竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

スペイン巡礼 その23 雨中の一人旅

2016-07-22 18:20:30 | スペイン巡礼

6月16日 オセベイロからトリアカステラ

友人は朝になって、サリアの街に2日泊まって明日私が着くのを待ってまた一緒に歩く、と言いだしました。朝になると痛みが取れるのです。でも4キロも歩くと痛みが出ます。彼が朝から歩くことは荷物を次ぎの宿に送ると言うこと、痛くなれば引き返すと言いますが、荷物は先の宿に行ったまま、またタクシーを使うことになります。タクシー料金は50キロで50ユーロと破格に安いものの、もったいなさすぎます。明日サリアに着いたら無理をしないように説得します。彼の奥さんともメールが出来るようになったので彼女からも説得してもらいます。

今日も雨の中スタートです。友人をタクシーに乗せて歩き始めました。

雨は激しくなり、山道を下るのは危険を感じたので自動車道を歩きました。今夜泊まるトリアカステラまでこの道は続きます。

スタート地点は海抜1340メートル寒いわけです。単純な道を5時間ひたすら歩いて21キロ先のトリアカステラに昼頃つきました。ずっと10メートル先しか見えない道を歩いたので、宿に着いてほっとしました。

昨日山登りを始める少し前に観光バスから大勢の人が下りて歩き始めました。私達は極端に遅く歩いていたので追いつけませんでしたがその後どうなったのでしょうか。雨とひどい山登り、どこかでまたバスに乗ったでしょうか。また3輪の手こぎ車椅子や電動車椅子6台に介護者数人のグループもありました。きっとあそこでは自動車を利用したでしょう。

これはアーティチョークですね。

今朝もタクシーが往復走りまわっていました。友人を送ったタクシーも帰りにクラクションを鳴らして帰って行きました。この山越えは雨の中誰にとっても大変でした。霧の中の道を撮りたくても歩くのに懸命でした。

夕方小さな教会のミサに出ました。ほとんど巡礼で20人ほどいました。聖体拝領を受けない人が数人、でも最後に巡礼への祝福がありました。カトリック教会のお世話で巡礼がなりたっています。お礼の意味でミサに参加しわずかな寄付をしています。