チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本が危ない

2012年05月19日 08時40分45秒 | 日記
もし天皇陛下が火葬をご承知なさったら日本の文化は確実に
無くなっていく
昨夜大和古流の二十一代目当主友常貴仁さんにお話を伺っていて
腹の底から不安になってきた

天皇陛下の日本における役割は日本に長く続いている日本の手仕事
手の技術それらを儀式の中で伝えることにある

そして何より大事なのは「祭司」としての役割
日本の神様との交流を国民に変わって日夜捧げていただく

天皇陛下の誕生から崩御までの儀式は
古来からその血筋の人たちが面々と繋いできた

歩き方着る物食べるもの住む家屋根の勾配一つ一つの日常が
すべて形にのっとっている
其れはすべて合理性と美しさ更に自然を賛美してやまない形でもある
だからこそ
日本人の立ち居振る舞いは美しい
世界の人たちの驚嘆の的になっている

昭和天皇の儀式を思い出してほしい
それらの儀式のひとつひとつに日本人の技能が生かされていた
伝統を簡単に変えてしまった明治維新から此方
新たな文化の中に私たちは暮らしているのだが
天皇制は維持された

敗戦で天皇陛下は皇尊から「象徴」という形になったが
それでも天皇家は存続している
其れだったら本来の日本の文化を保持するというお役目を
全うしていただく環境を整えるべきだと思う

天皇陛下も一般の人と変わらないということにするのであれば
左翼の方たちが云っているように
天皇制を廃止してしまえばいい
しかしそのとき日本の文化はすべてなくなるという覚悟があるならば

降ってわいたような「火葬事件」
天皇陛下は即身成仏にこそ価値がある
だから「お隠れになる」という言葉が生きる

何だか変な力が日本の文化を無いものにしようとしている

古事記1300年この書を国民がかみしめる時が来ているようだ




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やめようかしら

2012年05月18日 09時42分35秒 | 日記
バレエです
はじめて5年になるのだがここのところ落ち込んでいる
もうからだが速い動きに付いていかない
恥ずかしいくらいワンテンポ遅れる

たぶん小さいときからやっていたら
もっと早くに見切りを付けたのではないかしら
友人が
「若い人と比べているからでしょう?」
と痛いところを突いてきた

そうなのだ若い人に交じって同じように動こうとしているから
「ピンで回るのがもう出来ない」
「そんなのやらなくていいでしょう?プロになるわけでないのに」
「そうなんだけどーー」
「だったらバー練習だけで終わらせればいいわ」
「そういうことも考えられるわね」

ここのところ毎日やめようか続けようかと考えている
こんなにぐずぐず考えることも珍しい
だいたいすぱっと決めてしまい後は後悔しないタイプ
きっとバレエが好きということと先生がステキだからだと思う

先生は山川バレエのプリマ
可愛い美人で性格がすこぶる良く笑顔が優しい
何より踊りが上手(当たり前)
毎週その笑顔に助けられているのだが
それに甘えているのも正直気が引けている

まるでハムレットのように今日も悩む

あっレオタード姿のチャコちゃん先生想像しないでね
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両国駅周辺

2012年05月17日 09時53分00秒 | 日記
五月場所のいま
両国駅に降り立つとどこからともなく鬢付け油の香りが漂ってくる
力士たちは国技館から徒歩で自分の相撲部屋に戻る
壮観だ
それぞれ好みの浴衣を着て
大きい男たちが道一杯に肩揺すって歩いている

「こんにちは」
というと驚いたように
「おっ」
と声にならない声を出す顔があどけない

一昨日は雨だった
どういうわけかチャコちゃん先生この時期必ず歯医者通いをしている
約束に時間に早く着いたので
国技館の法へふらふら歩いてみた
幕内の力士には付き人がついていて
言葉通り三歩下がって従い歩く

