宇宙のこっくり亭

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地球から最も遠い銀河を発見

2007年07月24日 | こっくり亭日記

(画像は、引用記事とは関係ありません)

asahi.com記事 地球から最も遠い銀河を発見 130億光年のかなた

「地球から最も遠い銀河」が発見された。地球から、130億光年も遠いところにあるらしい。 この銀河から、光が地球に届くまでには130億光年もかかる。つまり、地球に届いているのは130億年前の、大昔の光だ。「最も遠い銀河」とは、「最も過去の銀河」でもある。 今回、発見されたのは、宇宙誕生から10億年も経ってない、初期の銀河だという。宇宙に星や銀河ができはじめたばかりの、「宇宙の夜明け」と言われる黎明期だ。

なんで、これほど遠い天体が「見える」のか。それは「重力レンズ」の効果だということだ。重力レンズとは、銀河などの巨大な重力のおかげで、光が屈折する現象である。ちなみにこの場合、光は引力で引っ張られて曲がるのではない。巨大重力のおかげで空間が歪んでいるので、光はその歪んだ空間を通るから曲がるのである(相対性理論)。

 とはいえ、効果は虫メガネなどのガラスのレンズと似ている。光が屈折することにより、2重に見えたり、曲がって見えたり、大きく見えたりするのだ。虫メガネとか双眼鏡を通してみると、遠くの物体が近くに見える。重力レンズでも、増光効果が得られた場合は、遠くの銀河から届いた微弱な光が増幅され、地球でキャッチできることがあるらしい。

この「重力レンズ」、アインシュタインの相対性理論で存在が予言されていたのだが、現実に効果が期待できるかどうかは疑問視されていた。虫メガネの場合は、見たいモノに向ければ、そこが大きく見える。しかし、重力レンズの場合はそんなワケにいかない。地球人が見たがる遠くの天体に、レンズが最初から「偶然に」ピントを合わせている必要があるのだ。「そんなに都合よく行くか?」ということになる。しかし、現実には効果を発揮している・・・(?)。

それはともかく、「重力で空間が歪む」と聞いて思い出すのは、「ワープ航法」だ。スタートレックや、宇宙戦艦ヤマトでおなじみだ。宇宙戦艦ヤマトは、重力で空間を折り曲げ、最短距離を通って瞬間移動する。

 鉄道に例えれば、線路を折り曲げて無理やり短くするようなものか。こうすれば、電車は目的地に早く着く!?