偶然の一致、でも嬉しかった！

　　☆　健康を感謝して
　わたしは先日誕生日を迎え、健康を感謝してあるところに寄付をした。
何故か自分が幸せだと感じたり、感謝できることがあると、誰かのために役立
つ事をしたいと、必ず思ってしまうクセがある。
　これはもう30年以上前からだが、今はボランティアが一般的だが、その頃は
まだボランティアはそう普遍的ではなかった。現在もまだ人様のために労働
奉仕するゆとりも、また体力もないので、せめてできる範囲でお手伝いしたい
と思っている。そのため今月も感謝の気持ちを表したのだが、今日娘が「よう
やく会社も利益が出たから、いつもお世話になっている、パパとママにお礼に」
と言って封筒をくれた。開けて見ると、何とわたしが寄付した金額と同じ額の
お札が入っていたので驚いた。

　娘は自然化粧品のシナリーの販社を経営しているが、相当努力しているの
見ているので、わたし達両親はできることは手伝ってやりたいと思っている
し、日頃から親バカだが、我が娘ながらよくガンバルと感心していた。
　最近では順調に売り上げを伸ばしているらしい。わたしがレッスンを減ら
したため、空いている時間を利用し、娘は2年前からわたしのスタジオを
仕事場にしている。駅から近く、広く雰囲気も良いためか、来てくれる人達に
も好評のようだ。最近では時折メーク・アップの講習や、セミナーなど開き大勢
が頻繁に出入りするようになったが、無論使用料もキチンと払ってくれる。
　先日もわたしがヨーガレッスンを止めたら、自発的に室料を上げてくれた。
　
　それにしても、先日10億円をポンと寄付なさった奇特な方がいらしたが、
世の中にこんなお金持ちばかりなら良いが、有り余るお金持ちほどあまり
そんな行為はしないようだ。わたしは金銭欲も、物欲も、名誉欲もほとんど
ない。決して豊かではないが、自分の力で少しでも何方かのお役に立てるの
はとても嬉しいことだ。献身的にボランティアをなさる優しい心の持ち主と
比べたら、もしかして単なる自己満足かも知れないが、でもそれと同じ金額
を娘がプレゼントしてくれるなんて・・・・・・まだ子供達にお小遣いなど貰った
ことはないわたしだが、もしかして良いことをすると、どこかでそのお返しが
くるのかもしれないと、感じ不思議だったけれどとても嬉しかった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子