チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

早朝の勤行

2014年02月19日 09時40分15秒 | 日記
「明日の朝は⒌時から勤行ですよ」
「エッわたくしも?」
「それはそうでしょう」
「4時30分に起きるのですか」
「そう」

そうだった!普門寺に泊まると云うことは勤行に出ねばならぬ
「ああーー早く寝よう」
「だめだめ語り明かすのでしょう?」
「無理デス私は11時までです」
「相変わらずだハハハハ」
と笑い飛ばされる

話題は「空から始まる」「権力を持つと怖がる」等々
ひさしぶり遇合なので話しがつきることはない
「ネヨウネヨウ、11時だ」
「はははーー」

目覚ましを掛けましょう、お部屋を暖かくしましょよう
と言っても機械音痴のお二人
そのどちらも成功せず
「肉声で起こしましょう」

しかしチャコちゃん先生4時30分きっかりに目覚め
スッピンのまま鏡も見ずにきものを着る
そこへ既に紫の法衣を召した住職
「さすが!ではまいりましょう」

本堂へ入ると既に15人くらいの方が集まり静かに目を閉じて住職を待っている
読経が始まる
さすが體じゅうに力がみなぎるような声
1時間があっという間

厚着して ⒌時の勤行 床固しーーと一句

終わると皆さんが本堂の掃除を始め
その後みんなで茶席に入る
これこそホントウの茶会という感じ
ここでも賑やかに利休の映画の話で盛り上がる

しかしこの⒌時勤行を住職は35年間も続けていらっしゃる
「自分が出来ることをしているだけ」
とかーるく云ってコロコロ笑う

すきだなあ
コメント
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