竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

富士山はいい!

2013-01-30 22:06:48 | マラソン
昨夜小平に戻って来ました。
富士川あたりで富士山がとてもきれいに見えたので、写真を撮りました。



今朝は団地の9階からも富士山が見えました。
富士山が見えると気分が壮大になります。
ほんの一時だけど。

 
14日に降った雪が日陰に残っていました。
それでも今日は春が来たような暖かさで、
久しぶりに気持ちよく走れました。
 

掛川にいる間は寒くて走るのをサボリ気味だったのです。
レースまで2ヶ月弱、また真面目に走らなければ。
 
掛川でNHKのオンデマンドの番組を見ていたら、
走ることはストレス解消になると言っていました。
そう、悩みがあるような時は走ると忘れてしまいます。
 

私の場合、忘れればそれで済むようなことが多いので、それでOK。
そんなノーテンキな人間が走るから忘れっぽさが一層ひどくなるような・・・
 

蕗の薹

2013-01-23 10:18:10 | 山野草
今朝はめずらしく暖かい朝、6時の気温は6度でした。
昨日の雨のせいか蕗の薹が顔を出しました。


庭の水仙も咲き始めました。


なんとなく春の気配が感じられる朝です。
 
源氏物語の朗読もいよいよ「若菜 上」に入りました。
源氏の栄華にこれからは陰りが現れてきます。物語はいよいよ佳境に入ります。
若い頃に読んだ時は光源氏の立場に同情していました。
 
ところが歳をとると、源氏と女三宮との結婚が本来無理で、柏木こそ似つかわしい相手と感じられます。その柏木が結ばれたことを源氏に見破られて、懊悩の末死にいたります。
 
柏木と女三宮の子が源氏の子として育てられる薫です。この薫も宇治十帖では実らぬ恋をします。柏木、薫のラインが源氏や夕霧、匂宮のラインよりも心に残ります。
 
源氏物語には月の姿がしばしば描かれます。居尻でも月は小平よりもはるかに身近な存在です。昨夜風呂に入った時も月が明るく、すぐそばに木星が光っていました。
 
今よりも遙かに暗い平安朝の夜では、月の姿がもっと鮮やかだったでしょう。
自然がもっと身近で、その分自然の不可解さ、恐ろしさも身近だったことでしょう。
 
今は帰らぬ昔ですが、ここにいるとちょっとだけ身近に思われます。
 

真冬 掛川にて

2013-01-20 15:36:41 | 田舎暮らし
一昨日(金)から掛川に来ています。
小平ではまだ月曜に降った雪が残っており、
凍った道でのジョギングは出来ませんでした。
 
神奈川も厚木を過ぎると雪がなくなり、御殿場も雪はほとんどなく、
スムーズに走ることが出来ました。静岡県は雨だったようです。

 
御殿場から見た富士

居尻にも雪は無し。でも寒さは同じで、朝はマイナス4度になります。
昨日は風も強くて走りながら口の周りが冷たくて、ネックウォーマーが欲しくなりました。
今日は風はなく快晴、朝は寒かったので昼食後に走りました。
 
田圃に氷が残っていました。

山も川も静かです。
 
家の周りにはオオイヌノフグリが咲いています。

椿も咲き出しました。
 
自然は少しずつ春の準備をしています。
 

ホノルルマラソンで思うこと。

2013-01-14 21:10:53 | マラソン
朝から雪になりました。
昨日は走るのを休むつもりでした。
でも今日朝から雨になるという予報だったので、夕方走りました。
デジタルオーディオが急に止まってしまったので、真面目に走りました。
 
私は遅いくせに人に抜かれるのは好きではありません。
最近は若い実業団クラスのランナーもいて、とてもかないません。
でも自分よりちょっと早いランナーだと、私も負けまいとスピードアップします。
 
そんなことでめずらしく汗びっしょりになって10キロ走りました。
いつもゆっくり走っていても、体力作りにはなっていて、
いざとなればしっかり走れることを実感しました。

近所の雪景色
 
今日はテレビで昨年のホノルルマラソンの様子を放映していました。
癌で四回手術したと言う72歳の鳥越俊太郎氏や、フェンシング銀メダリストの太田雄貴が初マラソンに挑戦していました。
 
