kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

ま、いっか

2011年05月31日 | 生活
涼しい風が吹いていて、
気持ちが良いです。
けれど、
午前中は、
気温差に体がついてゆけず、
調子が悪くて、
気落ちも。

午後からは、
バッチリです。
朝からどうも調子が悪いなあ、
っていう時は、
12時を境に、
午後からよくなる、
っていつも思っていて、
たいてい、
昼から良くなります。
自己暗示の一つです。

言葉って面白いなあ、
って思うのは、
せんちゃんという人が、
「ま、いっか」っていうフレーズを、
繰り返すブログがあります。
この「ま、いっか」って、
僕もぐちゃぐちゃ考えている後、
たまに言うと、
本当に、
「まあ、いいやどうでも」
っていう気分になる。
言葉って、
凄いなあ、
ってマジで思います。

せんちゃんに、ずっと前、
じゅん文学の合評会のあとの
二次会の帰り、
「ま、いっか、原発も津波も」
って本気、軽く言ったら、
「良くない良くないよー」
って、
せんちゃんと秋乃さんは言いました。
ふむ。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漫画

2011年05月30日 | 生活
風が強いです。
ベランダの鉢植えが唐黷ワす。
起こしても、
また唐黷驍フだから、
風が収まるまで、
そのままにしておきました。

台風一過。
手塚治虫の漫画、
「ブッダ」を読み始めました。
漫画を読むのは、
たぶん、10年、いやもっとかな、
それ以上前のことです。
谷岡ヤスジさんの漫画が好きで、
ずいぶん前、亡くなったあと、
谷岡さんの奥さんにあるルートから、
電話で話すことができて、
是非、単行本化を願います、
と強く言いました。
思い上がって言えば、
その後、
谷岡先生の漫画が、
2冊、分厚い単行本で、
出版されて、
すごくうれしかった。
勿論、家宝です。

それ以来の、
漫画読みです。
手塚治虫の漫画は、
あまり好きではないけれど、
「ブッダ」のことは、知りたいので、
もう少し、粘って、
2巻も読もうと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛を読むひと

2011年05月29日 | 映画
昨日、土曜日は、
喜多の湯に行って、
岩盤浴で体を温めていました。
ずいぶん、暑くなってきたのだけれど、
ちょっと疲労気味だったので、
行きました。
マッサージなどでも、
そうらしいのですけれど、
体の血行が良くなると、
ぐっと眠くなるそうです。
岩盤浴のあと、
ぐっすり眠り、
洗濯をして、
またぐっすり眠りました。

今日は日曜日です。
外は雨が降っていて、
台風です。
それでも、
図書館には行かなくてはいけなくて、
本をビニールに包んで、
本を返し、
予約してある本をカウンターで受け取りました。
高い税金を払っているのだから、
一冊でも本を読んで、
還元したいという、
吝嗇なモチベーションです。

その足で、八百屋さんへ。
よくこんな雨風の中、
自転車で野菜を買うなんて、
と我ながら思います。
そう感じたのは、
台風で、軒先に出してある野菜も店内に収まっていたし、
ほとんどお客さんがいなかったため。


先日、
読んだ内田樹著「日本辺境論」は、
とても面白くて、
頭の悪い僕でも、
判ったような気にさせてくれる本でした。
この日本人論は、
ふんわりと刺激があって、
そうか、日本人って、
超いい加減でそれで良いんだ、
って読後から思います。
のりらくらりというか。
本の中で、
識字率のことが最後の方で書かれてあって、
日本は識字率が高くて、
海外ではそれほどでもない、
という記述がありました。
そのことは、
おぼろげ、知ってはいたのですけれど、
識字問題を扱った映画が、
紹介されていて、
早速、今日、それを借りてきて、
観ました。
「愛を読むひと」という映画です。
ゲオのおねえさんは親切にそのDVDの場所を案内してくれて、
「恋愛映画ですね」と言いました。
「あそうですか」と僕は言いました。
ラブロマンスのコーナーに、
3本もあって、みんながよく観ている映画なんだな、
人気があるんだな、と思いました。
映画は、確かに恋愛映画の側面と、
識字問題の側面がありました。
識字だけのテーマだと誰も観ないのだろうから、
恋愛映画の要素も取り入れる、
という感がありました。
そして、原作は「良いですよ」と以前、
勧められていた「朗読者」だと知って、
尚に驚きました。
女優さんがとても素晴らしい演技をしていて、
良い映画だな、って思いました。

言葉の読み書きなんて、
当たり前にできるじゃないか、
というのが僕の常識です。
けれど、
こうして、
映画を通じて、
外国では、識字問題ということがあって、
この主人公のように、
本当に字が読めない、書けない、
というコンプレックスがあるんだ、
と思いました。
観て良かったです。