藤色や牡丹色の蛇の目を差している力士もいる
浴衣に蛇の目はなかなか絵になっている
「似合ってますね」
また声を掛ける
「おっ」
とにっこり笑う顔がまだ少年

人がたまっている場所があり
「何かあるんですか・?」
と尋ねると
「取り組みの終わった力士がここから出て来るんです」
と柵の中を見るとおりしもきりっとした力士が菖蒲色の蛇の目をさして
雪駄を引きずって歩いてくる
「あっ隠岐の海」
と出待ちのおじさんの声其れをきくやいなやチャコちゃん先生
ぱぱぱと隠岐の海に走り寄り
「しっかりやって下さいねずっと応援しているんですよ」
と名乗る
「おっ」と頭を下げてくれた

出待ちの人たちの冷たい視線を感じたので
「ゴメンナサイついーーー」
「いいのいいの」
と許してもらったがそのやりとりの間に
蛇の目と隠岐の海の写真を撮るチャンスを失ってしまった

タニマチが勝負にかけて菖蒲色の蛇の目を寄贈したのか
また自分で選んだのか
その辺を聞きそびれた

歯医者に行く道すがらたくさんの力士とすれ違う
ここだけちょっと違う世界だ

国技館を覗くとなにやらわくわくするお祭りみたいな高揚感が伝わってきた
9月場所は絶対に中に入ろうと
固く決心して枡席イス席などの値段も調べてきた

5月はもうすでに千秋楽まで満員御礼
相撲人気も戻ってきたようだ

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ソーシャル メデイア?

2012年05月16日 16時17分06秒 | 日記
フエイスブックで「ソーシャルメデイアの時代は若い人の意見に耳を傾けよう」
と言うコメントを見てびっくりした
その方は「もう経験を積むという時代ではない」
とまで言い切っている

そうなのだろうか
いままで「若い人がいい、若くなければダメ」
という風潮で日本全体が幼児化したのではないか

若ければいい、若返りたい
そのために大変なお金を使う人も多い

確かに若い人は美しい
若い人の考えは斬新なことが多い
しがらみを知らないだけに思い切りのいい行動もする

若い人の意見を尊重することは大切だ
その意見に経験がプラスされたときもっと飛躍できると思う

今の政府の要職にある人たち
若いからいいかと言えばほとんど無知
あまりにも世間に甘い
経験を積んだ人に話を聞く姿勢があるが
それが見当外れの人に意見を求めているだから無知

本当にいい経験をしている人は寡黙だ
その寡黙さの中に宝が潜んでいることを
若い人は知らなければならないと思う

ソーシャルメデイアという新しい分野の中で
人の思考というのはどのように変化していくのだろう

最先端のビジネスの中でも「いいね」や「コメント」を請け負って
事業を拡大している場合もあるという
おしゃべりが口コミとなって広がる
其れを組織的にプロモーションしている企業もある

何がホントかその実態がつかめない今の社会
自分自身を信頼して生きるのが一番
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遺された花

2012年05月15日 09時00分59秒 | 日記
今はもうこの世に住んでいない友人三人が
秋櫻舎のベランダ庭園に遺した花がある
今を盛りと咲いている薔薇

これは結城紬の「奥順」の社長夫人奥澤淳子さんに頂いた
淳子さんはバラつくりの名手で何回もバラ展覧会で入賞を果たしている
紅色と白のつる薔薇、そして黄色の普通の薔薇
三本を譲り受け育ててきた

あるときその三本は元気がなく白い方は全く花をつけなかった
始めはチャコちゃん先生の手入れが悪いのだと反省したりしたが
他の薔薇は美しい花を咲かせている

それで何気なく仕事にかこつけて奥順に顔を出したが
淳子さんは元気にお茶を入れてくださった
「ちょっと薔薇に元気がなくてーー」
「去年の花の後の剪定を怠ったのではないの、チャ子さん忙しいからー」
「そうかもしれない」
チャコちゃん先生はバラの剪定はお得意なのでそんなことはない

他に原因があるのかもしれないと注意はしていた
原因がわからずじまいでバラの季節が終わった
そしてその冬紅色の薔薇が「冬薔薇ーふゆそうびー」でたった一輪
毅然として真冬に咲いた

それからしばらくだった訃報を聞いたのは

しかし今は毎年その美しさを輝かしてくれている
「淳子さんげんきですか」
とつぶやきながら水をあげているが
何年か前淳子さんの娘たち3人が共にバラを見てくれたのはうれしかった

