ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

感動この素晴らしきもの

2007年11月19日 | Weblog
   ☆ エキサイティングな初経験
 クラスメートが日本陸上連盟の役員だった関係で、わたし達12人は
「東京国際女子マラソン大会」の道路の整理員を初めて体験しました。
 昨日は雲一つなく晴れた、とても暖かい日でした。わたし達はお揃いの
黄色のコートと帽子を支給されましたが、何しろ初めての経験ですので
とても楽しみにしていました。整理の内容は沿道でで応援したり見学を
する人が、道路に飛び出して、選手の進行を妨害しないようにするため
道路に立ち、それらの行為があったらそれを制止する役目でした。
立つ場所は四谷駅前の往路側でしたが、選手がスタートし、トップランナー
通り過ぎるまで、およそ7分位の位置と聞かされていました。
 四谷駅前に全員が集まり、道路に立ち整理をすることついて、注意事項を
説明され、わたし達は往路際の定位置に、約5メートル間隔に並び立ちました。
 12時10分にスタートでしたので、わたしはちょつとドキドキして選手
達が表れるのを待ちました。整理員は道路に背を向けていなければなりま
せんが、でも斜め方向を見ると、選手達がどんどん走って通過する様子が
よく見えとてもダイナミックでした。選手達がすべてその地点を通過したとこ
わたし達は上智大の傍の土手で、それぞれが持ってきたお弁当を食べました。
  ☆ 感動を有り難う
 休憩をはさんで選手達が戻ってくる時間に定位置に立ちましたが、反対側
が復路で選手達が帰ってくるため、反対側には沢山の人がいました。
 でもわたしの定位置にはほとんど人がいないので、今度は前を向いて、選手達
の走っていく様子をハッキリ見ることができました。
大会新記録が出たそうですが、野口みずき選手はトップで走ってきましたが
迫力があり「ヤッパリ凄いな」と思いました。
 500人以上出場したそうですが、上位何人かが通り過ぎてからしばらくとぎれ
誰も通過しないこともあり、時間とともに日陰になりだんだん寒くなりました。
 やがて次から次にとランナー達が走り抜けていきましたが、選手を応援する
声が多く、わたしも応援したくなるのを我慢しました。
 まだまだ体力があり応援に手を振っていく人、とても疲れているような人
盲目のランナーはお互いの手を綱で結んで、男性に伴奏されていました。
 年齢層も20代から60代までさまざまで、(この大会に出場するために、どれ
ほど毎日努力をしただろう。一所懸命な姿は何で美しいのだろう)と、わたしは
涙が止まらなくて困りました。
 ことに目の前でタイムアップのため、レースを中断止させられた車に乗せられ
たランナーを見たとき、(もうゴールまで間もなくなのに、どんなに残念だろう)と気の毒でなりませんでした。でも感動の涙は心のウさを洗い流して、カタルシスになりのです。多分人生でたった一度の、この得難い貴重な経験は、わたしに
「大きな気づきと感動」を与えてくれました。
 500人の女性ランナーさん、本当に感動を有り難う。
今これを書きながらも、昨日を想いだし、また涙が溢れてくることを止められ
ない自分に、少々あきれています。
                                能里子


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