ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

今まで生きてきた道 Ⅱ

2006年06月17日 | 
★ ヨーガに独自の方法を取り入れた
 わたしは催眠法のインストラクターですので、ヨーガの最後に行うリラク
ゼーションに、潜在能力に語りかけるような、「自分がますます好きになる」
「思ったことは必ず実現できる」「とらわれやこだわりがなくなり、考え方が
だんだん柔軟になる」「だんだん健康になり、いつでも穏やかな気分でいられる」
など、そのときどきに毎回違いますが、心癒すような音楽を流し約15分間行いました。
 それが生徒さんには大変好評で、レッスン後の生徒さん達は、とてもスッキリ
とした穏やかな表情になりました。
 その頃は、「ストレス」や「リラックス」などはあまり普遍的ではなかった
のですが、わたし独自の指導法を「リラックス・ヨーガ」と名付けました。

★ ヨーガの大ブーム
 ヨーガ教室と併設したカウンセリングルームは、あまりにも多い生徒さんを
捌き切れず、しばらく休業することにしました。せめてもっとも混雑する夜
だけでももう一箇所会場を開こうと考え、そして駅前のビルの一室を見せて
もらいましたが、そこは陰気くさくわたしの趣味に合わず、諦めて帰るとき
見たのが、同じ階に鏡が壁一面に張ってある明るい会場でした。
 わたしはここを借りたいと思い、ダメモトでそのビルのオーナーに訊ね
ましたら、何と二つ返事で借りられることになったのです。
 夫は同じ梅丘商店街でお店を開いていましたが、そのオーナーとは幼馴染で
事業家のご主人は薬局をはじめ、いろいろな経営をしていたようです。
 後で夫に「駅前ビルの一室が借りられた」話したら、大変びっくりしました。
そして「今まで借り手を選んで誰にも貸さなかった、だから権利金も相当
高いかも」と言われたのです。
 でもそのオーナーは一円も取らず、さらにスタジオの工事が完了するまで
家賃も要らないと言ってくれました。あまりの好条件に夫も驚いていましたが
わたしは何と運が良いのでしょう。そこは梅丘駅前ビルの2階で場所もよく、
とても広いので、ダンススタジオにしたいと思い、それを実現しましたが、
それはまた次回ご紹介しましょう。

★ いつも走って勉強した
 忙しい時間を縫ってわたしは相変わらず、毎日一所懸命でした。
都心にも近い我が家はどこに行くにも便利ですし、勉強から帰ってスタジオ
でレッスン、またヨーガ教室でレッスンをした後でなど勉強など、いつも小走
りでした。その頃はどこの大学でも、カルチャーセンター、その他の機関でも
いろいろな心理療法の講座や、心身医学、大脳生理学など、いろいろな内容の
ものをを開講していましたので、勉強するにはまったく事欠かず、また一流の
大学教授の方に、直接ご指導いただいたりなど、わたしは本当にいつもたいへん
んラッキーでした。
 また心理学にのめりこんだのは、心理療法に必要ですし、気分の変動の激し
い自分自身が「何故そうなのか、どうしたらコントロールできるか」もとても
知りたかったからです。そしてもっとも大きな気づきは「潜在意識」でした。
 その潜在意識についても、次回お話いたします。

★ 情熱のブラックホール 
 次から次にとまるで何かに追われるように、積極的に行動する自分自身に、
「自分の情熱のブラックホールに吸い込まれてしまうような」恐怖感さえ
抱いたことを今でもありありと思い出し、決して忘れることはできません。
 でも絶えず感じるのは、「これは絶対に自分以外の力が働いている、きっと
誰方かが守っていて下さる」ということでした。
 そしてある方のご紹介で、有名な霊能詩人の竹内てるよ先生にお願いして
調べて頂きましたが、その頃先生はマスコミでもあまりにも有名になられて
直接お目にかかれませんでした。お手紙でお訊ねしたところ、一年後に
こんなお返事を頂きました。
 これは今でも大切にしていますが、それを全文ご紹介しましょう。
「小池能里子さん、あなたには19歳結核で死亡した、中肉中背で色の白い
声の低い、頭の良い男性が守っています。もしもあなたが気がついていても
まったく分からなくても、ご供養いたします。あなたは周りの人に恵まれ、
囲まれてとても幸せな人です」
 わたしは「やっぱり!」と納得しました。ヨーガは精神世界ですが、それ
以前にわたしは、もっと次元の違う精神世界があることを信じて、すでに
学んでその知識があったからなのです。
 そしてわたしの半端ではない情熱は、もしかして志半ばで夭折した方が、
わたしのその思いを託したのではないかと感じました。
 それに比べたら、現在は何と安定した気分でしょう。わたしはそれから
嬉しいことがあると必ず、「有り難うございます」と、わたしの守護霊様に
感謝の気持ちを捧げる習慣がつき、今でも長年それが続いています。




































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