詳細が判るようにしていたのだけれど、
ロボットが動いた。
当日の朝には、そのサイトには飛べなかった。
友人のTwitterも数年後に完全に凍結された。
意味がわからん。それ以降、友人は一切、口をつぐんだ。

311の時、高橋が示した言葉の自由。あれは、まさしく時代を現わした作品であり、いとうせいこう氏のやり方とはまったく違う。どちらもあり。

そして今、わたしたちは、どうやって書くか、
ということを思う。
311の時、多和田葉子の近未来短編小説がコメント欄でひどく批判されていた。これは先行きが暗くなる作品だ、と。わたしは一番好きな作品だったから、読者の批判が信じられなかった。
そのアンソロジーには川上弘美が『神様』をアレンジした大胆な作品もあった。
音楽家の尾崎亜美が新作を出すのをやめ、すべて書き変えたとか、
映画界では園子温が急きょ、発表直前になって『ヒミズ』に311をぶち込まざるを得ない心情であったりとか、
本当にいろいろあった。

それを今回も思う。
きっと伊藤氏貴氏も同じ思いなのではないのかな、
とコロナと文学をくっつけるもどかしさを、感じるばかりです。





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部屋に入ると海だった

2020年05月27日 | 生活
  

夢から醒めた
不思議な夢

団地のようなところ
4階あたりまで階段を昇る
ドアを開ける
すると
大広間が二つ
その間を進むと同時に
目が見たものは
張り出しの縁側の向こうが
一面
海だった
寺山修司の世界か!
あり得ないと思いながらも
その絶景に目は持っていかれた
本当の海だ
波が白く立っていて
狛犬だか
不思議な像が
海の中に立っている

それから仕事だ
大広間の間に
襖をつけるための
寸法とりの仕事
メジャーを持って
センチを計る
奥行が凄くあるので
襖が十枚以上は必要な感じ

そんな素敵な夢から醒めた
今日は良い事がありそうだ

またまた久しぶりの
方にお会いする
もう一年弱ぶり
いやあどうも


変わらず
良く働く方
シュークリームを帰り際
頂く

良い風が吹いていて
こないだのように暑くない
日陰ということもあって

植え込みを
チェーンで
切り揃える人たちが登場
外国人の若者二人と
日本の高齢者

これが
今の日本の縮図の
一側面だ



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せきにんてんか

2020年05月27日 | 生活詩
  


ふみつける くるしみ
ふみつける いたみに
さいなまれ
しだいに
わたし
じぶんにも きづかれないよう
こうみょうに せきにんてんか

それを しった

わたしは
わたしたちは
しらずしらずのうち
ほしんの だんどりをする

なにかいわれても
いいわけができるように
なにもいわれないように
する すべを

わたしは
わたしたちは
だれひとり
もれることなく
せきにんてんかの すべを みにつけ
しらずしらずのうちに
じぶんを いつわり
くらしている

それでいい
にんげんくさくて
それでいい



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『わたしも心苦しいです』

2020年05月26日 | 生活
  


最近
苺が安い
良いことだ
大好きだから
ヘタごと食べる

久しぶりに
湯屋に行く
まあ客は
まだ少ないけれど
やっぱり
気持ち良い
玄関で
自動体温計器が設置されてあった
病院並らしい

脱衣場も
湯船が並ぶ屋内も
窓とドアが開けはなたれ
万全の状態

午後
雨が降る前に
用事を済ます

---

「心苦しくて」

わたしが言うと
「わたしも心苦しいです」

静かに
おっしゃった
そんなこと
めったに言わない方だ
胸が熱くなる

なんだか感動した
している

ある科学者は言った
「いくら宇宙物理学が判っても
 一番大事なのは
 人が人を思いやることです」

理の人が言う
愛の言葉

「わたしも心苦しいです」

泣きそうな言葉だった
胸に愛が飛び込むようだった

ずっと忘れられそうにない

covid19がわたしたちにもたらすもの
それは厳しく辛いことばかりじゃない
こんなふうに
愛の言葉もひっそりと
おそらく
たくさんのところで
芽吹いているのだろう
急に開花するのだろう

