ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

  遺言状を書いて

2013年06月18日 | えっせー
昨日もNHKテレビでも放映していたが、相続問題で骨肉の争いがあるのは
実は私達夫婦も経験している。我が家には、娘と息子がいるが、私達の意志を
キチンと伝えるためには、専門家のアドバイスが必要と、私達は遺言状を書く
都心にある弁護士事務所に行った。
私の小学生時代の同級生の紹介だが、彼の大学時代の親友で、大昔に二度ほど伺った
こともあるが、遺言状の作成のために、その事前に私一人で訪れた。
先日必要なすべての書類を送付してあり、その書き方を教えて頂きながら
書いたばかりだ。決して財産がある訳ではないが、親が亡くなると、相続問題が
起こり、今まで仲が良かった兄弟が争ったり、縁を切ったりすることを、どれほど
見聞きしたことだろう。そんなことはないとは思うが、万が一に備え二人の意見が
一致した結果である。私達の主張を元に先生が書いて下さった文面を、間違えな
いように書くのはちょっと大変だったが、一人づつ別に書いた。


わたしの方が短い文章なので、夫より早く書き上げほっとし、何となく周りを
観察した。部屋は三つに分かれているが、相当な広さで、さらに書き物をする机
が二つあり、その上にはそれぞれ、パソコンや電話が並んでいた。
 これだけのスペース、まさしく都心の一等地で開業している弁護士さんは一体
いくら賃料を支払っているのかしらと、ちょっと気になった。
 相談するための豪華な応接セット、その反対側には先生の机や、書棚があり
ひろびろとした空間だ。息子の親友の弁護士事務所とは、大分違うなと思ったが
親子ほど違う年齢の差だろうか。都心の一等地で長年開業している弁護士さんは
やっぱりすごいのだと、妙に感心してしまった。
その帰り道、日比谷公園を通り抜けて、喫茶店でコーヒーを飲みながら、「私達
の懸案も解決したし、これならどちらがいつ死んでも大丈夫ね」と、二人で笑い
ながら話した。

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