夜になってから、
勝間和代の番組で、
高橋源一郎が出るというので、
録画をお願いしました。
ETV特集では、
細野晴臣なので、
それをリアルタイムで観ました。
岸田繁も出ていて、
僕はくるりの特番を、
少し前テレビで観て、
良い歌を作る人だな、って、
気に鰍ッていて、
ちゃんともう一度、
くるりの演奏を聴いてみようと思いました。
細野晴臣は震災、原発問題の中での、
音楽論だったので、
安心しました。
僕は今、原発のことを言わない人っていうのを、
敬遠しているようなところがあって、
不遜な自分にも、おおらかさがなくて、
嫌だな、と思っているのです。
でも、逆に、原発問題から逃げたいという気分も強くて、
311以前のような、
なんでもない生活のブログを見ても、
気が休まるという、
アンビバレントな感情のただ中です。
セザンヌ先生に、
僕は、
「原発のことは考えてはいけない」
と忠告してもらっています。
原発で疲れた時は、
村上春樹を読みます。

震災後、
細野晴臣が1カ月半ぐらい、
音楽を聴くことも、
演奏することもできなかった、
と言い、
震災後のライブを中継した番組ですけど、
2曲しかやらずに、あとは話だったらしいです。
その気分は判ります。
「自分でこれからは(放射線を)防衛していかなくちゃ」
といった感じのコメントが、
とても印象的でした。

裏番組の源一郎の方は、
誰かを責めるという気にはなれない、
事故を起こしたのは、
自分の問題でもあるのだから、
という主獅フことを、
言っていました。
源一郎さん、偉いな、
って思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うた

2011年05月28日 | 311

http://youtu.be/iqZmkj2VBq8






http://youtu.be/ovZVDr9FE94





http://youtu.be/mlfFDzB5Lo4




http://youtu.be/cewOjd2DxK4
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンホール聴講会

2011年05月27日 | 311
マンホール聴講会
って
マンホールの中から
聞こえる水音
それ聴いてただけ
ああ
ああ
ああ
川だせせらぎだ
マンホールの上に立って
聴いてた
ああ
せせらぎだ
ケータイ出して
録ってみた
ボイスナントカっていう録音で
息を出す
やっとひとりになれた
「そよそよ吹く風が気持ち悪く」
って犬塚さんツイッターで書いてて
笑った
これって小説の書き出しだって
誰も言わないね
言わないよ
これって
文才だよ
応用効くね
いただきます

若い主人が家を出て
坂道を下ってくる
白い服の娘さんなのか
奥さんなのか
手を振って
振り返った若い主人も
手を振って
いつまでも

坂道を下るのは
電気自転車のおとうさんとか
空はグレイである
台風だってくるという
明日は雨だという
天気予報の傘マークは
全開である
振り返ると
草原だった
その緑に敬礼
ニンゲンは
すべての植物と動物に謝罪せよ
ってか
汚れちまった悲しみは =@悲しみは = すいませんわかりません
雨降るたびに
放射能入りどうですか
って呼び声聞こえて
ああ、頂戴な
豆腐売りは数十年前に失業したが
放射能売りは
声かけるよ
「雨どうですか、草どうですか、風もあるよ」
頂戴な、って
息しなきゃ生きられないから
放射能入りの風吸うよ

しばらくしてから気がついた
草の匂いを嗅いで傷んだ僕ら
匂いの元を辿って
すぐ後ろの草を見た

言葉が走る
言葉が言葉を連れてくる
言葉と言葉は友達だ
家で遊ぶ
僕の子ら、言葉
こないだ買ったハーフの南瓜80円
熊野

マンホール聴講会に参加していると
ふいに捕まれた
どこぞの子供の手
それはこの世で
一番やわらかいもの

水色のC130が飛んでいった
あの色って、福島原発の色じゃん
青い空と白い雲のデザインなんて
洒落が効き過ぎですよアッキーナ
グレイのC130も飛んでいった
小牧へ

矢板を打つ音が響く =@響く = 事実

響かないよ
矢板を打つ音なんて
そこで聞こえるだけ
響きなんて
一度だって
聞いたことないよアッキーナ
「地球にやさしい」
って
あったね
もう一度誰か言ってくれないかな
「地球にやさしい」
って
言ってくれたら
歌っちゃうよ
夜になったらあー
って
ラブソングをね
あああああああ「地球にやさしく」
って
誰か言ってよ
「地球にやさしく」
って
それ何

