きょうは小寒
紅花染はこの小寒から始まる。これが本来の姿。今は一年中染めているがーー
真夏の炎天下の中で紅花を摘み紅花餅を作り保存して寒のりを待って染め始める
寒入り後の水にある微生物が紅花の色につやを出し、色落ちを止める役目をしているのだそうだ
昔の人は自然からの教えの中で自分の我をとおさず、自然の教えに従う。それは神の存在を信じている生活だからだと思う
自然に生かされているというのは、自分自身の中の潜在意識を自由に使っていることになっているとチャ子ちゃん先生は思う
村上和雄先生がお米の遺伝子を研究していて、そのお米に遺伝子を書いた人がいる、人間が書いたわけではなくそれは神の仕業だと思うけど、科学者は「神」という言葉をつかえない、だから「サムシンググレート」という名前にした。と直接解説してくださったことがある
そこで「サムシンググレートは人の潜在意識とつながっているのですか?」とお聞きしたら「そうだよ、ユングも言ってるでしょう?人は潜在意識を10%も使っていない。だから潜在意識をスイッチオンすれば、思い通りに出来るようになり、。苦しみや争いから解放される。それは神とつながることになるのだから」「サムシンググレートでしょう?」「そうだね(笑)」
昔の人は現代人よりサムシンググレートとつながっていた。だから無理のない美しい文化が出来上がったのだ
さて
紅花の話だけど小寒になると毎年山形の米沢に通った。40年も前になる
あの頃は雪が深く寒かった、夜中の水が特にいいということで12時になると染が始まる。その様子を逐一見て撮影。白い糸が紅色に染まっていく時の感動は今でも忘れられない。染め上がるとしびれるような冷たい小川で水洗し雪の中に糸を干す。白と紅色の対比の美しいこと
何もしないで見ているだけのちゃこちゃん先生は凍り付きそうだ、作業が終わった後こたつに入り、甘酒をいただくその甘酒のなんとおいしいこと。体が温まると眠くなる。跡かたずけをする人たちを感じながらこたつの中で仮眠をする気持ちのよさ。3年続けた。今も時々染場にいくが、全行程のお付き合いはさすがにできない。でも寒染めの紅花染めを続けている人がいることが尊い。その布を身に着ける喜びはまた格別。
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