kotoba日記                     小久保圭介

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9年目の311

2020年03月11日 | 311
  



昨日の雨で
腕時計は曇ったまま
アルバだけれど
雨が降り続けると
翌日までくもったままの腕時計
まあ分針時針が
見えるのでOK

ほどなく乾燥してきたら
元通りになる
自然に順応している時計で
好きです

その人は仕事が遅いけれど
一生懸命です

カラス
食パンをくわえて
飛んでいった

木の根を切る男
木の幹をチェーンソーで
切る男
きこり

木は人間より
硬い

電動車椅子の爺様
車椅子が動かず
焦って
悪い脚で降り
後ろのバッテーリーをチェック
いろんなスイッチがついていて
「これちゃうか」
「これウインカーや」
「これちゃうか」
「これはこうや」
「この自動、手動のスイッチは」
と色々やっていると
しまいに
エンジンをオフにして
またかけ
またオフにして
かけていると
動き出した
ああえがった
「ありがとうございました」
と言われたので
「いえいえ」だか「気をつけて」だか「どうもね」
だか
わけのわからんことを
言っていた

爺様
ゆるりと
西へ向かった
そうだ
思い出した
「また止まったら誰かに訊いてみい」
と言うた
「はい」
爺様
言うた



今日は311
あれから9年たった。。。
早いような遅いような
何かが変わったような
変わらないような

ともかく
2時46分前に
無線でお願いして
一分だけ
労働をサボタージュ・ャ^ージュ・カモフラージュ
側溝の前に立ち
帽子を脱いで
北東に向かって
黙とう
二分黙とうできた

今日の一仕事を
無事に終えた感じ

写真は
9年目の3月11日の




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グッとくる

2018年03月11日 | 311

http://news.livedoor.com/topics/detail/14417729/

今日3月11日の新聞
NHKの震災特番の番組欄
縦読みにメッセージが

知らずに読んでいて
見直したら
秘する伝言

こういうのって
NHKの一個人の案だろうけれど
グッとくるなあ




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思いの日

2016年03月11日 | 311
昨日
あの人に
「明日は労働中でも、2時46分になったら黙とうします」
と言った

今日
あの人は

小さな新聞の切り抜きを
持ってきた
<日本政府から本日3月11日は、2時46分に黙とうをお願いいたします>
という切り抜き

日本政府から
お願いされることではない
わたし
「日本政府」
の部分だけを折りこんで
壁に貼った
結果
「2時46分黙とう」
これだけでいい

あの人はもう一枚
同じ切り抜きをもってきていて
全文を張った

誰も見ない張り紙
けれど
あの人と
わたしは見る
この張り紙を

労働場は
みんな
いつもと変わらず
せわしなく

時間になると
あの人は
手をあげ
振って
合図をしてくれた
わかった
の合図を返し
わたしたち
黙とうした
東北へ体を
向けて


あれから5年
3月11日の今日だけでも
いい
一年に一日だけでいい


今日は「思い」を
思う


家へ帰って
YouTubeで
防災センターの
最後まで声を出して
避難を呼びかけた女性の
声を聞いていた
たくさんの人が
彼女の声で
高台に逃げたのだという
この動画を見て
強く
手を合わせた

一年に一度だけでいい
思いを
思う日


一年の一日くらい
一日の一分くらい
静かな時を
それはほかでもない
自身の「思い」の
ため









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魯山人

2015年03月11日 | 311
2時46分頃、
毎年一人でも、
労働中、
ナントカ、
黙とうしていたのに、
今日は忘れてしまい、
帰ってから、
部屋で、黙とうしました。


去年の労働場では、
職員、
100人以上はいただろう職人たちが、
朝礼広場に集まり、2時46分になると、全員で、
黙とうをしました。
いつも一人でやっていたから、
みんながいっせいに、
東北に体を向けて、
お祈りする姿を見て、
いつも馬鹿話ばかりしている人たちが、
神妙になり、
黙とうが終わってから、
手を合わせたことで、
晴れがましい顔になっている人もいて、
良い労働場だな、
とうれしく思いました。
まあ、公然と、
労働を中断して、
体を休めていられるのも、
よかったのかもしれません。
そうであっても、
です。

