kotoba日記                     小久保圭介

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小屋

2016年04月30日 | 生活
早朝5時前
すでに明るくなっていて
日々
明るくなってゆく
ダイヤル錠を回すための
ミニ発光器もいらぬほど


雨風
寒さ
暑さを
しのげた
小屋
思い出がたくさん
すでに
中の荷物は
もう一つの小屋に移され
今日の午後
撤去される
この小屋

ありがとうございました
と小さな声に出して
朝に挨拶をする
小屋の空間に
一礼

砂で遊ぶ
砂山
砂場
子供のころ
砂で遊んだ
なぜ
砂なのだろう

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neo

2016年04月26日 | 生活


1985年前後
大阪は
毎日ホールでの
立花ハジメの「太陽さん」コンサート

度胆を抜かれた幕開け
緞帳があがると
凄い数の
テレビモニターが舞台に
高く積まれ
音と映像が同期し
立花ハジメは
養成ギブスをつけて
踊っていた

太陽さんのアルバムも素敵だったけれど
そのコンサートはもっと凄かった

あれから30年経ち
世の中が
どんなに変わったのかな
と高層ビルを見ながら
思っていた

ケータイ電話の普及
インターネットの生活
高齢化社会

当時
坂本龍一は「未来派」
と言い
立花ハジメが示したビジョンが
もっと現実化すると思っていたけれど
実は
30年経っても
生活はそれほど
変わらなかった

肉体から
人間は
離れることがない
男性であっても
乳房がある
この不思議

30年前と
今と
何が変わったと思いますか
訊ねてみる
「『人を思う』が、なくなった」
と誰かがいう
「何だろうね」
と笑むことが答えの人

30年前なんて
昨日みたい
100年前なんて
つい最近


午後から
今日も
風が吹き
赤と黄の旗
窓辺で
なびき
緑の葉
揺れる
幹も


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静かの園

2016年04月25日 | 生活
お昼休み
ランチジャーと
水筒を持って
静かの園へゆくと
先人がいた
彼は
メ[タブルラジオで
NHKを聞いて
居眠りをしていた

ほどなく
ラジオの音は消え
ふたり
ニコニコして
何を話すでもなく

タイムスケジュールに合わせ
労働に戻り

空はグレイ
北風あり
静かの園は
松本さんも
いつも来て
離れた日陰で
居眠りをする
わたしも
ケータイのタイマー頼りに
居眠る

静かの園で



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senpo sugihara

2016年04月25日 | 生活
杉原千畝についての
動画を見たので
杉原千畝の夢を
見た

杉原夫妻は
クリスチャンだった

ビザを発行する
ひとつの
きっかけになったのじゃないか
といいう
杉原夫人が見た
顕現

それは聖書の言葉

以下、Wikipediaより抜粋

杉原夫人が、
難民たちの内にいた憔悴する子供の姿に目をとめたとき、
「町のかどで、飢えて、息も絶えようとする幼な子の命のために、
 主にむかって両手をあげよ」
という
「旧約の預言者エレミアの『哀歌』が突然心に浮かん」だ。
そして、
「領事の権限でビザを出すことにする。いいだろう?」
という千畝の問いかけに、
「あとで、私たちはどうなるか分かりませんけど、そうして上げて下さい」
と同意。
そこで杉原は、
苦悩の末、本省の訓命に反し、
「人道上、どうしても拒否できない」
という理由で、
受給要件を満たしていない者に対しても
独断で通過査証を発給した。

---

映画『杉原千畝』を探しに
レンタルDVD屋に行ったけれど
レンタルは6月初めから
主役の役者が素敵なので
楽しみ
映画では
どんなふうに
描かれているのだろう

杉原夫人の見る
顕現のシーンが
映画化されていたら
わたし
こころ
鳴るだろう


杉原千畝は
外国人に
発音しやすいようにと
千畝を
センモニ音読みにして
senpo sugihara
と名乗ったという





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断食倹l

2016年04月24日 | 映画
     

久しぶりの
名古屋シネマテーク
ナイトショーがあったので
見てきた『断食倹l』。

原作はカフカの寓話集ということで、
本好きの友人に誘われ、
「小久保君、原作読んでくるといいよ」
といわれたけれど、
未読のまま。

結局、原作とは違う構成らしく、
映画は映画として、
作られていた。

最初、主役の人をどっかで見たことがある、
ずっと数分考えていて、
そうだ、
『パーマネント野ばら』に
出ていた人だ、と。

―――

山口昌男の「中心と周縁」ということを
まず思った。
中心は空洞で、
主役は中心で、
空洞、
周縁は、
さまざまな断片の掻き集め、
それは映画に出てくる多々の人物だけではなく、
音楽の大友良英、
ビジュアルとして名前を出しているアラーキー、
も含んで。

高橋源一郎の
初期の三部作のようで、
周縁から中心に引き寄せられる、
断片の連続、

表面上は派手な映画だけれど、
本当に地味派手だったのは、
吉増剛造のパフォーマンス。
あの数分だけが、
構造の中にあっても、
<地面>という原理に、
基づいていて、
ホッとした。
吉増のパフォーマンスを見て、
ホッとするというのも、
妙だけれど。

