ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2013年09月24日 | 世界心理治療学会アドバイス
☆ 心の中の風通しをよくするために 
 嫉妬心は本能的なナマの感情ですが、どんな人でも、多かれ少なかれあるのが
ふつうです。愛情の嫉妬は別かも知れませんが、中には全く関係ない人が自分より
優位に立つと、イライラしたり、腹を立てたりするような困った人もいるのは事実
です。Gさんは27歳の会社員ですが、同期のAさんが癪にさわって仕方がないそう
です。それはルッスがよく女性にもてる、家柄がよく金持ち、自分よりランクの
上の大学を出ている、最近車を買い替えた、会社でも人気があるなど、一事が万事
すべてが彼の嫉妬心の対象でした。表面は同僚としてふつうに付き合っていたので
Aさんは気がついていないのが、幸いでしたが…
 そんな自分がたまらなく嫌で、苦しく何とかコントロールしたいと、相談に来た
のですが…
 性格分析の結果は、自己顕示欲が強く、嫉妬心や競争心が強い、どちらかと言うと
幼児的で、スタンドプレイが大好きなタイプでした。
 

 それらをどのようにコントロールするかについて、具体的にドバイスすると同時に、 
  1「00さんには負けたくないと言う気持ちは、その人が人生の主役で、負けまいと
    張り合っているあなたは、単なる脇役でしかない」
  2「どんな物事でも上には上があって、キリがないこと」
  3「00だけは誰にも負けないと思う、何かを見つけ自信をつけること」
  4 「他人は他人、自分は自分で、関係ないことと割り切ること」
   とお話ししましたが、1番が最も効果的だったようです。

 嫉妬心が強いと、いつも心の中で青い炎がメラメラと燃えている状態で、気持ち
が暗くなり、気分が優れず、また肉体的にも大変悪影響を及ぼします。
 ましてあまり関わりのない他人のことで、イライラするのはバカらしいでは
ありませんか!そんな時にはこんな方法がおすすめです。
それはその人に対するネガティブな感情を、文章にして書いてみて、それを
しばらくしてから、改めて読んでみること。
 文章は大変知的な作業ですので、自分を客観視することができると思いますが
Gさんは苛立つ度にそれをくり返し、その嫉妬心から解放されました。
 どんな人でも、「自分の人生の主役は自分自身」であることを、時折認識する
ことが重要で、大変役立つのではないかと私は思います。
 もしも心あたりがある方は、試してみてはいかがでしょうか?

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