わたしは記憶する
芽吹く葉のきれいを
花がこの世にある意味を







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たまには血を流そう

2020年05月25日 | 生活
  

蒸し暑き
川沿いの
80円サイダー

ゆるい勾配のところ
しゃがんで
サイダーのペットボトルのキャップを
とったら
転がった
取ろうとして
自分も転がった

結果
右手は擦り剥け
流血
こんな時は唾だ
小さい時から
ガキどもは
唾をつけて
消毒した
まよわず
流血する傷口に口をつけ
あ、しまった
と思うのも遅し
今はcovid19に注意だった
まあええわ
とにかく血を吸い
なんとか止血

左足膝下も痛い
見ると
すりむけてもいないから
大丈夫

あかん
歳じゃ
そう思った
それでも
暑き日
サイダーは美味なり

ホースの水
カラス
白い壁の御屋敷
窒フ緑
木材の歌

奥田民生
ボブマレー
鳴る

暑い時は
この二人の歌を
胸に響かせる

白きシャツの人
風を呼ぶ

きれいな笑顔

自転車のライトを
修理する
夫婦
二人とも
良い顔をしている

門に雀

時に
涼風

三毛猫
学び舎に入る

レモンの木
葉を虫が喰い

見ている
いい香りがするから
みんなレモンの葉が大好き

いずれ
アゲハとモンシロチョウに変態する

お昼は
大きなお地蔵さまをチラ見して
近くの公園でお弁当
木陰がある幸せ

喰って寝る
タイマーは素晴らしい
いつも起こしてくれる

最近は
吸熱
吸臭
乾くタイプの
シャツを着ている
これは
屋外労働者にとって
必須アイテム
Tシャツだと汗で重くなるけれど
これは汗も吸って乾かす生地
人体工学は進歩する

---


空き家だろうか
窓が全部
雨戸になっている

空き家って凄いなあ
息を潜めるどころか
息をしていないようだ

そんで人が入れば
必ず息をするようになる
家屋は不思議だ
おもしろい










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みんな元気100倍

2020年05月25日 | 生活
  

※この記事は、5月23日付けです

雨の跡



懐かしい人たちに会う
みんな元気で何より

---

腐りかけのみかんが
一山100円
よく買う
「手術して食べてね」
八百屋のおにいさんが言う
「はい」

帰ってから
それがグレイプフルーツであることが判った
ああ
ああああ

降圧剤を飲んでいるので
グレイプフルーツはあかんのです
しょうがないので
切って
冷凍にして
少しずつ食べることにする

近くに住む友達にさしあげてもよかったのだけれど
きっとうれしそうにもらってくれるだろうけれど
面唐ネのでやめておく

---

女の子が男の子に言った
楽しそうに
「ぜんぜんきこえなくて」
男の子は女の子の笑顔に
笑顔で返しながら
北へ向かった

---

労働後
友達が
遊びに来る
おいしいお弁当とビールを持って

もう友達を家に招くことができるようになった
covid19は
とりあえず
勢力が衰え
わたしたちは
たくさん食べて
たくさん笑って
たくさん話した

彼が帰ったあと
冷蔵庫には
缶ビールが一本残っていた
しょうがないので出して
酒飲みにはたまらん品なのに
わたしにとってはただの重い缶

---

85歳になる方が
同僚にいる
今日久しぶりにお会いした
一宮から車を運転してきたという
4年ほど前にお会いしてから
ほとんど
変わっていない
休憩中
ソーダ水を
美味しそうに飲んでいた

いつも長寿の秘訣を聞く
野菜と魚が嫌いだという
帰ってから奥さんが作ったものを食べるという
少年野球のコーチはやめたという
とくに健康に気を遣うわけでもない
「好き嫌いが健康の秘訣」
などと言う
「女は?」
「いやあ、それはないわ」
酒煙草はしない
ギャンブルも女も