2011年3月11日から、
わたしの書く小説は、
以前とは変わりました。
どうしても、
小説の底流に音なく
流れているものがあるのです。

必ず、
希望を続け、もっと続けて、
誰もが幸せにならなければいけない、
幸せになる方法が見つからない時もあるだろうけれど、
誰もが、
幸せになる義務がある、
そうじゃないと、
生まれてきたことが、
もったいない。
そう思っています。

魯山人のいい言葉があります。



 なんでも楽しんで
 好きなことをやる





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希望の方向へ体を向けて、雨に濡れても

2012年10月01日 | 311
原発etc → 希望

昨夜の園子温「希望の国」の、
希望。

コントン。

高橋源一郎の新作
「さよならクリストファ・ロビン」は、
「キョム」と戦う小説。
現場(震災地)は書かず、
という方法。
いずれ、要再読。

---

ずっと前に崇ミけにしたニンニクを、
思い出したように、
瓶からつまんで、
食べてみると、
やわらかくなっていて、
おいしかった。
ここまで、
時間を置くと、
良いのだな、
と思。

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生体濃縮

2011年12月01日 | 311
ETV特集の、
放射能の、
海洋汚染の番組を見ました。
生体濃縮という言葉を、
初めて聞きました。
海の中にも、
ホットスャbトがあるようです。

日曜日の夜の、
ETV特集は、
311の番組なので、
必ず、見ています。

10年、20年、30年、
ずっと時が経ったあと、
個人の記録を振り返るために、
震災のあった年の、
こんな番組を見た、ということは、
貴重なことのように思います。

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天の川

2011年07月10日 | 311
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107070148.html

津波で、
流されなかった、
一本松の話を、
テレビで見たことがあります。
明日で、
4カ月。
7月6日の夜、
その、
一本松の上空に、
天の川が現れたそうです。
宮澤賢治グループの、
仕業かもしれません。
だから、
こんな歌。

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New World

2011年06月14日 | 311
湿気がない、
風が吹いていました。
気持ちの良い、
風でした。

New World、
という言葉が来ました。
新しい世界です。
それが始まったのだと思いました。
空は以前の空ではなく、
新しい空です。
スカイシャインの混じった空が、
これから僕らが生きていく世界です。
雨は以前の雨ではなく、
新しい雨です。
草も、木も、大気も、食べ物も、水も、
スカイシャインの混じった自然界です。
良いとか悪いとかではなく、
現実がそうなった以上、
その中で、
これから僕らは生きていきます。
SFみたいな話が、
現実になりました。
当たり前のように、
これからはみんなが、
放射線量予報を、
テレビで見ることになるでしょう。

いとうたかおさんの歌で、
「流れる大気がお前を守る」
という歌詞があります。
その「大気」は汚れてしまったけれど、
大気には違いありません。
風景でいうと、
空に、点々がたくさんついた絵が、
現実の大気です。
スカイシャインが降り注ぐ中で、
「今日はそんなに気にしない」
と歌ったいとうたかおさん。
時代が、
良くも悪くも、
いとうたかおさんの歌に、
追いついてしまいました。

 時間の花の咲く丘で
 心の波に揺られてる
 すべてはひとつで
 それだけと
 ただ在ることと遊んでる

この歌詞は、ループ・ルーピー・ループという歌です。


もう何年も前、
ある方が、

ヘブライ語の聖書の一節、
「天国の扉は、すべて閉ざされている。/涙の扉をはぶいて。」
が引用されている、
藤原新也の本と上記の言葉を紹介していました。
それを、
僕は、
「天国の扉は閉ざされている、涙の扉だけが開いている」、
と言い方を変えて、
ボブディランの、
「ノッキング・オン・ヘブンズドア」
を日本語で口ずさみました。

