ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

忘れられない親切にされたこと

2008年09月19日 | お母様方へのアドバイス
    ☆ 余計なお節介かもしれないけれ
 わたしは度たび新宿へ行くが、そのときに終点なのに気がつかずに、居
眠りをしている人が時折いる。わたしはそんな人を見かけるとそっと肩を叩く。
 すると飛び起きびっくりして、あわてて電車から降りていく人が多いが
中には丁寧に「有難うございます」と言う人もいる。
 別にお礼を言われたくてやっているわけではないから、ほとんどの人が
すぐに気がつき、電車から降りて行けばそれで良かったと思う。
 これはもう何年続けているのだろう。余計なお世話かなと思うときもあるけど
でもほんの些細なことでも、人様のお役に立つのはとても嬉しいのだ。
 今日も帰りに中央線の中で、隣の席に座った中年の女性が、ジャケットを
着ようとしたが、反対側の腕がなかなかとうらないので、そっと手を貸して
あげたら、「ご親切有難うございます」とお礼を言われ、「ご免なさい、余計な
ことをして」と、わたしは微笑んだ。

 わたし自身今まで沢山知らない方に親切にいただいたが、ことに忘れられない
のは、インドのデリー空港で、発熱し具合が悪いわたしに、白人の男性が
「あなた頭が痛いの?」とい聞かれ「熱があってとても痛い」と答えると
彼はバックの中から薬をだし、指先でわたしの額や首筋にすりこんでくれた。
 そのときはスーッとして、とても気持ちが良かったので、お礼を言うと「こ
れをまた後で使えば、きっと楽になるから」と、その容器に入ったベポラップ
のようなものをくれ、「お大事に良い旅を」と言って去って行った。
 また、その頃はまだ梅ヶ丘駅にエスカレーターも、エレベーターもなかった
昔のことだが旅行に行くためキャリーカーを持っていたが、重たいので階段の
途中で立ち止まり休んでいたら、後ろからその様子を見ていたらしい若い男性
が「お手伝いしましょうか」と言って、さっさと階段を上がって、また階段を
降りてホームまで持っていってくれた。
 丁寧にお礼を言ったけど、その時の素早い親切も嬉しかった。
去年もロシアでも、何故かなかなか自動改札を出られないわたしをサポート
してくれたのは、体の大きい女性だったが、ようやく出られると、嬉しそうに
ニコニコし手を振って去って行った。親切にされたことはとても嬉しいし
決して忘れられない。 だからこれからも、お節介と言われない程度の優しさ
を、誰にでもして差し上げたいと思っている。

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