宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

地球生命系の変容 ~ 葦原瑞穂氏

2012年03月09日 | 精神世界を語る
 
葦原瑞穂氏によれば、20世紀の後半頃までの地球人類の平均的な意識は、ほぼ物質的ヴァイブレーションの世界に集中されていた。その結果、地球生命系という、「宇宙の中でも極めて特殊な生命の表現の場」ができあがっていた。

地球生命系がどう特殊なのかと言えば、「ほとんどの人が普遍意識を自覚していない」、つまり、「分離感を持つ」という現象が起こっていた・・・というところにある。地球とは、「独立した個人」という幻影を各自が持つことにより、分離された意識を体験するための実験場なのだ。
 
1998年の時点で、このような話をしていた葦原氏。たしかに、後に精神世界で流行することになる論調を、何年も先取りしていた。
 
でも、そんな「分離の実験場」としての地球生命系も、それほど長く続くわけではない。変容は、間近に迫っている。いわく、

>普遍意識の顕現は、過去の多くの時代においては、ほんの一握りの天才が、超人的な努力の結果として可能ならしめたものでしたが、地球人類の意識も徐々に進化していますので、次第に普通の人たちが普遍意識を顕現し始めるような時代に移っていき、やがては産まれてくるほとんどの子供たちが初めから普遍意識の中に在るようになって、それに伴い、地球は大きな変容を遂げることになります。
 
・・・これが、いわゆる「アセンション」だ。葦原氏は、それを地球人類の「黎明」と呼んでいる。しかも、それだけにとどまらない。「地球における生命の表現」の中心領域が、物質的ヴァイブレーションから、より高い波動領域へと移行するのだという。

地球での、特殊な体験は、どうやら終わることになりそうだ。ヤレヤレ・・・といったところだろう。ここで言う「地球での特殊な体験」というのは、異なった波動領域の魂たちが、物質および肉体という共通の表現媒体を持つことによって、一緒に生活できるということにある。つまり、普通だったら、存在する波動領域がカケ離れているおかげで、とてもコミュニケーションを取るどころでない人々とも、出会いの場が用意されているということだ。葦原氏いわく、

>地上では、意識の進化段階としては本来地上にやってくる必要のない高度な魂から、始めて地上を経験する若い魂まで、あらゆる意識レヴェルを表現するパーソナリティが、肉体という共通の波動領域の衣をまとうことによって、自由に出会うことができるようになります。このため偉大な大師から貴重な教えを受けたり、未熟な人間から散々な目にあわされたり、といった顕著な体験をすることがここでは可能になっており、短期間に大幅な進化を遂げようとする魂にとっては、絶好の環境が用意されているわけです。
  
つまり、地球環境は、「偉大な大師から、未熟な人間に至るまで、あらゆるタイプの魂との出会いの場」ということになる。といっても、実際には、地球上に「偉大な大師」は極めて少なく、優曇華(ウドンゲ)の花よりも稀少なのに対して、「未熟な人間」は、地球上に極めて多い。蟻塚にいるアリよりも多いくらいだ。

悪い奴らや、貪欲な連中。その上、精神世界に無関心な人々や、新興宗教の信者たちとの貴重な出会いの場が得られるのも、地球の物質的ヴァイブレーションのおかげ。いやはや、まったくアリガタイというか、何というか・・・。
 
でも、そんな地球人類も、いまや急速な意識の変容の時期を迎えている。

人類の多くは、そんな地球生命系で、物質的ヴァイブレーションとその近辺の波動領域(要するに、物質世界と死後世界)を往ったり来たりする、輪廻転生ライフを送ってきた。もちろん、人類だけでなく、動物や植物も、その仲間。
 
地球生命系が、この先、どう変容するのか。最大のカギを握るのは、そこだろう。