New World。
スカイシャインが混じった、
新しい世界が、
始まりました。
そこで、
僕らは生きていけます。
いろんな注意を払いつつではあるけれど、
ここで僕らは今まで通り、
生活していきます。
でも、
僕には区切りの言葉が必要でした。
それが、
凡庸ではあるけれど、
New Worldなんです。

夜は、
メロンパンを食べました。
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肉を食らって

2011年06月11日 | 311
疲れて、たくさん、
眠りました。
どれだけでも眠れます。

思い立って、
床屋さんに行きました。
ずっと伸び放題で、
寒い時期に切って、
風邪をひくのは嫌だから、
床屋さんへは足が向きませんでした。
短く切って、
ずっと、
原発の話をしていました。
僕が一方的にですけれど。
「小説の方はどうですか」
と主人が言い、
うまく答えられず、
じっくり、
震災後、
「青い空」って書けなくなったことを、
言いました。
きっと僕は真剣に伝えようとしていたんだろうと思います。
主人は、理解してくれました。
奥さんも、
放射能について興味を持ってくれて、
「知ってるからそんなに深刻な感じなんですね」
と言いました。
床屋を出てから、
もしかしたら、
僕は頭が変になっているのかもしれない、
とも思いました。
興奮してしゃべっていたから。

夜になって、
友達と焼き肉を食べに行きました。
それから深夜まで、
ずっと原発関連などの、
話です。
どれだけ話しても、
話し尽くせない、
こんなことも、
初めてです。
先が見えない原発事故。
放射線について、
セザンヌ先生がこないだ言っていました。
「一個の放射性物質を体内に取り込むと、
 それが細胞を壊す。
 その細胞が、
 他の細胞を壊していきます」
と言いました。
たった、一個、というのがミソで、
それが被爆量には関係ないことを示しているのだと思いました。
「ただし、病気になるのは、ずっとあとのことだけれどね」
と先生は加えました。
数日前、
放射線を出す映像を、
ユーチューブで見ました。http://youtu.be/uOLpnE4IHz0
それはまるで、
線香花火みたいに、
シュッ、と光の線が出ます。
また違う方向へ、
シュッと出ます。
原発事故で、
誰もが専門家にならないといけない、
と言ったのは、高橋源一郎でした。
にしてもさ、ゲンちゃん、
物理なんて難しいよ。

それにしても、
よく食べました、
食べ放題の焼き肉。
安い店なので、
助かります。
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hosono

2011年06月08日 | 311
お寺さんの、
外に貼られてある言葉が、
新しくなっていました。



  人に生まれた
     悲しみと
  共に生きる
     大切さ
  謙虚に進む


僕はこのお寺さんのご住職が書く、
言葉が好きです。
この言葉の後に、
第一次の義援金は終了しました。
そして金額が書かれてあって、
第二次の義援金の受付案内が書かれてありました。
震災のことを、
ずっとここのご住職は祈っておられる。
ご住職は、
以前の張り紙で、
「東北の方はわたしたちの砥石になってくださっている」
とお書きになった。
そして、
今回は、
「謙虚に進む」です。
僕は不遜なので、
ハッとしてしまいます。
ありがたいお言葉です。


細野晴臣が、
震災後、1カ月半、
何もできなかった、
と言いました。
その言葉に追従する件p家も、
多いだろうと思います。
でも、僕は反対です。
もしも、
細野晴臣というビッグネームが、
「音楽家だから音楽をこんな時だからこそやる」
と言ったとします。
すると、
そうか、
って、
追従する件p家が出てきます。

震災、原発について、
高橋源一郎が言っていたけれど、
誰もが同じことをするのはおかしい、
同じことを言うのはおかしい、
みんなそれぞれ、違っているのが当たり前で、
そうじゃないといけない、
と勝間さんに強く言っていました。
ゼミの生徒さんは、
「高橋先生、私には何ができるんでしょう」
と訊いたといいます。
「何もしなくていい」
と源一郎は言い、
「どうして何かしなくちゃいけないって思うの?」
と重ねて生徒に訊いた。
そして、源一郎は、
「しなくちゃいけないというのは、ネガティブで、
 こうしたいと思うまで、何もしなくていいです」
と言った。
「こうしたい、というャWティブの方が、大事だから」
と。
僕もそうだよなあ、と思います。