目当てで行った、
吉増の出演で、
「吉増剛造、よかったねえ」
なんていいながら、
夜の今池を歩いて。

ピース又吉なんかが見たら、
倹lとしても、作家としても、
「おもろかったわー」
とか言いそう、
ビートたけしなんかも、
「おいらにはああいう渇き具合、無理だね」
とか言いそう、
とかナントカ、
友人はウォッカを、
わたしはトマトジュースを、
飲んで、
嬉々として、
どうでもいいことを。





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元気元気

2016年04月23日 | 生活
信号のない十字路の
南西に
木がある
三本とも
新芽が出ているので
これはいいや
と触りにゆく

思った以上に
新芽はやわらかい
触ってみないと
わからない
触りすぎると
葉が痛むから
少しだけ触る

彼は西にいた
前を向き
真剣そのもの

もう暑くて

静かな十字路にいて
陽を浴び
暑くなると
日陰を探し
空を見る
朝の飛行機雲はなくなって
青い空

元気元気
ヒノキ花粉が終わってきたからか
今朝は早かったのに
眠くない
元気元気

胸で歌う
毎日
違う歌が
気が付くと
鳴っている
曲名を
手帳に記す

空があって
飛行船が飛んで
康夫さんがいて
新緑に触って
歌を鳴らして
そんな
春の週末
何て素敵
何て贅沢



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康夫さん

2016年04月22日 | 生活
雨あがり
素直になる

康夫さんの歯は
抜け抜けで
「お会いできてうれしいわ」
「そうだねえ」
と康夫さんは言う

康夫さんは凄い
どこが凄いのかは
わからない
ただ
凄い
こんな人が
この世に生きていて
お会いできること
それは運が良いとしか思えない
一度会ったら
忘れられない
存在がうるさいわけではなく
『そこにいる』
という感じ
もちろん
言葉がいっぱい
詰まっている

ずっとお会いしていないので
もうやめてしまったのかと
思った

雨あがり
象が
森から出てきた

春風

飛ぶ


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ねむる

2016年04月21日 | 生活
ねむる
起きて
またねむる

疲れて
何もできない
ねむる

夕方
ソファーで眠る
外は雨が降っている
強い雨

目覚めると
部屋は暗くなって
寒くて起きた

夜も全部
ねむる


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象の記録

2016年04月20日 | 生活
わたしたち
交代でカップヌードルを食べ
チョコとおにぎりせんべいを食べ
白湯を飲んだ

夜の中で座っている
夜の中で立っている
「しんどくなってきた」
口に出しては
静かにしている

傷のことを
久しぶりに話した
話しても
話さなくても
同じだけれど
どうしてだろう
話していた

「それはきついですね」
彼は少しうつむき
一点を見て
言った

森から
象が
出てくる
という



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ルオン

2016年04月19日 | 生活
ルオンは
見ただろうか
あの飛行船
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日曜日

2016年04月17日 | 生活
汗ばむ陽気
わたしたち
目的地へ
しかし
道に迷い
すでに着いている彼に
電話して
道を探して

ほうほう
着いた
こんな道
初めて通った

帰り道
靴を買った
ソフトクリームを食べ
コーヒーを飲んだ

たいしたことをするでもなく
たいしたことを話すでもなく
いつものように


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2016年04月16日 | 生活
新聞少年


猿が歩いている
早朝

あの日
川沿いの
遅い朝


朝はすごい
希望まで降ってくる
この妙は何だ
ダイレクトに繋がっている?
伝えてくれているのかもしれない
Mr.yosida

砂ぼこりの中で
労働している人々を
見たことがあるか
ャPットの中にまで
チリが入っているのを知っているか
視るために
ここにいる
彼らは言葉にされるのを
待っているわけじゃない
毎夜の酒を
楽しみにしているのだ

階段をくだっている
上と下をつなぐ
階段

階段は人間が作った
猿じゃない
最初は
石段だった







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陽光

2016年04月15日 | 生活
新緑
春風で
騒ぐ

陽光

今日も
今も
やがて
過去になってゆく


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花粉です

2016年04月14日 | 生活
花粉症
薬を飲んでも

寝ている間
鼻がつまっているので
喉が痛くなって
何度も起きる
今年は例年になく
辛い花粉

奮発して買った二台目の空気清浄機
今年は寝室に
新しい清浄機をセット
ところが
あまりに夜
喉が痛くて
目覚めるので
以前使っていたものを
寝室に入れ替えてみた
オーケー
清浄機で喉の痛み
なくなった

新しく購入したものは
居間で使用

この二台には
本当に感謝
花粉症の人には
これほど
力強い機器なし

ゴールデンウイーク前になると
しぜん
花粉症の症状はなくなっていて
薬を飲まなくても大丈夫
このだるさも
あと
半月の辛抱
ヒノキがきついので
今がちょっとキツイ


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真剣じゃんけん

2016年04月12日 | 生活
桜の季節
雲っている空のことを
花曇りという
とずっと前に
教えてもらった

今日のように
寒い日を
花冷えと
いつだったか
知った

桜はこうして
言葉まで作る

すでに
葉桜
それでも
まだ桜が咲いている
「遅かったけれど今日は花見」
とわずかな花を写真に撮って
葉桜の姿であっても
花見と自然に言う
なんて素敵かしら

夕方
三人で勢いつけて
じゃんけん
大騒ぎの一回勝負
勝った二人は嬌声を
負けた一人は
「負けるとは思わなかった」
とひとりごち

勝ったので
定時に帰った
やっぱり
うれしい




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