謎だ

マルちゃんと
「年齢詐称説だよね」
とか
「アンドロイドいくつ持っているんですか」
とか
本人に言う
楽しい

まあ遺伝子の問題だろうけれど
それだけで
片付けたくない
85歳で屋外労働なんて
とりあえず生きているだけで
OKな年齢

いつもニコニコしている方
臨床で徹底的に解析してほしい

とにかく凄い人がいるもんだ
ここまできたら
100歳まで屋外労働をして
熱中症にもならないと言うから
ずっとあと15年
同僚でいてくださいね

こっちがあかんか。。。


---

午後
ドボルザーク先生から着信あり
労働中だったので
夜遅くにかけ直す
電話は声で判る
お元気そうで何よりです







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疲労民よ寝唐ケ

2020年05月24日 | 生活
  


カフカ先生から電話がある
「小久保君、君、Wi-Fiの設置できるかね?」
「はい」
「来てくれんか」
「判りました」

カフカ先生の家に行くと
Wi-Fiの箱があった
本棚にはびっしり本が入っていて
平済み横積みは当たり前
カフカ先生だから当たり前だけれど
文学から思想
社会学から法学
「フーコーは原文で読むと簡単なんだ」
と日本語の訳の難しさを言っていた
だから
目は本棚にあるクリーム色の本
『言葉と物』
ああ
この本は未だに理解するしない以前の代物

注目するのは
寄贈本
これが先生の財産
という
感じがする

カフカ先生は
Wi-Fiを買ったは良いけれど
どうも設定が判らないという
そもそもWi-Fi自体を現金で買いたいと店員さんに言ったそう
「それはできません」
「とはどういうことだ? 小久保君」
カフカ先生はiPhoneをいじくりながら
言った
「かくかくしかじかです」
「ふーん」
カフカ先生は判ったような判らないような
Wi-Fi器を
電話機みたいに思っているのかな
まあ花瓶だと思わなくて良かった

常にシャープな発言者たるカフカ先生も
昨今のスマホ事情にはついていけないようす
それでも
好奇心が先生を突き動かす

「ありがとう。これを持ってゆきなさい」
カフカ先生はキンカンのはちみつ漬けをわたしに持たせた
本当は昨今の世の話を聞きたかったけれど
まだ三密
カフカ先生に何かあってはならない

さて今日は日曜日
いろいろしたいと思っていたけれど
顔ほてり
何もできず
せいぜい
らっきょうを漬けたくらい
終日
寝唐キ
ああ、、、気持つええ。。。

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5月29日の専門家会議会見

2020年05月23日 | パンデミック


日にちが変ですけれど
緊急に貴重な動画だと思いますので
upします

これは5月29日(昨日)の専門家会議 会見の模様です
2時間半という長いものですけれど
政府の会見など比ではないほど
濃密な内容です

100年に一度の国難としてのcovid19
これを科学者たちが
どう対策しているのか
いくのかを
知る動画です

専門用語が多数あるけれど
たくさんのことをわたしはまなぶことができます

今回は尾身茂氏はもちろん
西浦博氏
加えて
押谷仁氏が質問に答えています

これら専門家らは
どのような人たちなのか
それはわたしも今回のcovid19で知るに至った

たとえば友人は
山中教授の意見に
関心がある
それは最近
ノーベル賞を受賞した有名化学者だからです
その権威に託して
意見を知りたいと思う

けれど
ここで質問に答えるすべての科学者は
本当に凄い人たち
その山中教授でさえ
「尾身先生」と呼ぶにふさわしい方

三密を早い段階で知ったのは西浦、押谷氏たち
海外では三密ということを
『3C』というCのアルファベットで
各国とのモニター会議ですでに押谷先生が発言していて
同じような見解だと韓国と英国の科学者が確認したそうです
これがパンデミックの『共有』の一つです

つまり
日本の科学者がどれだけ凄いのか
ということを
この動画で知っていただきたい
その一念です

クラスタ―追跡はほとんどの外国では
前向き(パースペクティブ)のクラスタ―捜索のみ
それは感染者をゼロにするという封じ込めの認識があるからです
ところが
押谷氏らはcovid19は封じ込めができないウイルスだという認識がある
この違いを論拠の中心と据えている
だから日本は初期2月から
うしろ向き(レトロスペクティブ)も同時にやる
ということをこの会見で押谷氏は発言していて
これは凄い認識力と解析能力だ
と思いました

