宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

シンクロする、マヤ・カレンダーのサイクル ~  コルマン・インデックス

2010年09月07日 | 精神世界を語る
   
「第7サイクルと第8サイクルのシンクロ」から、長期的な未来予測を導き出す、コルマン・インデックス。ちなみに、第7サイクルの時代は、1755年から始まる近代。第8サイクルは、1999年1月から始まった、現在のわれわれが生きる時代。この、約250年間の近代の歴史と、ここ10年ちょっとの出来事とが、大きな流れとしてシンクロしているというのだ。
 
そうはいっても、本当にシンクロしているのか?・・・というのが、素朴な疑問というものだろう。特に、第7サイクルの昼と夜は、それぞれ約20年と長く、激動の近代史だけに、これといった出来事がなかった時期など見当たらない。何をもって、「この出来事とその出来事が、シンクロしています」と言えるのだろうか?
 
でも、歴史的なクライマックスに至る、大まかな流れを見ていくと、確かに似ていると思う。これは高島康司氏も著書で挙げている例なのだが、第7サイクルの前半のクライマックスと言える「ナポレオン戦争」と、第8サイクルの前半のクライマックスと言える「911テロ事件」が、両方とも「第2の昼」に起きている。
  
第7サイクルの「第2の昼」 1794年~1814年

フランス革命の伝播を恐れる欧州各国の王侯貴族が結成した「反仏大同盟」に、ナポレオンが反撃の大戦争を開始した。戦争はヨーロッパ全土を巻き込んだだけでなく、世界各地に飛び火し、国際秩序をすっかり塗り替えるものとなった。

第8サイクルの「第2の昼」 2000年12月25日~2001年12月19日

2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生。ブッシュは、世界のテロリストによる包囲網に反撃する、反テロ大戦争を開始した。これは世界中に波紋を呼び、国際秩序はすっかり塗り替えられた。
 
・・・両サイクルとも、どの時期にもいろんなことが起きている。でも、前半のヤマ場はやっぱり、第7サイクルではナポレオン戦争だし、第8サイクルでは911テロ事件ではなかったかと思われる。これらが、それまでに形成されてきた国際秩序を解体し、新たな国際秩序が再編成されるキッカケとなる、最大級の動乱だったのは確かだろう。両方とも、「第2の昼」に起きている。
 
両サイクルとも、後半にまた、大きなクライマックスがやってくる。これまた、「第5の昼」と「第5の夜」に起きているという点で一致している。それが、第7サイクルにおける「第一次大戦と世界恐慌」、それに続く「第二次世界大戦」。そして、第8サイクルにおける「サブプライムローン問題」と、それに続く「リーマン・ショック」という、百年に一度の強烈な金融大崩壊だ。これを見れば、「第5の昼」を、「大崩壊が起きるとき」と位置づけても良さそうに思える。

このように、コルマン博士の言う「マヤ・カレンダーのシンクロ」というのは、細かい点を見れば何とも言えないのだが、大きな歴史のクライマックスというか、流れの起伏としては、確かに似ていると筆者も思わずにいられない。

こうしてみると、「では、その前の第6サイクルはどうだったか?」というのが気になる。この点については、高島康司氏も言及していないので、筆者が独自の検討を加えることにした。

第6サイクルの「第2の昼」を見ると、確かに・・・と思わせるものがある。この時期は、古代史の大きな節目なのだ。

第6サイクルの「第2の昼」 紀元前2314年~紀元前1918年
 
イラクでは、「人類史上、最初の大征服者」ともいえる、アッカド帝国のナラム・シン大王が大戦争を開始し、当時の文明国の多くを巻き込んだが、各地の反乱で帝国は崩壊した。それまでは平穏だった古代世界が、乱世に突入したのは、この頃からだろう。やがて、メソポタミアでは、人類最古の文明・シュメール文明が歴史の舞台から消え、エジプトでは、太古の昔から続いていた「エジプト古王国」(ピラミッドの時代)が、戦乱でついに崩壊した。やはり、ここでも「それまで徐々に形成されてきた世界秩序が、戦乱で解体され、新たな再編成が始まった時期」という、「第2の昼」の位置づけは十分に当てはまる。


続いて「第5の昼」は紀元1世紀から5世紀の前半まで。この時期は、ローマ帝国が完成されてから、ゲルマン人の民族移動による大戦乱を経て、もろくも崩壊するまでの時期に相当する。キリスト教も、この時期に登場し、広がった。「第5の夜」は、5世紀から9世紀の初め頃まで。大ローマ帝国が崩壊してから、中世ヨーロッパ諸国やイスラム帝国の時代が始まるまでの移行期に相当する。

やはり、ここは世界史上でも最大級の大崩壊が起きた時期に当てはまっている。

このように、歴史の流れを大まかに捉えていけば、それぞれの昼と夜には、やはり共通する傾向がハッキリと見出だせる。コルマン博士が言ってることも、ダテじゃなかったということだろう。もちろん、他の時期についても検討を加えるべきだし、西洋史だけではなく、東洋史も見ていくべきなのだが、話せば長くなる一方なので、それはまた別の機会に・・・(笑)。

 
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9月に入っても、さらに猛暑の日本 ~ 異常気象 2010

2010年09月07日 | 異常気象
  
9月に入って、一週間が過ぎた。それにしても、暑い日が続いている。外に出ると、真夏そのもののムード。とても9月とは思えない。
 
でも、全国的に見れば、東京はマシなほうだ。西日本の暑さがすごい。5日は、西日本各地で35℃を超えた。気温が人間の体温を超えるときは、長時間の外出を避けたほうが無難だろう。京都では、なんと39.9℃を記録した。こんなの、8月でも滅多にない。まさに異常。「台風が九州に上陸したおかげで、熱気が西日本一帯に広がった」というのが原因だとか。いやはや、こんな異常気象のまま、いよいよ台風シーズンに突入か。
 
東北や北海道も、気温は西日本ほど高くないが、

「9月に入っても、なんでこんなに暑いのか」という話をしながらも、思い出すのは、4月や5月の寒さだ。もはや、遠い過去になってしまったが・・・。でも、つい最近までは、「5月だってのに、なんなのだ、この寒さは・・・」というのが、アイサツ代わりだったのは事実。

気象庁の予報では、暑さが「9月いっぱいは続く」ということなのだが、「10月まで続くんじゃないか」という声もある。それでいて、冬は寒くなるだろうと言われている。やっぱり、日本は春夏秋冬の四季ではなくなり、夏と冬だけの二季になってしまったのか・・・。

こんな風に、寒さや暑さがいつまでも居座ってしまうのは、ブロッキング高気圧のせい。偏西風が蛇行して、北の冷たい高気圧や、南の暖かい高気圧が、日本の上空にどっかりと腰を据えて動かなくなってしまう現象だ。国連気象期間のコメントにあった「世界各地で発生する、前例がないほどの連続的現象」というのは、こういうことを言うのだろう。
 
まだまだ、「熱中症に気をつけましょう」という声が飛び交う昨今。天気予報によると、「今週は、東京では1ヶ月ぶりの雨が降るんじゃないか」というから、期待大!?
 
気になるのは、やはり台風シーズンだろう。これは、日本だけの問題ではない。世界の気候は、もっと荒れている。中国政府も、台風の行方を固唾を飲んで見守っているという。まだまだ、異常気象から目が離せない・・・。