朝4時半、涼しいうちにスタート、制限時間は無しのマラソン。LSD、ロング・スロー・ディスタントランが大会のコンセプトと言うちょっとめずらしい市民マラソンです。参加した皆さん、それぞれに充実した体験をしたようです。
 
このマラソンはとても筋が通っています。暑いという難点を除けば、風光明媚なところを走るとても素敵なマラソンのようです。多くの市民ランナーが走りたいと思う気持ちはよく分かります。

 

でも私はホノルルマラソンは走らないでしょう。
私はフルマラソンは近所でいい。
しっかり練習をしてフルマラソンで4時間30分を目指したい。
 
3月の古河マラソンか秋のフルマラソンでそのタイムをクリアーできたら、
来年70歳を記念して宮古島100キロかサロマ湖100キロを走りたい。
フルで4時間半の走力がなければ完走はむずかしいでしょう。
 
でもタイムをクリアーできなくて100キロを走れなくてもいいのです。とにかく今のように毎月200キロ以上走れればいい。

 
スピード練習を続ければ今までの経験では必ず故障します。
故障しないためにはLSDが一番。そしてレースではちょっと頑張ればいい。
 
高齢者ランナーはそのあたりがちょうどいいようです。
明日も雪が残って走れないでしょう。ちょっと残念です。
 

坂口恭平 新政府展

2013-01-11 17:11:29 | 歴史と人類学
今回はもう一つ、外苑前のワタリウム美術館で坂口恭平の新政府展があったので、見に行きました。坂口恭平は以前路上生活者の暮らし方を、現代社会の「狩猟採集民」と見て、そのすがたをルポルタージュしていました。未開社会の狩猟採集民に関心を持っていたので、早速その本を買って読みました。
 
最近また坂口恭平のことをどこかで読んで、図書館から一昨日「独立国家の作り方」と言う本を借りて読み始めました。すると昨日朝日新聞で彼のことを特集して,ワタリウム美術館で彼の作品展をやっていると言うので、偶然の暗合に驚いて行って見る気になったのです。

 
松本竣介展のような感動はありませんでしたが、1978年生まれの若者の積極的な生き方に感心しました。早稲田の建築科を出たのに建築家にならず、自分でギターを弾いて歌ってお金を稼いだり、いろいろやって生活を立てています。奥さんも子供もいます。彼のブログはとても面白いです。
 
 
彼の優れているところは人も巻き込んで行くところです。私もいわゆる「はずれ者」ですが、いつも自分と家族のことにかかずらわって、外に積極的にかかわってはいません。まあ歳をとってからは教室みたいなことをあちこちでやっていますが、個人的なことばかりです。
 
彼は自分の携帯電話番号を公開し、自殺希望者を対象に「いのちの電話」もやっています。
 
人間の才能の違いはどうしょうもないですね。彼に脱帽です。

松本竣介展

2013-01-10 20:59:29 | 日記
このところブログをしばらく休んでいます。
 
昨年は走る意欲を失っていました。それでは糖尿病対策の運動療法になりません。
そこで走っている間に写真を撮って、それをブログに載せることで、走る意欲をかき立てようとしました。これはしばらくうまく行っていました。でも毎日走ると変化のある写真が撮れません。
 
そんな時「源氏物語」の朗読を走りながら聴くようになりました。
これがとても面白いので写真を撮ったりブログを書かなくても走り続けられます。
今「玉鬘」まで来ました。この調子なら冬中で読み終わるかもしれません。
 
完全に理解しているわけではないので、終わったらまた繰り返して読めばいいかもしれません。そんなわけでブログは休みがちになります。
 
今日は今年初めて電車に乗って都内に」出かけました。
 
行く先は用賀の世田谷美術館、松本竣介展をやっています。
家人が昨日見に行ってとてもよかったというので私も見に行くことにしました。
1月14日までなのでぎりぎりです。
 
