チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

地唄舞

2013年11月24日 09時33分42秒 | 日記
初めて地唄舞に接したのは20代の後半だった感じがする
お名前は失念したけど
おじさまにある座敷に連れて行かれた
勿論その後に出る料理に釣られたのだがーー

ローソクのあかりで
畳半畳縦横斜めに脚をゆっくり動かして
艶っぽい歌詞に合わせながら舞う
正座が苦手なチャコちゃん先生
脚を動かしたいけどそのときの衣擦れの音ガ響きそうで其れも出来ず
日頃お茶の稽古をさぼっているつけが回ってきたとふがいないーー

きものの美しさが凝縮されたお座敷芸だと感じた
姿が美しいと云うことが第一条件
それにきものの立派さと其の絹のドレープ
勿論動きがしなやかで無いといけないし
かといってメリハリがないともたもたしてみる人を飽きさせる

大人のおんながそこにいるという感じ
しかも女盛り(うおー)
贔屓は男が多いというのも頷ける

男はこんな遊びをしているのだと男の領域に身を置いて落ち着かなかった

昨夜台湾で知り合った知人のご招待を受け
国立小劇場に出向いた
井上八千代さんの舞は初めて見たが
チャコちゃん先生は
吉村ゆきそのさんの美しさとメリハリのある舞に心奪われた

20代に拝見したあのときの不思議な世界に連れて行かれそうになった
しかし座敷で拝見したいと思った

まさか弟子入りはしないけどーー
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