出雲で日本紫根を栽培している舟木清さんは本業は木工家
欄間や神棚とか精緻な木工の数々を仕事場で拝見
「この仕事は家代々ですか?」
「いや私が始めた」
「始めたきっかけは?」
「好きだったから」
この地は古代出雲が栄えたところ、銅鐸が多く発掘され博物館に収められている
発掘当時いろんな研究家が訪れ、この地はににぎわった
その時弥生時代の食べ物を作ってみようと思った
「それを研究しているとき、紫草の存在を知った」
「栽培してみようと思われたんですか?」
「そう種がないので、種を探していたら日本ってすごいね、そういう種を地道に保存しているところがあった」
「その種は弥生時代の物だったのですか?」
「そう古代種だね」
「それで?」
「初めは失敗直植したからね、まず土壌作りからやり直し、自分の持っている畑に畝を作り、種は二つず小さなポットにうえて、芽が出たら畑に移した。古代はきっと直植だったと思うけど、今と土壌が違うんだな、肥料は腐葉土、あとは水と太陽そして風」
「そうしたら芽が出て葉が伸び白い花が美しく咲き、我が子のように愛おしくなったのですね?」
「そうそう」
2008年から栽培を始め、いろんな偉い方から紫根染を求められる、むらさきは高貴な色なので神事に欠かせない
ああしろこうしろと細かい注文を受け精魂尽くして作って奉納
「お代は?」
「なんもないね!」爆笑
「種を欲しがる人も多いでしょうね?」
「種は誰にでも渡さない」
「広まらないではありませんか?」
「改良されたものが広まったら、本物が残らない」
「確かに」
さて次は
お父さんと4歳の子の会話
四歳児「ちゃこちゃんせんせいだいすき」
父「どこがいいの?」
四歳児「お土産もらったでしょう?」
父「それから?」
四歳児「かわいいもん!おかおがやさしいでしょう?」
お後がよろしいようでー-
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