件p家は、
311以降、
「何もできなくなった」
件p家に限らずですけれど、
そう言います。
でも、
件p家は、
表現して、
生きる。
死んだような状態でも、
表現しなければいけない。
でなくては、
本当に死んでしまう、
そんなふうに思います。


ーーー

砂を踏む音、
公園にて。
自転車が、
砂の上をゆく音。

メールを書いて気がついた。
読んで欲しい人は誰か。
言葉を伝える、送る(贈る)人が、
一人であれば、
ピンャCントで、
言葉が多く、大きく拡大し、
思考深度も深くなり、
集中してゆくことによって、
エネルギーも一極集中化する。
「誰に書くか」
それを、
今さらながら、思い出しました。
小説もそう。
誰に、書くか、
が、
とても大事です。

ガムを噛んで、
バナナを食べる。
暑いけれど、
風が吹いている。
風のことを考える。
昨日、地下鉄の中
で、
冷房の風を受けていた。

批評とは、
他者に対しているようにみえて、
実は、
すべて自己批評のことだ。
帰って、
切り干し大根を作りました。
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うた

2011年05月28日 | 311

http://youtu.be/iqZmkj2VBq8






http://youtu.be/ovZVDr9FE94





http://youtu.be/mlfFDzB5Lo4




http://youtu.be/cewOjd2DxK4
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マンホール聴講会

2011年05月27日 | 311
マンホール聴講会
って
マンホールの中から
聞こえる水音
それ聴いてただけ
ああ
ああ
ああ
川だせせらぎだ
マンホールの上に立って
聴いてた
ああ
せせらぎだ
ケータイ出して
録ってみた
ボイスナントカっていう録音で
息を出す
やっとひとりになれた
「そよそよ吹く風が気持ち悪く」
って犬塚さんツイッターで書いてて
笑った
これって小説の書き出しだって
誰も言わないね
言わないよ
これって
文才だよ
応用効くね
いただきます

若い主人が家を出て
坂道を下ってくる
白い服の娘さんなのか
奥さんなのか
手を振って
振り返った若い主人も
手を振って
いつまでも

坂道を下るのは
電気自転車のおとうさんとか
空はグレイである
台風だってくるという
明日は雨だという
天気予報の傘マークは
全開である
振り返ると
草原だった
その緑に敬礼
ニンゲンは
すべての植物と動物に謝罪せよ
ってか
汚れちまった悲しみは =@悲しみは = すいませんわかりません
雨降るたびに
放射能入りどうですか
って呼び声聞こえて
ああ、頂戴な
豆腐売りは数十年前に失業したが
放射能売りは
声かけるよ
「雨どうですか、草どうですか、風もあるよ」
頂戴な、って
息しなきゃ生きられないから
放射能入りの風吸うよ

しばらくしてから気がついた
草の匂いを嗅いで傷んだ僕ら
匂いの元を辿って
すぐ後ろの草を見た

言葉が走る
言葉が言葉を連れてくる
言葉と言葉は友達だ
家で遊ぶ
僕の子ら、言葉
こないだ買ったハーフの南瓜80円
熊野

マンホール聴講会に参加していると
ふいに捕まれた
どこぞの子供の手
それはこの世で
一番やわらかいもの

水色のC130が飛んでいった
あの色って、福島原発の色じゃん
青い空と白い雲のデザインなんて
洒落が効き過ぎですよアッキーナ
グレイのC130も飛んでいった
小牧へ

矢板を打つ音が響く =@響く = 事実

響かないよ
矢板を打つ音なんて
そこで聞こえるだけ
響きなんて
一度だって
聞いたことないよアッキーナ
「地球にやさしい」
って
あったね
もう一度誰か言ってくれないかな
「地球にやさしい」
って
言ってくれたら
歌っちゃうよ
夜になったらあー
って
ラブソングをね
あああああああ「地球にやさしく」
って
誰か言ってよ
「地球にやさしく」
って
それ何

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