梅雨に入ると紫色のアジサイが咲く
このアジサイは風水を教わりに来ていた島本さんが鉢植えを一つ抱えてきて
毎年美しい紫の色の移り変わりを楽しんでいる
この時期になるとかならずモンシロチョウとして飛んでくる
部屋の中にも入ってくるのでみんなで
「シマモトさんだー」
と大歓迎している
ちょうどアジサイが咲き始めるころ亡くなった

亡くなる前日
「せんせいお葬式に白いおきもの着ていらして」
と言われたので白の胡粉染めのきものを着て参列した
焼き場から帰ったらすぐに紋白蝶が部屋に入り込んでひらひら飛んでいたので
白い着物を喜んでくださったのだろうと解釈している

8月1日に必ず咲く花が古代朝顔
藍色の小さな形のいい朝顔だ
これはつれづれの仲間五十嵐さんがやはり一鉢持っていらした8月1日に
色白の美しくたおやかな方で市ヶ谷時代からのお仲間の一人
着物がよくお似合いだった

この朝顔はいろんな方に種をお渡ししているので
きっと方々で咲いているはず

ことしもまた花の季節
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馬子にも衣装

2012年05月14日 06時49分39秒 | 日記
馬を引っ張る人でも衣服あらためてきちんとした衣服を着ていると
馬子には見えないと言う意味のようですが
日本の総理はまさに馬子にも衣装

オバマさんにお会いするのがよほど嬉しかったのか
ヘアスタイル背広すべて新調してましたね
スタイリストがついたのでしょうか
見栄え良く勇んでアメリカへ

大歓迎を受けて晩餐会も催してくれたと
日本のマスコミは舞い上がるほどの喜びの記事を書いているが
ワシントンDCに住む友人に聞いてみると
「いらしていたみたいね」
というべた記事が新聞に出ただけという

晩餐会も大統領主催ではなくクリントンではなかったかしら

日本の政治家が歓迎されるのはうれしい
でもその鎧の下に何が隠されているのか
深く読んでほしい国民のために

ところで
人はその地位に座ることによって貫禄が出てくる
我が総理も押し出しが少しは良くなっている
テレヴィのニュースを見ることはないが久しぶりにちらりと見たとき
スーツもやや仕立てのいいのになっていたし
ヘアスタイルの変化に「おお」と感心した

自民党のもと総理の麻生太郎さんは
仕立てが確かで素材のいいスーツ姿を見るだけで結構楽しかった
内容はともかく見栄えは必要
国の代表だから

太郎さんのおじいさん吉田茂さんは
いつも紋付羽織白足袋で恰好がいい
英国の水で洗われた紳士なのだが日本のスタイルを貫いたのは
日本人の男が外国で勝負をしようと思ったら
黒紋付き羽織袴が相手を威圧できることを知っていたのだろう

ノーベル賞をおとりになった川端康成さんもご挨拶は黒紋付きだった
「美しい日本」を語るにふさかった
もしあの時三島由紀夫さんがノーベル賞を受賞したらどんな衣装を
お召になったのだろう
当時三島フアンであったチャコちゃん先生
「なんで三島じゃあないのさ」
と荒れて飲んだくれた思い出がある

男はスーツを着ると人品がわかる
歩き方に一番出る
目線がいやしいかどうかが出る
手入れをされていない体や顔は不健康に見える

まずは馬子にも衣装
きちんとしたものを着ることが国の代表者としての義務
それに振付師がつく必要もある

心を明け渡してしまった人形には
振付師の腕いかんというところもあろうか

今日はこれから文楽を見に行く
人形遣いは人形に命を吹き込むが
我が国の首相は命を使い手に預けてしまって空っぽになっている
可哀想
衣装だけが浮いている
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デパ地下

2012年05月13日 10時04分18秒 | 日記
6時以降のデパ地下は人であふれている
7時を過ぎるとたたき売りが始まり
チャコちゃん先生もその恩恵を受けているが
それにしても品数の豊富さにはいつも感心する