※ここの説明は動画の中で図で示されているのでご参照のほどを


何故感染者の過去に関わった人たちを追跡するかというと
日本にはまだ結核があって
それは過去の追跡が常であるという保健所のあり方が
強く作用している
ということを押谷氏は言う
しかし
彼らは誰ひとり
自分たちの功績を言わない
誰一人もだ

レトロスペクティブのクラスタ―追跡をやったのは
この人たち
クラスタ―班たちが指揮をとったのです
この功績だけは伝えたい
だから
一波の武漢からの渡航者で発生したクラスタ―、
記憶があるのは屋形船と大阪のライブハウス、北海道への渡航者による感染
同時にプリンセス号があった

プリンセス号は別途として
これらすべてをクラスタ―追跡でレトロスペクティブで
抑え込んだ功績があってこそ
日本はあの二月に感染爆発を免れた
二波がまだくすぶっていて

北九州で拡大し
東京でも感染者が増えつつある
二波の再襲来は全国で起こり得る可能性は高い

ただ二波のはじめに
わたしたちは手洗い、うがい、マスクの着用を学んだ
2mのフィジカルディスタンスも
今日地下鉄に乗っていてもそうだったけれど
全員がとっている
stayhomeも三密回避も定着しつつある
医療も体勢を整えることが
かろうじてできているようですし
臨床の方々もあらゆるノウハウを学んだと思う
よってニ波がまたきても
きっと4月のようなパニックにはならないと思いたい

いずれにしても
提言とその根拠の詳細が
この貴重な動画で知ることができる

科学は力だ
改めて
日本の科学者に
お礼を言いたい
この方々が日本にいて良かった
世界がうらやましがるメンバーです
この人たちの三密提言とフィジカルディスタンスがなかったら
わたしたちは武漢、イタリア、ニューヨークのように
もっと桁違いの死亡者を
covid19で出していたのではないだろうか
と思います

先生達にお礼を言いたいです

ありがとうございます



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落としたい人 拾いたい人

2020年05月22日 | 生活詩
  


彼は言った
「子供んとき、しょうゆごはんでしたよ」
貧困家庭
けれど
彼の表情は穏やかで
しかも賢い
誰かにたっぷり
愛情を注がれてきた顔だ

人はぽとんと
落とし物をする
それをわたしは拾う
「落としましたよ」
「あ、どうもすいません」

彼もまた
落とし物みたいに
ぽとんと
幼少時を話す


落とし物を
たくさん
わたしは預かっている
それを
『言葉の交番』に
届けるのだ
「落としものですよ」
「また君か」
『言葉のおまわりさん』は
調書を取る
「どこで拾いましたか」
「ブロックの上に腰かけていた時です」
「君はよく拾うね」
「落とし物を探しているから」
「え」
「探してここに持ってくるんです」
「困ったな」
『言葉のおまわりさん』は笑って
「じゃあ、確かに預かりました」

わたしはまた探し始める
落としたい人の
落とし物を





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日本の科学者たち

2020年05月21日 | パンデミック



これは14日の
専門家会議の
動画

2時間か!
と思ったけれど
見たかったので
見た

covid19を知るために
きっと断片的に
思い出す箇所があるから
と考えた

もっと正直にいえば
興味がある
科学者たちの意見に

残念なのは
WHOの議長にもなれた
尾身茂氏が
週刊誌で
御用学者と
見出しで書かれてあったこと

何度も言う

ずっとあとになって
あの時
日本には尾身茂氏をはじめ
押谷仁氏
西浦博氏らを中心にした
世界がうらやましがる
優秀な科学者たちが
covid19に対応したということ

これだけは
ちゃんと言っておきたい

そして優秀なのは
専門家居会議を中心とする
科学者たちであって
決して政府ではない

これも
ちゃんと言っておきたい





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検察は本気を出してきた

2020年05月20日 | 生活
  




電気毛布を3時間
高温殺菌して
日光に干す

冬布団をしまう

この3日前から
夜食べ過ぎてしまうので
朝昼夜の食事のとり方改革をする
朝をたくさん
昼もちょっとたくさん
夜は少し

すると
みるみるうちに
体重が減る

友達から
「減量すれば体のだいたいの不調は治るのでは?」
という指摘が頭にずっと残っていて
薬代さえ
これからは節約していかねばならぬ時
食べ方改革が
今のところ
順調に進んでいることはうれしい