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葉を見る

2011年05月26日 | 生活


今日行った労働場は、
大好きです。
まず一緒に労働する人が良い。
それから、ゾーンが間違いなく良い。
葉が、きれい。

涼風、あり。
雨風、あり。
ハナミズキのまわりにある、
植え込みの葉を見ていると、
この葉にも、
いずれヨウ素が降り着くのかなあ、
と考。
もう、3月11日前までのような目線で、
自然を見ることは、
あきらめなければいけません。
ったくもうなんちゅーこった、
って思います。
頭くるのは、
青い空、って、
マジで今までみたいに、
ストンと書けなくなったんです。
息する空気だって、
食うもんだって、
滅茶苦茶されちまったんですから。
「いやいや、小久保さん、気にし過ぎですよ」
って、冗談よせ。
汚染はこれからでっせマジで。

だから手帳に書きました。

放射能、ひどく不愉快だ
この空、風、緑の葉、
黄色い花、
を、
よごす、
目に見えずに、
不愉快だ
一番大切なものを、
汚染してゆくなんて、
不愉快だ
「ハナミズキ(紅)」
ミズキ科
311以前に言ってきた
「環境破壊」という言葉が
飴玉みたいに
甘く小さくなった
「知識は力」
今回も適用
ひばり
赤土の上を飛ぶ

帰ってから、
高橋尚子の特番を見ました。
Qちゃんは、やっぱり、
走らなきゃ。
競技からは引退したけれど、
楽しそうに今でも走っている姿は、
あー、この人は、
本当に、
走るのが、
「凄く」、
というふうに言うまでもなく、
好きなんだなあ、
ということです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おから

2011年05月25日 | 生活
晴れました。
布団を干し、
信頼する長いつき合いの方からのメールで、
小出さんたちの動画を紹介してもらいました。
3時間半あって、
へとへとになりましたけれど、
ちゃんと見なくちゃ、と。

名前は忘れてしまったけれど、
地震学者の人が、
「田中三彦」という名前を出していました。
あ、と思ったのは、
広瀬さんが友達と呼ぶ人の名前も、
田中三彦さんだったこと。
ということは、
田中三彦さんという人も、
信頼できる可能性が高いということです。

いろいろ、雑用をして、
食パンがないので、
遅い時間にバローまで行きました。
すると、食パンがさらに安くなっていて、
作る時間がなかった晩ご飯も、
値引きされた弁当を買って、
済ませました。
閉店前のスーパーは、
なんて素敵な値段なんだ、
とうれしくなりました。
これからは、
この時間に行こう。

ライブ音源を聴きながら、
夜遅くに、
おからを作りました。
数日前から干し椎茸を、
水に戻していて、
今日あたり作らないといけなかった。
この干し椎茸のダシが効いて、
僕が作る栄養本意の料理の中で、
唯一、味覚的にも大丈夫だと、
自信があるのは、
この、
おからです。
みんなに食べさせてあげたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨公園

2011年05月23日 | 生活



昨日のお昼、
驟雨がありました。
梅雨の始まりのような、
雨でした。

今日は傘を持って出かけました。
氏神様の前を通る時、
「おはようございます」
と自転車で通過しながら、
神殿に言います。
最近、
考え事をしていることが多くて、
通り過ぎてしまってから、
「あ、挨拶また忘れた!」
と思うことが多くて、
いったい、
僕は何を考え事をしているのだろう、
と思い返すと、
たいてい、くだらないことです。

土の匂いがしている、
と歌の歌詞じゃないけれど、
土の匂いがしています。
雨、
しとしと雨、
梅雨ですね、きっと。

小雨の公園。
ご飯を食べ終えてから、
降ってきたので、
良かったです。
傘をさして、
ベンチに座っていると、
雨なのに、
グレイのカッパ姿の、
年配男性が、
サッカーボールを持ってきて、
壁に向かって、
蹴っていました。
いつも見る人です。

それから、
星形マークが付いた、
ピンク色のショルダーバックの娘、
何かを拾って、
コンビニの袋に入れていました。
きっと、小枝か、石だと思います。

アンドレイ・タルコフスキーの映画は、
水がモチーフになっていることが多くて、
雨のシーンが多いです。
だから、
僕はタルコフスキーの目になって、
傘をさして、見ていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広瀬隆さん

2011年05月22日 | 生活
 



   http://www.youtube.com/watch?v=FV-xS7Co-GM
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蚕起食桑

2011年05月21日 | 音楽
まろやかな歌声
とNさんは言う
そうだなそんな言い方があるんだな
と思う
犬塚さんは声がかすれていたのだが
まろやかな歌声
なのだ
凄く良い
とNさんはライブが終わってから言った

最後の曲で
松下さんがコーラスで歌うとき
僕はハっとした
イメージが先にあったのではない
言葉が先にあったのだ
そこにイメージをつけて
松下さんは歌っているのだ
言葉なんて嘘なんだ
嘘も誠になるという

