宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

神の使者

2009年10月31日 | 神の使者
      
長い間、日本の精神世界ファンが待ち望んでいた(?)、「ACIM~奇跡のコース」(A Course IN Miracles)の日本語訳が、来年はいよいよ出るようだ。

もっとも、コアなマニアは、すでに原書で読んでいる。原書を読む趣味がない人は、代わりにゲイリー・レナード著・吉田利子訳、「神の使者」を読めばいい。

「神の使者」では、「奇跡のコース」を読み始めたばかりのゲイリー青年の前に、男女ペアの「使者」たちが登場する。

「ACIM~奇跡のコース」とは、アメリカ人の女性が「J」ことイエス・キリストの言葉を書き留めたとされる、世に名高い精神世界の古典。テキスト・ワークブック・マニュアルの三部から成り、自学自習用として構成されているため、「宗教は好きだが、組織は嫌い」という人にもウケがいい。あのエックハルト・トールも、かつてはこれで自学自習していたようだ。
  
「イエス・キリストの言葉」とはいっても、おなじみの聖書とは大きく異なる。それどころか、「この世界を創造したのは、神ではない」という、聖書と真っ向から対立する思想が展開される。敬虔なクリスチャンが、これを読んだら怒るだろう。もっとも、敬虔なクリスチャンは、この本を読まないかもしれないが(笑)。

ゲイリー青年の前に現れたのは、「奇跡のコース」という名の福音を地上に告げ知らせに来た、神の使者たちだ。彼らは、地球がどれほど最悪な環境なのかを、口を極めて力説する。「こんなにヒドイ世界を、神が創造するはずがない」というのだ。

実際のところ、「神の使者」によれば、世界を創造したのは神ではない。地球だけでなく、宇宙そのものが、そうなのだという。

われわれの宇宙は、正しく創造されてはいない。それは、誤って創造された。

宇宙を誤創造したのは、神ではない。全知全能の神ともあろうお方が、こんなデキ損ないの世界を創造するとは、神に対するボートクだ。では、誰が宇宙を誤創造したのか。

実のところ、それは、われわれ自身のしわざだという。

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