だいたいこの西新宿界隈は専門店があのバブルの地上げ狂争曲に巻き込まれ
八百屋、魚や、とーふ屋、果物や、駄菓子や、乾物や、お総菜や、パンや
包丁研ぎ、畳や、タバコや、修繕や、銭湯、文具や、本や、小間物屋、洗い張りや
洋服や、花や、薬や、唐物や、お茶やが姿を消した

ちょっと町内を一回りして買い物を終え
最後に果物屋によって買った品を買い物篭ごと配達を頼んでいた
また御用聞きに来てくれる八百屋も有り
ついでにおとーふ屋でとーふを買ってきてもらう
そんなことも出来ていた

あっという間にそう言うお店が立ち退いていき
わざわざデパートまで買い物に行かなければならない状態になった
往きは歩いて行き
帰りはタクシーでないと重くて歩けない
何とも高くつく

大体顔見知りの人たちばかりで近所付き合いもあったが
今はマンション族が多く挨拶する人もいない
大型のドラッグストアーができ日常品はとんでもなく安い
それはいい

それでも昔からの薬局は頑張っている
花屋もよくやっている

路地裏にはこじゃれた料理屋や一杯飲み屋も健在なのだが
どういうわけかデパートの食堂や
ホテルのレストランで食べるより高い

しかし顔を突き合わせ話をしながらゆっくり食事ができるのは
落ち着くしやはり味が違う
集まる客も顔見知りが多い

しかし大病院に医者を取られ病院も閉めたので
ちょっと元気な患者さんや先生たちも顔を出さなくなって
○○家の台所のような風情のある店も風前のともしび
たぶん今の店主が病気にでもなったら終わりであろう

デパ地下のいいところは
「ああこういう料理法もあるのだ」と
出来上がったお惣菜から学べるところかもしれない
いつも船に入った惣菜をじっくり眺めながら勉強をしている

そういう人もいるからデパ地下は人でいっぱいになる





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皐ナイト・コスモス

2012年05月12日 08時42分36秒 | 日記
昨夜は大変な盛り上がりよう
なぜなら
出雲小田温泉の旅館女将石飛裕子さんから
「おろちの舞」という生酒が届いた
まず食前酒でのどを潤し

それに出雲の海でとれた烏賊の一夜干し
更に園の海岸に自生する砂妨風(お刺身のつまによくついている)
その海に入る差海川のシジミ
「私もナイトコスモスに参加させてね」
と嬉しいお仲間入り

さらに
軽井沢で食の研究所を開いている松宮明美さんから
発芽玄米を炊いて送って下さった
其れをおむすびに

長野から蕗
其れを北海道の利尻昆布で煮付け
大分の高菜

そして食後も「おろちの舞」は人々の間を舞って歩き
あっという間に一升瓶は瓶だけにーー

話は「大麻のすべて」を1時間30分で超特急
さすがに大麻を愛し研究している赤星栄志先生
実にわかりやすくまとめて下さった

大麻が日常にいかに関わっていて、どうして誤解を受けているのか
これからどういう方向に行くといいのかが見事に分かり
皆さんスッキリしたのだと思う

アルコールより大麻マリフアナの方が遙かに人体に悪い影響を与えない
と言うことが数字で分かって
「アルコールもタバコも良くないのね」
といいながら

「それでは今夜だけでも」
と「おろちの舞」をついだコップが出るや
「美味しいおいしい」と先ほどの数字グラフは忘却の彼方
なんたって赤星先生自ら
「ボク純米酒好きなんですよ」

コレじゃあね
さっきの講義は何だったのよーーー

それでも
大麻でつくった箸やマヨネーズマウスマット団扇など
みなさんご購入されていた

麻に対する正しい知識が理解できたことが一番嬉しい

7月7.8日と四国徳島に麻の研修旅行を企画している
まだ何人か空席があるのでどうぞ申し込み受付中
hitto;//wwwkos-mos.com

そうだ
5月20日(日)
HANZO コンサートin出雲「愛の神スサノオ」
この作詞をしたのが石飛裕子さん
出雲市市民会館大ホール 15時30分オープン 3500円
申し込み 090-4145-0231

この歌は「神話博しまね」の応援歌にも採用されたそうだ

近くにお住まいの方は是非是非
遠くでも時間のある方も是非是非

あいにくチャコちゃん先生は蚕とお約束が有り行けぬ残念
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なんと気持ちのいい日

