宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

尋常でない、2010年の異常気象

2010年03月03日 | 異常気象
    
このところ、東京では、「初夏のような暖かさ」になったかと思うと、「真冬のような寒さ」がぶり返してみたり、不安定な気候が続いている。
  
一方、世界に目を転じると、すさまじい異常気象だ。
  
昨年は「過去50年間で最悪の干ばつ」とされる極端な日照りに悩まされた中国が、一転して、今年は「過去60年間で最悪の豪雪」となった。首都・北京は完全マヒ状態となり、雪に埋もれた死者が各地で続出。甚大な被害をもたらした。「去年の大干ばつのときに、人工降雨剤をバラまきすぎた反動なんじゃないか」という批判の声が噴出した。
 
2月には、アメリカの北部でも豪雪の被害が激しくなった。最大の積雪量を記録したボルティモアでは、自動車の運転が禁止される騒ぎに。首都ワシントンやニューヨークでは、連邦政府や国連本部が何日も臨時閉鎖される羽目になった。テロリストに爆破されたときでさえ、閉鎖しないで踏ん張ったのに。やっぱり、お天道さまにはかなわない・・・。こちらも「過去50年の観測史上で最大の豪雪」だ。もともと「地球温暖化など、環境保護主義者のデッチアゲだ」と主張していたアンチ環境保護派が、あまりの寒さに、それ見たことかと勢いづいた。環境保護派の頭目・ゴア元副大統領が、さかんに槍玉に上げられている。
 
いまや「世界の2大国」とも称される米中だが、仲良く、そろって史上最大のドカ雪に見舞われた。特に、首都・北京やワシントンのあたりが、重点的にドカッとやられているのが印象的だ。雪に閉ざされ、新・東西冷戦もしばし休戦!?
  
一方、夏まっさかりの南半球では、強烈な熱波が人々を襲っている。カーニバルに沸くブラジルのリオデジャネイロが、そんな熱波に見舞われた。こちらも、「過去50年の観測史上で最大の熱波」だという。気温が45℃を超え、50℃に迫った日もあった。これまた、暑すぎて各地で死者が続出。
 
北国の寒さにも、南国の暑さにも、「50年前から観測をやってきたが、こんなの初めてだ」と、関係者が頭を抱えている。それが、2010年の特徴だ。原因は、例によって「エルニーニョ現象」(註:太平洋の赤道付近で、季節的に海水温が上昇する現象)だというのだが、それにしたって尋常ではない。
 
地震のニュースも、世界をにぎわせている。ハイチの大地震は、一時は「20万人」とも言われたほど膨大な数の死者を出し、世界各国からの緊急支援が相次いだ。地震の直後には集中豪雨で、大洪水が発生。まさに、踏んだり蹴ったりだ。2月末には、今度はチリの首都サンチャゴでマグニチュード8.8の大地震が発生。なんと、「地球の自転軸が、約8センチほどズレたようだ」とNASAが発表したほどの強烈な地震。地軸がズレた影響で、「わずかながら地球の自転が速くなった」というからオドロキだ。太平洋の対岸とはいえ、ほぼ地球の裏側に位置する日本にまで津波が押し寄せ、漁業に大きな被害をもたらしている。
  
ついでに、世界経済の景気の悪さも、最悪と言ってよい。筆者にとっては、異常気象と同じか、それ以上に気になるテーマだ。なんで、こんなに景気が悪いのか。どの業界も、みんな悪い。まあ、こういう時期は無理をせず、とりあえず生き延びることだけに専念した方が良さそうだ(泣)。  
   
まだ3月の初めだが、やはり、大変な年になりそうな予感がただよう、「2010年」。いったい、何が起きるのか。パンドラの箱を開けたような、トンデモない一年になりそうだ・・・。
 
 
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日韓のサイバー戦争が激化

2010年03月03日 | こっくり亭日記
    
3月に入って、匿名巨大掲示板・「2ちゃんねる」がダウンした。クリックしても、つながらない。なんとか復旧したものの、今日もなんだか調子が悪そうだ。
   
原因は、韓国人のサイバー攻撃。「2ちゃんねるに攻撃をかけよう」というネットでの呼びかけに、なんと5万人が参加したという。5万人の韓国人が、2ちゃんねるに向かって「一斉にF5キーを叩き続けた」というから、なんとも壮大なスケール(?)。
 
最大のキッカケは、なんといっても、キム・ヨナの金メダル獲得だ。普通の年なら、ぶっちぎりの金メダルだったと思われる天才・浅田真央だったのだが、キム・ヨナがそれ以上にすごすぎたため、銀メダルに終わった。それに対して、日本のネット上では、「韓国人が審判を買収したのだ」というカキコがあり、韓国ネットユーザーの怒りを買ったようだ。もはや、フィギュアスケートの域を超えて、「民族の優位性」にまで話が及んでいる。

もともと、3月1日は「三一独立運動記念日」。第一次大戦末期の1919年3月1日に、ソウルで独立運動のデモ行進が行われた。日本での知名度はイマイチなのだが、韓国では、「日本から分離独立するキッカケになった」と評価されている事件だ。こういう要因もあって、民族感情に火がついたようだ。
 
もっとも、韓国人自身、去年は隣国の北朝鮮からサイバー攻撃を食らっている。隣国といっても、元は同じ民族。東西ドイツが統合して二十年近く経つというのに、今も対立が続いている。韓国政府のサイトがたびたびダウンするため、「犯人は北朝鮮なのではないか?」と疑われていたのだが、調査の結果、やはりそうだった(笑)。北朝鮮は、独自に養成したサイバー・テロリスト軍団を使って、韓国のサイトに妨害を加えていたのだ。選び抜かれたエリート軍人の集団だったわけだが、やっぱり、韓国のサイトに向かって一斉にF5キーを叩き続けたのだろうか。もはや、世界の現実は、B級のSF映画みたいになってきた・・・。
   
日韓のサイバー戦争は、中国でも関心を集め、大きく報道されているという。当の中国も、「グーグルの電子メールシステムにサイバー攻撃を仕掛けた」と言って、米中両国の政府間の問題にまで発展している。人権問題に民族問題、隠したいことが山ほどあるお国柄だけに、グーグルの自由奔放さにガマンならなかったようだ。
 
世界的に見ても、東アジアはITの先端をゆく国々。リアルより、ネット上でのテロ行為が目立つ。この先、どこまでゆくのか。
  
関係ないけど、東アジアでの最近のホット・ニュースといえば、中国がアメリカを抜いて世界最大の自動車市場へと成長したことだろう。2009年の統計が発表され、新車販売台数が前年の五割増となり、一気にアメリカを上回ったことが明らかにされた。去年は、北京の政府が地方の農村でせっせと金券を配り、農民に自動車や電機製品を買わせて話題になった中国。驚くべき飛躍の背後には、それがある。まさしく、「究極の景気刺激策」と言えるだろう。いまや、中国は世界最大の市場だ。アメリカでの巨大リコール問題に揺れるトヨタ自動車の社長は、中国でも緊急記者会見を行い、深く陳謝した。アメリカと違って、中国ではたいした被害が出ていないにもかかわらず・・・。やはり、お客様は神様。中国が、「世界の工場」から「消費マーケット」に変身したことを象徴する一幕と言える。
  
まさしく、激動の東アジア情勢。「2010年には、何かが起こりそうだ」という予感を、多くの人が口にしている。日韓のサイバー戦争は、さしづめ、その前哨戦といったところだろうか(笑)。
 
         
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