ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2016年04月21日 | 世界心理治療学会アドバイス
  ☆ 無駄なエネルギーを使わないために
 嫉妬心は本能的なナマの感情ですが、どんな人でも、多かれ少なかれ
あるのがふつうです。愛情の嫉妬は別だと思いますが、中には全く関係
ないことでも他人が自分より優位に立つと、イライラしたり、腹を
立てたりするような人もいるのは事実です。
 Mさんは32歳の商社マンですが、同期のAさんが癪にさわって仕方が
ないそうです。その理由はルッスがよく女性にもてる、家柄がよく金持ち
自分よりレベルの高い大学を出ている、会社でも人気があるなどでした。
 それらのすべてが彼の嫉妬心の対象で、表面は同僚としてふつうに付き
合っていたので、Aさんは気がついていないのが幸いでしたが…
「何故他人の事でこんなにイライラするのだろう」と、そんな自分が
たまらなく嫌で、苦しんで私の著書を読んで、自分と同じような指導例
を読んで、「自分も変われるかも知れない」と相談に来ました。
※羽根木公園は緑が濃くなってきました。

 性格分析の結果は、自己顕示欲が強く、嫉妬心や競争心が強い、ど
ちらかと言うと幼児性が強く、スタンドプレイが大好き、プライドが
高く負けず嫌いですが、その割に人間が大好きなタイプでした。
 それらのネガティブな要素をどうにコントロールするかについて
具体的にアドバイスすると同時に、次のようにお話しをしました。
 1「00さんには負けたくないと言う気持ちは、その人が人生の主役    でそれに張り合っているあなたは、単なる脇役でしかない」
 2「どんな物事でも上には上がある、例えば00地方1、日本1
  世界1などのようキリがないこと」
 3「これだけは誰にも負けないと思う、何かを見つけ自信をつける
   こと」
 4「他人は他人、自分は自分で、関係ないことと割り切ること」
   とお話ししました。プライドが高いMさんにとっては、1番
  が最も効果的で、ハッときづいたようでした。
※ 私の樹も随分大きくなりました。

 競争心はある程度自分を向上させるためのバネになりますが、嫉妬心
はいつも心の中で青い炎がメラメラと燃えている状態で、気持ちが暗く
なり、また肉体的にも大変悪影響を及ぼすだけで、何のメリットは
ありません。ましてあまり関わりのない他人のことで、ストレスを
ためるのははバカらしいではありませんか!
 そんな時にはこその人に対するネガティブな感情を、文章にして
書き出して、それをしばらくしてから、改めて読んでみること。
  文章は大変知的な作業ですので、感情ではなく、冷静に客観視
することができると思います。Mさんは苛立つ度にそれをくり返し、その
嫉妬心からすっかり解放されました。
※梅の木には実がなっていてびっくりしました。
 
 どんな人でも、「自分の人生の主役は自分自身」であることを
時折意識することが重要で、それが役立つのではないかと私は
思います。もしも心あたりがある方は、試してみてはいかがで
しょうか?「世界でたった一人で、もっとも大切なご自分」です。
 他人と比較してばかりいては、決して幸せにはなれませんし
「自分の人生の主役」にはなれませんよ。
「幸せの第一ステップは自分を愛すること」決してお忘れなく。

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