たとえば
彫刻もそうだろうか
まずは木がある
彫って「しん」を入れるという


浅川マキの言葉が思い出される
「『カモメ』は感情すべてを捨てて歌った。『そんなこと知りませんよ』、
 と、放り投げて歌う時、詩は生き物のように一人歩きする」

 青い春
 赤い夏
 白い秋
 黒い冬 (「幸せそうな人たち」より)

と書いたのは
間違いなく
言葉の人
犬塚康博さん

犬塚さんはステージで言った。
「このライブが終われば名古屋の街をあちこち行ってみようと思います。
 面白いものがたくさんあります」
面白いものがたくさんあります、
の「たくさん」に声が大きくなっていた。


 http://www.youtube.com/watch?v=0IA1dchF28Y



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんかしあわせ

2011年05月20日 | 生活
伊藤さんがやってくる
西の方から
伊藤さんは帽子を被り
僕が僕だと気付くと
小さな笑みを出した
「ああ、あんたか」
と伊藤さんは言う
「お久しぶりです」
と僕は言う
日陰
微涼風
ラジオの声
削られた山の肌
陽光
青空
なんかしあわせ

最近
蜂が飛んでいる
虫たちが季節を知らせ
わたしたち
それに習う

夏なので
すでに夏なので
汗のTシャツは嫌なので
着替えのTシャツを持ってゆく
雀の群れ
松の木を超えてゆく

暑いが
風がある
庭に
緑色の網がある
朝顔の蔓が
いずれその網に絡まって
上へ伸びる
朝に咲く

伊藤さんは
暑いので
いつものような
暇つぶしの長話をやめて
家に帰った


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風の道

2011年05月19日 | 生活
初夏から夏日への変化が早い
暑い
と思い
暑い
と言う
「今日は暑いですね」
と言うと
「暑いなあ」
と言う
夏日である
夏日だなあ
と思うので
夏日だなあ
と書いてみる
鳥が鳴いているので
鳥が鳴いていると書いてみる

空は青い
風は少し
木が揺れている

日陰を選んで
暑さから逃れる
風の通り道がある
どこにでも
それはあるのだ
たとえば
建物の角
そこは
通称ビル風が吹いて
植木鉢なんて唐黷トしまう
夏日は
建物の角に立ち
風を背に受け
体を冷やす

以前真夏に言われた
「暑いでしょ」
「でも風が」
と答えた

風の通り道を探す
風は見えないが
確かに
彼らは吹いている
ひゅう、
と音がする
あれは
風と風のぶつかる音だ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜜柑畑

2011年05月18日 | 生活
小説のレシピ
という言葉が
subwayの中で
降りてきた
忘れないように
手帳に書いた
「小説のレシピ」

スワッチと
馬鹿話をしたあと
僕は畑のある道を歩いた
曲がった下り道があって
それをいつも行ってみたいと思う
密柑山という場所
「ここは以前、蜜柑があった山ですか」
とお米屋さんの主人に訊く
彼は80歳
「山だった」
と言う
「蜜柑は知らない」
と重ねる
曲がった下り道をあとにして
地下鉄に乗る
蜜柑の深緑の葉の色と
蜜柑の実の色
グリーンとオレンジ
グリーンにオレンジの線が入った
国鉄の列車が好きだった
今でも
それを見ると
うれしくなる
あれは蜜柑の列車だ

それはそれとして
蜜柑畑を走る列車に乗る
左右は全部
蜜柑畑
橙色の大きな実が
たくさんあって
地面にころころ
落ちている
そんな汽車に
僕は君と乗ってみたい

匂いがするね
匂いがするよ
紀州熊野
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海になりたい

2011年05月17日 | 生活
橋のある交差点で
信号待ちになる
川の中を覗くと
鯉がいる
川の中には魚がいる

信号が変わる
僕は行く
街の中は
ビルがあって
直角で作られている
交差点も
90度で曲がっている

木が立っている
緑の葉をたくさんつけて
彼らは生き物である
都会の中で
木が立っている
それを時々
異様に感じる
まわりは整然としているのに
木は風の流れを葉で知らせ
風の強さを知らせる

街と木の混合
それを
カメラ目線で見ろ

僕は街をゆく
僕は林をゆく
道があったら
それをゆく
街は人が作った
林は自然が作った
道が続く先に
海があったら
僕は海になりたい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛行船

2011年05月16日 | 生活



言葉遊び
言葉から意味を取っちゃう

人は意味を取っちゃうと
不安になる
つくづく人間は
意味の存在だと
思った

子供は言葉で遊ぶ
僕も遊んだ
ダジャレノートをつけた
88まで作って飽きた


新聞紙
このぺらぺらの大きな紙には、
言葉がたくさん書かれてある
言葉が風で転がってくる
車に潰される
あ、新聞紙
日本経済新聞
日付は今年の2月末日
まだ日本が平穏だった日

飛行船、
北西に向かった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする