本来の日本の農家さんと出会った
すこぶるおしゃれで
心身ともに整った風貌の持ち主
紹介者は常にチャ子ちゃん先生を大応援してくれる出雲小田温泉の大女将石飛裕子さん
東京駅の大丸でお会いするというけど、お上りさん状態のチャ子ちゃん先生、先ずデパートの入り口からまよい目的のレストランにたどり着くのに時間がかかって遅刻
初対面から格好悪い、しかもお相手は千葉の方だし,女将さんは出雲だ
いやはや
初対面の挨拶もそこそこ、早速質問攻め
というのは
「続・きものという農業」という中谷比佐子の本を小田温泉で手に取り、感動してくださったそうだ、それでぜひ会いたいということになり、女将さんがその日を設けてくださった
大松秀雄さんとおっしゃる。農業は三代目で8000坪の農場で、無農薬、無肥料、在来種、除草剤を使わず野菜を育て、鶏舎を運営していらっしゃる
チャ子ちゃん先生の本が「続」とついていたので初めの「きものという農業」の本も探して読んでくださったという
「きものも農業というのにはっと思いました、確かにそうですよね、養蚕は農業とはわかっていましたが、染も、糸取りも農業とのかかわりが強い」
特に本の中で
「農薬のかかった桑の葉を在来種の蚕はまったく口にしなかったが、交配された蚕は食べて死んだ」
というところに胸を突かれましたと
同席していた若い男性は大松さんを師匠と仰いでいる、神楽坂で料理人をしていたけど大松さんの卵を口にして、その品の良いおいしさにびっくりし、料理人をしばらく休み、農業を学びなおしているのだと語る
毎朝鶏舎の卵拾いから始めている
「一つ一つ手にしっかり持って拾っていくんです」
「それがどういう意味があるんですか?」
「卵の形は毎日一様ではありません、その形や重さによって鶏の体の状態を知るんです。そしてえさの分量とか種類、刻み方を変えていきます」
「深いですねえ」
そしてお土産にその卵を30個もいただいた
早速かえって殻を割るとレモンイエローの自然な黄身の色、口にすると幼いころ食べていた卵の味だった
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