チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

台湾紀行 4

2013年10月16日 10時53分09秒 | 日記
通訳をしていただき更に台北を案内していただくYさんは
30年ぶりの再会
日本での結婚生活もあり二人のお子さんに恵まれたけど不幸にも離婚
その後アメリカに渡りすてきな夫君に守られて生活
しかしその夫とも死別し生まれ故郷の台湾に戻っていらした

しかし今後自分らしく生きる場所は日本しかない
と思っていらっしゃって日本語の勉強に日本語学校に通う毎日だ
とにかく美しく丁寧な日本語を話して下さって
此方の方が時々姿勢を正す有様

其の彼女に同行のやまぎしあつこさんの発案で
きものを着ていただくことにした
Yさんには内緒で突然のサプライズ
実は此のサプライズは未だ未だ続くがここでは内緒

山岸さんはご自分の着物のほかにYさん用に下着長襦袢ひも類草履まで準備
荷物がぎっしりだ

そして二日目お目にかかったばかりの菅先生のご招待に
生まれて初めての着物デビュー
着付けていくうちに体中から喜びが伝わってきて緊張感は無
しかもYさんのワクワクした感覚が此方に伝わり
其れを眺めている山岸さんうっすら。゜(゜´Д`゜)゜。

着終わった瞬間のYさんのはじけるような喜びの表情はチャコちゃん先生も一生忘れない
きものがここまで人の心を深くつかんでしまうことに
今更ながら驚いた

立ち姿も歩く姿も堂々としていて
とても生まれて初めての着物姿には見えない
「一回でも良いからきものを着てみたかったの」
とここで初めてうれし涙

次の日も着物姿で三人打ちそろって夜の台北を散策
コメント
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