宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

戦争は、もうすぐ無くなる

2014年03月04日 | こっくり亭日記
                 
2014年も、時間の流れがますます速い。気がつけば、また1ヶ月ほどブログを留守にしていた。

もっとも、精神世界というのは、政治や経済みたいに日々の新しい情報を追いかけるような分野ではなく、いつも古くて新しいテーマに取り組み続けているものなんだから、しばらくストップしたところで、特に問題は生じないのだが(笑)。いったん書き始めると、勢いがついて、もっと書き続けられることが多い・・・。
   
この間にも、いろんなことがあった。東京では見たこともないほどの大雪が降った。外は、屋根にも道路にも雪が降り積もり、一面の白銀世界。濡れタオルを窓に干したら、パリパリに凍って、板みたいに固まってしまった。たたもうとしたら、パキッと折れた。まるで、北海道みたい。とても、東京とは思えない風景だった。

「夏はメチャクチャに暑く、冬はハチャメチャに寒い」というのが、ここ数年の世界的な傾向だけど、それはさらに一段と目立ってきたようだ。

タイでは、「一種の内戦状態」と言われるほど、政府派と反政府派の対立が激化し、死者が出ている。その背景には、急速に発展した首都バンコクと、発展に乗り遅れた地方との対立があると言われている。安泰なように見えた「微笑みの国」・タイでさえそうなのだから、新興国の社会とはつくづく不安定なものだ。

ロシアでは、冬季オリンピックがあったと思ったら、ウクライナのクリミア半島で戦争(?)が始まった。オリンピック開催地のすぐそばだ。

ここは19世紀の中頃、黒海の覇権をかけてロシアとトルコが争っていたところに、イギリス・フランスが介入して「クリミア戦争」が起きた場所。当時としては前代未聞の大戦争で、戦いは大きく広がり、幕末の日本のすぐそばにも、イギリス・フランスの艦隊が極東ロシアを攻撃しようとやって来た。ナイチンゲールが戦場の看護を始めたことでも有名。

こうしてみると、争いが起きる場所というのは、昔も今も変わらないものだと改めて実感する。クリミア半島に限らず、半島には、周囲の大国による争いが起きやすい。でも、イギリス・フランスに、昔の面影はない。大国ロシアを相手に軍事介入するなど、さすがに相手が悪すぎて、アメリカでも無理だ。下手をすると、第三次世界大戦になりかねない。

世に争いのタネは尽きないが、ひとつひとつ乗り越えていけば、だんだん減っていく。昔は、日本でも、ロシアがいつ北海道に攻め込んでくるかとハラハラドキドキしていたが、今では日露関係がカナリ良くなってきている。

問題を解決するために重要なのは、真正面から取り組むことだろう。どこかの国の左翼みたいに、「中韓を批判したら平和が壊れる」などと、反日キチガイ国家に対して言いたいことも言わないようでは、かえって根深い対立がズルズルと長引くことになる。

この地球は、もともと、争いが絶えない世界なのだ。特に、東アジアなど、中東イスラム圏と並ぶ世界の巨大火薬庫で、対立の最前線もいいとこ。平和主義も結構だけど、現実として、ここは「平和」などとはホド遠い世界。うわべだけ取りつくろったところで、仕方がない。

まあ、いずれ東アジアも変わるだろう。どの国も、高齢化してるし。それも、そんなに遠い未来ではなく、「数年後」といったところか・・・。
 

この地球は、争いのタネが尽きないようにデキている。一見、ノンビリしているように見える野生動物たちも、すさまじい生存競争の殺し合いをやっている。植物だって、突っ立ってるだけで何もしていないようにみえるけど、実は、地上でも地下でも、激しい陣取り合戦をやっている。

人類も、そういう野生の延長の世界を生きてきた。人類にとって、地球という環境は、食糧が確実に不足するようになっている。順調なときはいいんだけど、ひとたび気候が激変したり、人口が急増したりすれば、たちまち奪い合わなければ生きていけなくなる。

牛が草を食み、農夫が黙々とタネまきする、のどかな農村風景も、一瞬にして軍馬の奔流に巻き込まれ、血風の吹きすさぶ戦場と化す。食糧は奪われ、ジャマな民家は焼き払われて陣地となる。誰にも、どうすることもできない。

そんな歴史を長いこと続けてきた人類だけど、それでも、だんだん、戦争の脅威から離れてきているのは確かだ。たとえば、この日本で、いまさら内戦が起きることなど、誰に想像できようか。

戦国時代には、「甲斐の武田信玄」と「越後の上杉謙信」が、いつも戦争していたが、今の山梨県と新潟県を見れば、ちょっと想像しがたいものがある。もっとも、幕末維新のときの戦争が原因で、福島県と山口県には、多少の遺恨が残っているようだが・・・。
 
日本で最後に内戦が起きたのは、その幕末維新の頃だった。ちょうど同じ頃に、ドイツやイタリアでも統一戦争が起きていた。アメリカでは南北戦争が起きて、南軍が敗れ、南北が再統一された。この時期(1860年代)を最後に、日・米・英・仏・独・伊といった先進国は、どの国も統一され、内戦が起きなくなった。

第二次世界大戦を最後に、先進国同士の戦争も、まず考えられなくなった。

先進国では、とっくにそうなっているけど、最近は地球全体の大きなトレンドとして、そういう傾向にある。中国・朝鮮も、アラブ・イランも、もう戦争などデキなくなる。ていうか、言葉が勇ましいだけで、本当は、とっくに戦争などデキなくなっている。

まあ、近い将来、アフリカなどごく一部の地域での局地戦を除き、世界の大半の地域では、まず戦争は起きなくなるだろう。それも、遠い未来ではなく、「数年後」といったところか・・・。