世田谷美術館は1,2度行っています。


田園都市線の用賀から17分歩けば着くので、それ程遠くでもありません。
それに途中は「いらか道」という面白い歩道を通るので、退屈しません。


瓦と同じ焼き物で作られた道で、ところどころに百人一首が彫ってあります。

 
松本竣介は明治末年生まれ、岩手県の盛岡に育ちます。
盛岡中学一年のときに病気で聴力を失います。それから本格的に絵をこころざし、
東京で絵の勉強をします。二科会を中心に活動しルオーやモジリアニの影響も受けますが、独特の線と色彩で独自の世界を築いて行きます。でも1948年36歳の若さで病死してしまいます。

 
私は1942年作の「立てる像」が好きで絵の前にしばしたたずみました。
これほで絵に引き込まれたのは久しぶりです。

 
近頃あまり美術展にも行かず、行動半径が狭くなっていましたが、今回の体験は自分の活性化にもつながるので、これからもいい展観があれば出かけたいと思います。
 
その後もう一つ展覧会を見に行きました。それについては次回に。

古典の楽しみ

2013-01-04 20:11:22 | マラソン
今朝も快晴、寒くなりました。
最近毎日走っているので夜寝るのは9時ごろ、
5時前には起きて朝食、それからジョギングに出かけます。
 
今朝も富士山がきれいでした。

近所の家には菊が残って咲いています。
 
早寝早起き、典型的な高齢者の生活習慣ですね。
 
源氏物語は朗読では分からない部分を本で補って、
10巻目の「さかき」まで来ました。
 
ここで順風万帆だった源氏の運命かかわります。
須磨、明石の巻と逆境に陥ります。
このあたり面白いところです。
 
朗読を聴くと進行が早くなります。
毎日1時間以上走っていますから一巻読み終わってしまいます。
 
分からないところを時々本を読みながら確かめます。
 
当分走り続けますから、何度も読み返すことになるでしょう。

 
これまでは走りながらバッハやベートーベンの音楽を聴いていました。
でも毎日のことですから飽きてしまいます。
今は源氏物語のほうが面白いのです。
 
飽きが来るほど繰り返し聞けば、もっと理解できるようになるでしょう。

メールの年賀状。

2013-01-03 19:23:06 | マラソン
今朝も上天気、そろそろ休んでもいいんだけど、
走らないと気持ちが悪いようになって、今日も9時ごろ走り出しました。
 
今朝は霜もおりていず、暖かくて走りやすい日でした。

山茶花の紅もあざやかです。
 
富士山は半分雲がかかっていました。

北には雲があって日光連山は見えませんでした。
 
なんでこんなに走る気になったかというと、源氏物語の朗読を聞きたいから。
全部よく分かるわけではありません。
分からないながらも想像しながら聞くのが結構面白いのです。
今は「あおい」まで来ました。しばらくは続けるつもりです。
 
今年は一部にメールで年賀状を出しました。
実は暮に掛川で書こうと思って持って行き、
まだ書いていないのに掛川に忘れてきてしまいました。
それでメールで出すことにしたのです。
 
でもまだメールを開封していない人もいます。
私ぐらいの年齢になると、メールアドレスを持っていてもあまり利用しなくて、
メールボックスを何日も開かない人もいるようです、
 
メールはやっぱり無理かな。
 

新年、富士山がきれいに見えました。

2013-01-01 11:12:56 | マラソン
皆様、明けましておめでとうございます。
 
快晴の元日です。畑は霜で真っ白、寒い、でも気持ちのいい朝です。
 
いつものコースを少しそれて青梅街道沿いの神明宮に初詣でに行きました。

ここは小平発祥の地で、古い家々が並んでいます。
小平の市の木でもあるケヤキがあちこちに目立ちます。
 
また上水に戻って団地の9階に上がって富士山を撮りました。日光の男体山、筑波山、新宿副都心ビルも見えます。 

男体山

筑波山

今年はいろいろ勝負の年です。前半は家内との二人展や教室展を予定しています。

お正月から仕事を頑張らなければなりません。
 
後半はクアラルンプールからボルネオに行ってみたいと思っています。
プナン族のところに行けなくとも、イバン族のロングハウスにホームステイするという手もあります。彼等の籠を見てみたいと思っています。
 
3月には古河マラソン、秋にもどこかで走るつもりです。