チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

本当にほんとうに「本物の時代」の兆し

2022年02月12日 09時58分21秒 | 日記
友人の嶋田恵子さんたちが立ち上げた
「ゴールデンクロスサロンに素晴らしい「電気スタンド」が飾られていて、心惹かれた(FBに写真を上げている)
余りにもチャ子ちゃん先生がしつこく見ているので、社長が説明を始めた
作者は名もなき職人さん
北海道に住んでいて、種から瓢箪を育て(北海道ではあまり大きくはならない)其の瓢箪をくりぬき細かく手作業で柄を彫っていったものだという
裾から電球を入れ灯をつけると、彫られた柄が壁に美しく影絵となって映る

美しい
温かい
やさしい
心が和む

制作者の真心が伝わってくる

養蚕や織や染の世界に長く身を置いているので、本物の手仕事のすごさを見る目が養われていることにこの度感謝

本物づくりの手間暇は大変だと傍から察するのだが、本人はとても楽しそうにいとも簡単に仕上げていく、その簡単に見えるところが名人そのものなのだが
本人は涼しい顔をして完成させる

こうして日本のあちこちに「本物」を作る人が台頭してきた
そういう方はひっそりと心行くまで気に入るものを仕上げているのだが、その本物に巡り合えるご縁をいただくのも、本物でないとダメだと思う

このサロンには本物が集まるようになっているらしく、驚いたのはコツコツと研究を重ねた工学学徒の、難聴が見事に解決するペンダントや(それも15分で)頭皮の薄い人が2週間で髪の毛の誕生などなど、人の役に立ちたい、ただその気持ちだけで、得意分野の才能を花開かせて地道に研究実験を繰り返した本物づくりの人々の清らかな波動が、ここに漂っていた

日本って凄い国なのだと感じる
鄙びたところでも、本物づくりの名人たちがきちんと育っている。その品はシンプルで美しく使い勝手がよく、しかも納得の値段

人も物も本来日本こそが本物の国

コメント (1)
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