2012年05月11日 09時45分24秒 | 日記
雹だの雷だの竜巻だの
荒れに荒れたここ3日の天気
すべてを洗い流して何もかもが大きく天に腕を伸ばしている

当方のバラのつぼみは一斉に天を目指している
気持ちのいいくらい天に向かって伸びている

何をそこから受け取っているのだろうか

一昔前
「上を向いて歩こう」
と言う坂本九が歌う歌が大ヒットした
でもあの歌詞は涙がこぼれないように上を向くという

曲は軽やかなのであまり哀しくないが
よくよく読むと暗い歌詞
あの時代は悲しみを耐えるのが美徳だったのかもしれない

バラのつぼみを見ていると
もっと喜んでいる風情がある
これから花を咲かせようとする喜びを太陽と共有しよう
だから生き生きとしている

バラは強い
チャコちゃん先生のような素人でも
5月は大輪の花を咲かせることが出来る
何も手を貸していない
ただただ一緒に喜んでいるだけ

名前のついたハイブリッドのバラ
しかしいつの間にか名無しの言子ちゃんになる
植木鉢に刺していた名札が風ですっ飛んでしまう
それくらい風の強いビルの13階

今も様子を見ていたら強い風に気持ちよくゆられていた
決して風に逆らわない
だから強いのだろう

その風に乗ってほんのりと甘い香りが部屋に入ってくる
いい季節

今日はナイトコスモス
麻のお話会 赤星栄志先生(ヘンプ読本の著者) 6時30分
今日の食事は松宮弘実さんがつくった発芽玄米のおむすび
出雲の石飛女将さんからいかの一夜干し
その他旬のアサリ、卵焼き
いらして下さい

そうそう会費30150円
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アメリカがベトナム戦争で負けた理由

2012年05月10日 06時22分16秒 | 日記
その話を聞いたときチャコちゃん先生は深く納得した
日本人のある男性(ここでは名前を明かさない)が
いろんな理由からベトナム戦争さなかに戦地慰問をすることになった
戦地に着くと身近でぼんぼん火炎が上がっていた

戦争の経験の無い人なのでしんそく恐怖を感じたという
よくこんなことをしているなと哀しくもなったそうだ
それでも戦う兵士の慰問に来たのだから
戦火の合間兵士たちとのつかの間の団らんを持った

そのときほとんどの兵士が何かすっている
そしてその葉を吸うとみんな落ち着き穏やかになって笑顔を取り戻す
「なに?」
不思議に思って訊くと
「マリフアナ」

その葉っぱは大麻草であった

兵士たちはその葉っぱを吸って戦場に赴く
そうすると何がおきるかと言えば
「自分たちがやっていることがむなしくなってくる」
「こんなことで人を殺している自分がいやになる」
「職務なので兵器は使わなければならないが其れがどういうことなのか」

つまりその葉を吸うことによって
「平和主義者になってしまう」
のだそうだ

そう思う兵士が多くなるにつれてアメリカ軍の戦意は減退

相手に向かわなければ自分が殺されるのだが
それでも相手を殺すよりやられる方がいいとさえ思ってしまう
そして天に銃を向けて弾を消費する
その銃の音で相手は攻めてくる
相手は自分たちの国を守ろうと言う強い意志があるので
侵攻者には容赦ない

そう言う物なのかと彼の話を聞いていて変に納得した
誰でも理由無く人は殺せない
戦争計画は常に弱者を哲学者にすると思う
兵器をつくって富を得ている人たちは決して前線には立たない

人間の潜在意識は誰でも平和を望んでいる
その潜在意識がその葉っぱを吸うことによって出てくるとはーー

ヴェトナム戦争の最中
チャコちゃん先生はのんきにその戦場を見下ろしながらイタリアに向かっていた
しかし両軍に民間機だと分からせるため
機体を下げ飛行を始めたとき真下に戦火を見たとき
この戦が何のためにおこなわれているのかを調べるきっかけになった

そして今その戦場にいた方の話を聞き
あらためて戦いのむなしさに唖然とする
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