寒かったり
暑かったり
気温差が大きく
湿度も上がり下がりが大きい

むつかしい季節

---

検察官定年延長法案がストップした


5月16日付け中日新聞朝刊で、
ロッキード事件を捜査し元首相田中角栄を逮捕した
検察OBメンバーらを中心にした14人の、
『定年延長法案 反対意見書』の全文が掲載されていた。

読んだ。

日本の司法及び検察は、
海外の如く賄賂が横行するのに比べ、
きわめて特異である。
だめなものはだめ、ということ。
中学生だったわたしはロッキード事件の時、
首相であった田中角栄が逮捕される様を
テレビで見ていた記憶がある。

あの時だ。

だめなものはだめ、と思ったのは。
警察はここまでするのか、と驚いた。

母は言った
「やるね」
父は司法に絶対的な信頼を寄せていた。
音楽家もおしゃれに歌った。それを聞いた。


今回の検察OB連、
確かにあっぱれである。
治安国家の名誉のために記載しておきたい。



 令和2年5月15日


 元仙台高検検事長・平田胤明(たねあき)
 元法務省官房長・堀田力
 元東京高検検事長・村山弘義
 元大阪高検検事長・杉原弘泰
 元最高検検事・土屋守
 同・清水勇男
 同・久保裕
 同・五十嵐紀男
 元検事総長・松尾邦弘
 元最高検公判部長・本江威憙(ほんごうたけよし)
 元最高検検事・町田幸雄
 同・池田茂穂
 同・加藤康栄
 同・吉田博視

 (本意見書とりまとめ担当・文責)清水勇男




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大丈夫

2020年05月19日 | パンデミック
  
  


新聞記事
日本に稼ぎに来ているベトナム人

covid19で仕事を失い
寮を追い出され
身をよせているお寺があるという

covid19以降
新しい生活様式について
友人としゃべっていたけれど
それは
低収入者にはあまり関係ない

中心部に近いマンションに住んでいる人や
ローンを抱えている人
養育費
車の維持費等
すべて
ちいさな住まい
いわゆる
縮小を迫られる
というもの

たくさんの人が
さまざまな生活様式の変化を
受け入れざるを得ない
ワクチンとて
まだまだ先の話であり
covid19と共存する
という姿勢が
求めらる

ただ自国の人たちは
インドや南アフリカ
バングラデシュなどの
南半球の国
そこは
発展途上国であり
医療もなく
水もない現状
「国さえ存続の危機である」
とハラリ氏は警告する

新聞記事は
野菜と米の寄付
その支援
と書かれてある

食べるものがあるかないか

これは日本人がこれから
受け入れざるを得ない
新しい生活様式には
おそらく含まれない
ただし
母子家庭は一食になった
と新聞には書かれてあるから
低所得者が職を失った場合
食の危機はベトナム人だけではない

たべるものがあるということ

20歳の時
インド、ネパールを二カ月旅した
最後はインドのカルカッタ
そこは貧富の縮図がよく見える場所だった
路上生活が当たり前

日本に帰って
初めて知った
食べるものがある日本

この恵まれた日本

インド体験はのちの
わたしを作る基礎となったに違いない


ベトナムの人たちが
帰りたくても
飛行機が飛ばす
寺院に身を寄せ合い
暮らしている

これがcovid19の
わずかな側面の一つであり
これから
たくさんのことが
表面化してゆくだろう

ただし
日本に生まれたということを
わたしたちは
恵まれている
という自覚なしでは
とうてい
世界共通の苦しみを
知ることはできない

三密もくそもない
マスクはつけたことがない
蛇口から出る水が飲めることは夢のよう

日本にいながらして
こうして難民となった
ひとたちの生活を記事で
知るということ

そしてわたしの生活も
covid19の影響を

実感している最中なのだ

けれど
いいこともある
ピンチはチャンス

パンデミックになったことで
自粛で
得られる幸せなこと
考えていると
案外
ある

世界戦争としてのパンデミック

大丈夫

それなりに
ちゃんと
やっていける

大丈夫





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