チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 354

2020年07月20日 17時38分48秒 | 日記

ここえ来て着物が売れ始めているみたい

販売会をしてお客様が多くなっているという情報

しかもお買い上げ額も目標を超えているところもある

 

そういうお店を見ると

やはりお客様本位のおもてなし

長い自粛で誰かとどこかで会いたいけど、一番気が置けないのが着物のある場所

 

着物ってそういう心のよりどころになっていることが多い

着物をどう着るかとか

着物をどんな場所に着ていくのか

着物の組み合わせはどうなのか

そんなことどうでもよくて着物を触りながら

着物に手を通してみながら

みんなであれイイこれいいとはしゃいでいるのが楽しい

 

本来の着物の販売に戻ったのかもしれない

「売らなければ」という切羽詰まった波動がお客様を遠ざけていたのだから

 

「久しぶりですね」「お元気でなにより」という嬉しい和やかな波動がいい

着物は必要だから購入するというのはわずかな人

気に入ったからという着物との出会いが購入の動機になる

 

着物を着るのはおっくうだという人はもう着なくてもいい

着物を着たいわと思う人が着ればいいそうすると着姿も喜びがあふれていてその人が美しく見える

 

ある著名な方が

「これからは天変地異がいつ起きるかもしれない、そういうつもりで日々暮らすことが大事、そのためには着るものは動きやすく、靴はスニーカーがよい、いざという時どこでも坐れて走れる格好でないとね」

とおっしゃっていた

この方は戦争中のことを思い出しているのだろうなと思う

 

チャ子ちゃん先生は違う

人は必ず死ぬ、その日のために自分自身をいつも素敵にしておきたい

自然災害に備えて生きるのではなく、自然とともに楽しく生きることを考えた生活をして、自然災害の起きない世の中にしていくという生き方の方を選ぶ

 

どちらがいいということではなく私はそういう生き方が好き


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