竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

スペイン巡礼 その7 麦畑のヒナゲシ、アマポーラ

2016-07-04 19:46:51 | スペイン巡礼

5月31日 パンプローナからプェンテ・ラ・レイナまで、主に麦畑の間を歩きました。麦畑の周りや中に、地元でアマポーラと呼ばれる真っ赤なヒナゲシが咲いています。これはイギリスの麦畑でも見られた光景です。

途中の丘の上には鉄製の騎士の群像が据えられていました。

途中でコースを離れ往復5キロほどの古い教会を訪ねました。サンタマリアに捧げられたロマネスク様式の12世紀の教会です。あたりに人家はなく、厳しい時の流れを思わせます。

プェンテ・ラ・レイナはかなり大きな街で、中心に広場があります。ヨーロッパの街は教会や市庁舎の前が広場になっているケースが多く、その周りにバルやレストランがあり、店の前から広場に向かってテーブルや椅子がならべられて、外で飲み食いできるシステムになっています。日本ではよほど広い通りでもないとそんなことはできませんね。街の作りが違うんですね。

絵本作家のO氏が昨日我が家に来ました。彼は私より5日間長くパリに滞在して一週間遅れて日本に帰って来ました。パリでは5日間美術館巡りをして,出来たら将来半年ぐらいパリに滞在して絵の学校に通いたいと夢を語っていました。でも行ってみると大違い、バカンスシーズンのこともあってどこも人であふれ、人の顔も厳しくて、すぐにも日本に帰りたくなった、と言っていました。スペインの田舎でしばらく過ごしたもので、すっかり田舎風になり、あ会う人ごとにオラーと挨拶するようになっていましたから。大都会ではすっかりお上りさんになって都会人のよそよそしさに戸惑ってしまいます。

田舎はどこも親しげで、草花も優しく、教会のミサも厳かの中に親しみが持てるものでした。